オーディオ
ついこの前、ヴィンテージオーディオの楽しみを書いたらMarantz 7の不具合に遭遇。ボリュームがガタつくようになり、回すとボソボソとノイズが出るようになってきた。年末のこの時期に修理に出すと時間がかかりそうだし、おそらく電気的なことではなく、物理…
このブログを始めた2018年に、古いのMarantzのセパレートアンプを購入して、それまでのピュアオーディオとは異なる方向に進み始めて今年で7年になった。きっかけは、それまでの高解像度、高音質のオーディオの音に飽きてしまったこと。「飽きた」というとな…
タイトルの通り、昨年から今年にかけてリリースされたレコードを何枚か買ってみて気になることがある。一言で言えば、パッケージとしての作りが粗雑。2020年ごろまでにリリースされたものには、そうした印象はなかったので、コロナ後のいくつかの要因が絡ん…
米国SHUREの国内代理店の完実電気のアウトレットサイトで、倉庫で見つかったデッドストックのM44G, M44-7等のカートリッジや交換針の販売が開始されるとの記事をオーディオ関連情報のサイトで見て、購入することにした。 M44G, M44-7の価格は、それぞれ17,60…
レコードを濡らした状態で再生するとノイズが少なくて音がよい、というのは昔から一部で言われていて、実際にそうしたアクセサリーが販売されていたこともあった。今回はそんな話。でも、危険な方法なので、以下の注意事項を一読を。 注意・免責:本記事で紹…
普段、仕事をするときや音楽制作をするときはFostexのデスクトップスピーカーを使っていて、それなりに良い音で気分良く過ごせている。音楽制作でも、最初の段階では、細部の表現よりも低音が効いている音をスピーカーで大きめに鳴らしながら、いろいろ試行…
最近リリースされる作品はCDとレコードが同時にリリースされる、あるいはカセットまでリリースされて、多様なフィジカルメディアが選択できるのはいいのだけど、インフレと為替レートの影響もあって価格が高騰している。 いつまでも昔ながらのLP1枚 2,500円…
去年の8月に購入したビンテージのCDプレーヤー、Marantz CD-34。気に入ってCDをよくかけていたたら、3月に入って電源を入れいるときにバリバリっというノイズが出るようなり、それでもCDをセットすると再生はしていたが、ある日からCDを認識しなくなってしま…
年齢を重ねるごとに耳鳴りが気になる。それは、ライブハウスで大音量のバンドを見た後の帰りで耳がずっと「キーン」と鳴っている状態が24時間続くようなもの。最初の頃は左耳だけだったが、今では右耳の側も同じ状態で、疲れが溜まったりすると、「ガサガサ…
最近オーディオの記事を書いていないが、夜はMarantz 7で相変わらずレコードやCDをかけて聴いている。パワーアンプは70年代後期の中堅パワーアンプのModel 3250。これは抜け良いサウンドで気に入っているのだけど、左チャンネルのボリュームにガリが出始めて…
ちょっと訳あって、FOSTEX(フォステクス)のデスクトップ向けの小型パワードスピーカーを購入することになった少し長い話を。 iPadProで仕事をする 僕はAppleのiPadという製品が好きで、最初にリリースされたモデルからずっと世代を追って使っている。iPad…
ビンテージのMarantz CD-34を買ってからあれこれCDを聴いている。35年前に手に入れたCDを38年前のCDプレーヤーで聴くというタイムトンネルみたいなこと毎日やっている。ワークスペース兼リビングは2階にあってCDやレコードの保管場所は3階なので、 CDやレコ…
最近はアナログレコードのことばかり書いているけど、もちろん日常的にはCDやストリーミングも聴く。CDについては、90年代の製品のNakamichi CD-4のデジタルアウトをATOLLのDAC200につないで聴いていて、それはそれで大きな不満はなかったが、ハイファイ堂で…
実はこの記事は5月末頃に書いていて、その後状況が変わったのでボツにしていたが、誰かの参考にはなるかもしれないので公開することに。 ことの発端は、5月末にあったiOS/iPadOSのアップデートでライトニングポートのUSBアダプタが電源供給をしなくなってし…
これまで何度もSHUREのカートリッジの交換針のことを書いているが、とっくに純正針が手に入らない状況ではサードパーティの互換針に頼らざるを得ない。以前はJICOという選択肢があったが、1万円、2万円以上の無垢針やSAS針ばかりとなると、そうそう交換ばか…
