ミニ特集:震災に駆けつけた人々
『証言 自衛隊員たちの東日本大震災』
『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』
『記者は何を見たのか 3.11東日本大震災』
『記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞』
『東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」』
『証言 自衛隊員たちの東日本大震災』
大場一石 並木書房
●被災した松島基地の判断。海上捜索の日々。遺体の個人識別に赴く歯科医官…
航空自衛隊のOBさんが、取材した。
だからこそのトーンが染みてきます。
こちらで紹介
『証言 自衛隊員たちの東日本大震災』
マガジンハウスから、写真集もでています
『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』
河北新報社 文藝春秋
●号外の重要さ、取材の厳しさ、現場の判断…
現地の、現地を知る、現地に生きる人々の、地元新聞社の胆力が心底まで試された、その記録。
この日、おそらく生涯忘れられないであろう言葉があった。「壊滅」という言葉だ。
いったい壊滅とはどういう状態なのか。すぐには呑み込めない。津波で何もかも無くなった意味だろうと、頭では理解できる。だが、現実の光景としてのイメージがまったく湧いてこない。
そこには多くの人間が暮らしていたわけで、それが無になるはずがない。これまでの取材経験において「壊滅」という言葉を聞いたことがないし、原稿で書いたこともない。
だが、テレビが刻々と伝える被災地の様子は明らかに「壊滅」している。
「爆心地だ」比喩ではなくそう思った。教科書の中の「歴史」でしかなかった戦中のモノクロ写真が、そのまま目の前で再現されている。
「犠牲『万単位に』」翌14日朝刊の見出しはこうなった。他紙は「死者1万人以上」(読売新聞)、「死者は万人単位」(朝日新聞)と付けたが、「犠牲者」と打ったのは河北ただ一紙だけだった。
犠牲「万単位に」宮城知事認識 避難者、6県で45万人超 http://bit.ly/eHcUWQ
— 河北新報オンラインニュース (@kahoku_shimpo) 2011年3月13日
文庫版も出ています。
電子書籍もあります Kobo版↓
Kindle版電子書籍 ↓
仙台に本社を置く「河北新報」という地元紙がある。震災のあった年の秋に『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』という単行本を刊行しており、仙台市を訪ねた折に書店でこれを買い求め、読んだ。全国紙とは全く異なる新聞作りの姿勢。自らもまた被災者である新聞社の作る紙面の重みを感じた。
— kenken76 (@as_kenken76) 2015, 3月 11
河北新報のいちばん長い日。震災当日からの河北新報記者たちの壮絶な闘いの日々を記録した一冊。震災の被災者であると同時に、第三者として報道する立場に立たされた記者たちのジレンマや焦燥、報道に対する姿勢のあり方が問われる。テレビや全国紙ではわからない本当の震災の恐ろしさを思い知らされる
— あおい (@aoi616) 2014, 5月 23
こちらは当時の新聞の記録 ↓
『記者は何を見たのか 3.11東日本大震災』
読売新聞社 中央公論新社
●東日本大震災の取材にあたった読売新聞記者78人が、現地で何を見て、いかに感じ、何を考えたかの体験記
津波編、原発編、東京・千葉編、官邸・東電編など、各地各現場での記者の思いが綴られます。
好評につき、文庫版が出ています。
読了。読売新聞社『記者は何を見たのか 3.11東日本大震災』中公文庫。大震災から半年後に緊急出版された記者たちによるドキュメンタリー。記者たちの中にも被災者が居るなど、様々な状況下で被災地に向き合い、怒りや悲しみを感じながら、様々な考え、視点で記事を書いている点が興味深かった。
— ことぶきジロー (@_Havona) 2014, 3月 4
『記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞』
門田隆将 KADOKAWA
●ドキュメンタリーというよりは、石井光太の『遺体 震災、津波の果てに』と同様、ドラマストーリーに再構成されすぎたタイプ。
なまなましい語り(ナラティヴ)を感じたいなら、上掲の『河北新報のいちばん長い日』『記者は何を見たのか 3.11東日本大震災』『証言 自衛隊員たちの東日本大震災』などがおすすめ。
好評につき、文庫版も電子書籍も出ています。
電子書籍もあります Kobo版↓
Kindle版電子書籍 ↓
『東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」』
トム・ギル 編 人文書院
●国内外の研究者やボランティアが見た、日本の被災現場。
こちらで紹介
『東日本大震災の人類学 津波、原発事故と被災者たちの「その後」』
おまけ
東日本大震災でも日本の太平洋横断ケーブル12本のうち7本が切断されたんですよね、たまたまその時茨城とアメリカを結ぶケーブルの修理に出て下さってたケーブル修理船オーシャンリンクがその後大車輪で修理しまくって下さったおかげで通信網は何とか保たれた 有り難すぎるhttps://t.co/zXtuoiBiKl https://t.co/8XqChFx3S7
— あかこ 24春追加接種完了 💙💛 (@akakored) 2024年8月11日
『ミニ特集:地震・火山災害研究の本 その2』
『ミニ特集:地震・火山災害研究の本 その1』
『ミニ特集:地震研究の本』
『ミニ特集:災害・防災研究の本 その6』
『ミニ特集:災害・防災研究の本 その5』
『ミニ特集:災害・防災研究の本 その4』
『ミニ特集:つなみ 津波の研究 その2』
『ミニ特集:つなみ 津波の研究 その1』
『ミニ特集:3.11の日本と韓国』