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    悪の教典 映画化までされる貴志祐介原作小説の漫画版。作画は烏山英司。

    講談社コミックス
    11 /03 2012
    悪の教典(1) (アフタヌーンKC)   表の顔は理想の教師。しかし、その実態は…。

    タイトル悪の教典
    出版社講談社
    作画烏山英司
    原作貴志祐介(代表作:「悪の教典」「新世界より」)
    ジャンルサイコホラー
    掲載誌good!アフタヌーン
    1巻以下続刊。

    内容:不良生徒やモンスターペアレント、集団カンニングに、淫行教師などの問題を抱える東京都町田市の私立高校につとめる蓮実聖司は、有能で人気者。しかし、彼にはとんでもない裏の顔があった。
    そして文化祭の前日、遂に事件は起きてしまう。

    感想:展開がもうわかりやすいくらいバッドエンドに向かって描かれています。桜庭一樹の「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」のようにわかりやすく一直線です。
    “裏の顔を持つ教師”という事で、近年では、「死がふたりを分かつまで」にも登場する「ジーザス(JESUS)」や、「君のナイフ」の志貴を思い浮かべなくもないですが、この作品の蓮実聖司はまるで違います。
    この二人との決定的な違いは、蓮実聖司は本性が“完全な悪”であるという一点です。
    作品の空気や構成は「告白」に近いと感じます。
    とにかく言える事は、狡猾な人間が、その本性を剥き出しにするまでが描かれていく作品であると言う事。一人の人間を掘り下げていく作品や、心理描写に特化した作品が好きな人にオススメ。
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    無様な愚か者

    画像は英雄伝説 黎の軌跡に登場する御方。

    私は1984年生まれで福岡出身福岡在住です。
    趣味と株式投資に時間を取られ更新滞っていたため、掲載内容を投資録+レビューに変更しました。

    株式投資は長期投資(1年~5年保有)を主軸としていますが、短中期をやらないという訳でもないです。
    投資判断はファンダメンタルズ分析をメインにしてますがテクニカルもある程度は気にします。

    レビューはコアな内容でも気にせず趣味に走って掲載する方針です。