毎日厳しい暑さが続くので軽い話題。昨年秋にウッドケース化したSHURE V15 Type3、オリジナルよりも深度がある音楽を聴かせてくれていたが、M44G用のNAGAOKAの針が登場してから鳴りっぷりの良さでそっちばかりに。ただ、やはり音楽の細部までの緻密な表現で…
レコード関連用品の老舗であるナガオカから新しいM44G互換針が発売になった。価格は4,480円と手頃。以前からナガオカはSHURE M44G、M75EBなどの互換交換針を提供していたので、今回は再登場となる。JICOのM44Gの互換針は16,000円以上するダイヤモンド無垢針…
長い間、中古レコードを買ってきて感じるのは、年々コンディションのばらつきが大きくなっていること。発売から40年、50年以上の時間を経ているので当然のことではあるけれど。特にこの10年は、DJ用途が広がったせいで、そのラフな扱いや重針圧で再生された…
1m/370円と安価なWestern Electric(ウエスタン・エレクトリック)のスピーカーケーブルの話を前に書いたが、今回はその続編。そのケーブルは、80年頃の製造らしい0.5ミリ程の細い針金状の単線ケーブルで、そのか細い外観は本当に大丈夫なのか心配になるほど…
これまでもSHURE M44GやM75EB Type2をシルバーハートの黒檀やローズウッドの材質でウッドケース化を行なってサウンドの変化を楽しんできたが、いよいよV15 Type3のウッドケース化をやってみた。今回はその話を。 カートリッジとウッドケースの関係 カートリ…
レコードを聴くにはカートリッジが必要で、その針は消耗品なのでいずれ交換が必要になる。ただ針先のクオリティやユーザーの使用状況によってその寿命はずいぶん変わる。きちんとクリーニングされた埃のないレコードを再生するのと、クリーニングをしないで…
この写真のBang&OlufsenのBeoplay M3 Bluetoothスピーカー、2018年に購入してから、小型で、音もそこそこ良く、インターネットラジオやストリーミングをBGMにする時に重宝していたが、今週初めに電源がONにならなくなってしまった。 それで、Bang&OlufsenのW…
Western Electric(ウエスタン・エレクトリック)のスピーカーケーブルの話。ウエスタン・エレクトリックのビンテージケーブルというのは、一部では絶対的な支持があり、カルトアイテム的な印象を持っていた。 ウエスタンエレクトリック社は1869年に電信設備…
アナログレコードのレーベル面がある内側の無音部分(ランアウトとも呼ばれる)には、そのレコードに関する情報が刻印されていて、コレクターや音の良いレコードを探す人にとっては重要な情報源となっている。それはレコードが制作されるプロセスとも密接に…
仕事が詰まってしまってブログのまとまった記事が書けないのはストレスだったりするけど、レコードは相変わらずインターネットで買っていたりする。そんなこんなの中でメインで使っていたビンテージのプリアンプMarantz Model 7が不調に。 少し前からボリュ…
『analog誌『2022/Winter Vol.74』にカートリッジ の消磁に関する記事があったので検証してみた。この記事にもある通りカートリッジ の消磁はMCカートリッジではよく言われるが、MMカートリッジでも帯磁は音の劣化の原因になる(コイルの鉄心が帯磁する)。…
このブログを書き始めた2018年の初め頃からSHUREのカートリッジを意識してポツポツ集めて、いろいろ試行錯誤しながら聴いてみて、最近ようやく思うような音で再生ができるようになってきた。以前書いた記事と重複するところもあるが、SHUREのカートリッジ に…
山本音響工芸のツゲ材ヘッドシェルに取り付けて聴いていたShure V15 Type IV、どうもJICO製の楕円針が寿命なのか、最近音の伸びいまひとつ。Type IV用にJICOのSAS針を注文しようかとも考えたが、それも当たり前過ぎるしな....と考えて時間が過ぎていたところ…
ロスレスストリーミングになったApple Music。いろいろと聴いて確かに音質が向上しているし、これまでのそこそこ音の良いBGMというか、気になるアルバムを試聴してチェックする用途から、音楽を真剣に聴く、鑑賞に耐えるものとなった。 もちろん全てが素晴ら…
Apple Music ロスレスストリーミングが始まってからいろいろ聴いてみて想像以上に品質が良く、これだけ高品質の音源が月額980円で提供されるのは、ハイファイグレード音源の民主化ともいえそうだ。 Apple Musicのロスレスとは? ハイレゾである意味は? ロス…