ゲーム紹介:グースカパースカ (箱入り新装版)
ジャンケン札の心理戦で得点稼ぐ
グースカパースカ(箱入り新版)
メーカー: すごろくや (日本), 発売年: 2011年 (原版2009年)
作者: 居椿 善久 (いつばき よしひさ)
イラスト: 有澤 好洋 (ありさわ よしひろ), グラフィック: 遠藤 祐子 (えんどう ゆうこ)
6才~大人, 2人専用, 所要10分, ルール難度:★ (1)
『グースカパースカ』は、手札のグー・チョキ・パーのカードを せーので見せ合うことでジャンケン勝負をし、コインをより多く獲得していく、大人の情報戦ゲームです。
※ 「箱入り新版」は、大好評をいただいて品切れとなった2009年初版の『グースカパースカ』が、カードが耐久性のあるものに変わり、専用コインチップが付いて厚手の小さな箱に入れられた新仕様です。
【物語】荒野の街にならず者がはこびっています。ならず者は実業家を狙い、実業家は保安官を雇い、保安官はならず者を捕まえようとしています。金貨をもっともせしめるのはいったい誰なのでしょうか?
毎回、手札からカードを1枚選んでセット、せーので表にしてジャンケン勝負をします。このジャンケン勝負によって、勝った方は カードに描かれた金貨の合計分だけ、得点となるコインを獲得します。アイコの場合は、カードが据え置かれて勝負は持ち越しとなります。
一方、勝負に負けた方には、使われたカードがすべて手札に戻ってきます。これにより、前半は負けているように見えても、実はちゃくちゃくと後半の巻き返しを考えた蓄えをする、というようなことが狙えます。
こうしてゲームを続けていき、ストックのコイン、またはどちらかのカードが尽きたらゲーム終了、獲得したコインの数が多いほうが勝者となります。
ルールは簡単なゲームですが、他にもいくつかのポイントがあります。
- グー・チョキ・パーの枚数配分に偏りがある
- 遊ぶたびに、ゲームに使わないカードが数枚ある
- ストックのコインの不足分は相手から奪うことができる
- アイコであっても手札が無くなればゲームは終わる
これらが絡みあって心理戦と情報戦をより深いものにしています。
ここがオススメ: お手軽でありながら、見える部分と見えない部分がほどよい線で錯綜し、最後まで気が抜けない鋭い読み合いが悩ましい、自信をもってお薦めできるゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
Twitterより
そこで見た「グースカパースカ」というカードゲームが非常に奥深い。中身は単に札を出してジャンケンをするというだけなのに、出せる手の数があらかじめ決まっているので、ものすごい読み合いになる。かと思えば、読んで読んで読んだ末に出した札が、何も考えないで直感で出された札にあっさり負ける。
— NanNan-Croket (@NanNan_Croket) June 23, 2013
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