神・風 “まつろわぬ化外の民”地の民の長である石神カムロ。彼の目的は 『八十八のケモノ』の復活阻止。
講談社コミックスタイトル:神・風
出版社:講談社
著者:士貴智志(代表作:「神・風」「XBLADE」)
ジャンル:アクション・SF
掲載誌:アフタヌーン
全7巻。
内容:一千年前、『八十八のケモノ』と戦った国津五大人の血を受け継ぐ“まつろわぬ化外の民”5種族の一つ。地の民の長である石神カムロは『八十八のケモノ』復活阻止のために、水の民を見つけるべく東京へと赴く。
が、東京について早々に、同じく『八十八のケモノ』を復活させる野望のために水の民の血を欲している“まつろわぬ化外の民”である火の民と風の民からの刺客『天津三人組』の火焔隈、藍隈の2人と、『白波五人男』の利平や力丸らの妨害に遭ってしまう。
一方、“まつろわぬ化外の民”の事を知らず、赤土(あかはに)=一般人として生きていた水の民の長・御子神みさをは、時折、自分にだけ見える雨の中のイメージの事が気になりつつも、そのうちこのイメージも見えなくなり、普通に暮らせるようになると信じて生きていた。
だがしかし、風の民の長・かえでは、調査の末、みさをこそが水の女である事を知ったかえでは、カムロに先んじてみさをの身柄を確保するため動き出していた。
今まさにみさをの日常は終わりを迎え、一千年に及ぶ宿命が迫ろうとしていた……。
感想:どマイナーなマンガです。近年、作者の士貴智志は月刊少年シリウスで「XBLADE」を好評連載中で、こちらはWikipediaの作者ページでページが作成されていますが、この「神・風」は、悲しい事にページを作ってもらえていません。
ですが、そんな事は関係なく私は断然「XBLADE」よりも「神・風」の方が面白いと感じます。
テーマもしっかりしていて、絵もきれいです。絵柄は男性的でもあり女性的でもあり、士貴智志の性別が少々、気になります。
この作品の見所は、しっかりと練られた設定というバックボーン。そして読者へと訴えるメッセージ性にあると思います。作者が何を書きたいかが非常にわかりやすい。
内容の方も現代劇にも係わらず御伽噺かのように描かれており、まるで本当に『八十八のケモノ』という伝承が日本のどこかに、あるんじゃないかと思って、調べた日の事が今では懐かしい限り。
一方、「XBLADE」は何がしたいか残念ながらわかりません。もしかしてチャンバラアクションだけが目的なんでしょうか?
ですが、そんな事は関係なく私は断然「XBLADE」よりも「神・風」の方が面白いと感じます。
テーマもしっかりしていて、絵もきれいです。絵柄は男性的でもあり女性的でもあり、士貴智志の性別が少々、気になります。
この作品の見所は、しっかりと練られた設定というバックボーン。そして読者へと訴えるメッセージ性にあると思います。作者が何を書きたいかが非常にわかりやすい。
内容の方も現代劇にも係わらず御伽噺かのように描かれており、まるで本当に『八十八のケモノ』という伝承が日本のどこかに、あるんじゃないかと思って、調べた日の事が今では懐かしい限り。
一方、「XBLADE」は何がしたいか残念ながらわかりません。もしかしてチャンバラアクションだけが目的なんでしょうか?
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