平成27年6月議会(3)

○議長(宇戸健次君)

 小坪慎也議員の質問中でございますが、会議運営上、これより暫時休憩をいたします。午後引き続き、小坪慎也議員の一般質問をおこなうことといたします。
               休憩 12時10分
               再開 13時10分

○議長(宇戸健次君)

 定足数に達していますので、ただいまから会議を再開いたします。

 午前中に引き続き、一般質問をおこないます。小坪慎也議員。

◆2番(小坪慎也君)

 午前中に引き続きまして、一般質問を続けさせていただきます。

 それでは3点目のスポーツ振興について、質問させていただきます。これはもう市長方針でございますので、市長にお伺いします。スポーツ全体に対して、海岸線を中心に、行橋市はスポーツでガンガンやっていくんだというふうに私は認識しているんですが、間違いないでしょうか。もう全力でいくなら全力いくという答弁をお願いします。

○議長(宇戸健次君)

 田中市長。

◎市長(田中純君)

 お全力でまいります。

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 極めて端的な表現をありがとうございます。これは、私の持論にもなりますが、スポーツイベントというのは一過性のものでございますので、年間を通して切れ目なく、沢山のものを打っていくべきだと私は考えています。執行部の見解も同様であると思います。

 その上で、先程、ちょっとマラソンについて話をさせていただいたんですが、行橋にはビーチサッカーがございまして、それが大層強い。もう大層強いというのが、一般質問の目的の1つに、配付資料のCの1、Cの2のほうにまとめさせていただいておりますが、これは本人たちにヒアリングしながら一緒に作ったものであります。

 これですね、もう大層強いと言わせていただきますが、本当に強いんですね。ドルソーレ北九州というチームでして、これは市長方針にもある、もう全力でいくという力強い答弁をいただいたんですが、その中のスポーツとして、特にこちらにもあわせて力を入れていただけたらなと。

 ちょっと読み上げにはなるんですけども、チームの構成員の内、5割を行橋市民にしている。ドルソーレ北九州と付いていますけど、北九州市民は多くはない。代表者、キャプテン共に行橋市民で、これが凄いんですよ。ビーチサッカーのワールドカップ日本代表に2名選出しております。日本代表は、昨年だと思いますが、AFCアジアサッカー連盟にて準優勝、これはワールドカップの出場権も現在獲得しております。下は、これはJFAのホームページになるんですが、ここにカタール2015、イランを準決勝で下し、ワールドカップの出場権を獲得ということで、JFAにも掲示をされております。ここについて、力を少し入れていただきたいなという質問になります。

 資料の2ページ目を御覧ください。表題にドルソーレ行橋にするべきと書いております。これは、ちょっと練習のほうに行かせていただきまして、本人たちに、さらっと何で北九州なんですかと聞いてみたんですが、そしたら実はあまり意味がないと。九州リーグとかを戦うもので、例えばサガン鳥栖であったりJリーグとかが地名を付けておりますから、そういう意図で付けたんだったんじゃないかなと思う、で北九州と付けた意味が、そもそもあまりないと。別にドルソーレ行橋でもいいくらいだと、笑って言っていたので、本人たちは、かえても良いということでした。行橋市としても、もう全面バックアップして、ブランディング戦略の一助にしていただきたいなと私は考えています。

 ビーチサッカー及びドルソーレ北九州について、市長はどのような認識をお持ちでしょうか、お願いします。

○議長(宇戸健次君)

 田中市長。

◎市長(田中純君)

 ビーチサッカーのドルソーレ北九州に対しては、私どもは非常に、少なくとも現状でも、大変感謝しているところございます。

 と申しますのも、先程全力でまいりますと申し上げましたけれども、その発端となった、あるいは、これはいけるぞ、という感触を与えてくれたことが多々あるんですが、その中の感触のひとつを与えてくれたのは、昨年度の夏にドルソーレが東京でしたか、プロのチームを呼んでエキシビジョンをやって、それであわせてビーチのスポーツ、私も初めて知るような極めてマイナーなスポーツも含めて、一日あそこでスポーツ大会をやったわけです。そのときの人の集まりぐあい、あるいは、そのときの地元の歓迎のしぶり、そういったものを見て、ああ、これはビーチサッカーという、聞き慣れない、現状でも恐らくマイナーだと言っても差し支えないと思いますが、でもこれだけの集客力と、あるいはこれだけの人を湧き立たせる要素があるんだな、ということで大きくそういう感触を与えてくれたチームですので、そういう意味では、まず彼らに対しては感謝しているということでございます。

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 私も個人的にとても応援しております。また市長からも温かい言葉をいただけて、とてもいま嬉しく思っております。
 その上で、市長がそういう意向であったとしても、ある程度の支援はできるかと思うんですが、行橋市、つまり行政としては、自治体としては、強くは支援しづらい体制にあるんですね。

 いま市長のほうからマイナーという言葉がありましたが、実際にそうです。まだ実際にマイナーでございますし、JFAのホームページには出ているんですが、県のほうでは新興スポーツの枠に確かなっていたと思うんですね。ここは行政からの補助というのが基本的にできない。県ありきという考え方でいけば、できないというふうに考えております。

 その上で、ドルソーレの成績なんですが、これもちょっと読み上げになってしまうんですけども、資料の2ページ目、Cの2の成績のほうを御覧ください。すごいですよ。初年度に優勝して以降、九州内のチームには、4年間にわたり全勝、1敗もしていない強豪チームです。日本代表にも2名を輩出し、昨年度においても全国のベスト8に輝いております。全国規模の大会、実質の全国大会である沖縄において、本年度3月には優勝を果たしております。

 じゃ彼らの実態はどういうかたちかと言いますと、専従の選手はおらず、全ての選手が仕事を持っており、昼は仕事、夕方より練習に励んでおります。

 この全国大会等で成績を残すためには、これは彼らから別に求められたというより、私がちょっとヒアリングをしてまとめたんですけども、やはり様々な大会に出ております。沖縄、大分、熊本、福岡、熊本、8月が大阪、岡山、福岡、山口、熊本と。参加費と移動宿泊費、総計138万円掛かっている。当然、彼らは、これは手出しで出していて、これを補助してください、という思惑で私は質問しているわけではないんですね。ただ、やはり仕事をしながら、これだけ捻出するのは、やっぱり厳しいでしょうし、特に沖縄戦は、上の表の一番上に書いていますが、移動宿泊費でやはり40万円掛かっている。これを若い子たちが捻出するのは相当にきついと思っております。

 またドルソーレの貢献について、説明させていただきます。下のページの貢献のところ、地域サッカー教室にも参加し、幼稚園、小学校、中学校と幅広く地域活動もおこなってきたそうです。また行橋においても、5年間にわたり大会を主催しておりまして、これもすごいなと思ったんですが、今年度の9月20日に開催されて、九州リーグが8月30日、行橋に来る。これは初めてのことだそうで、ドルソーレが成績を残してきた中で九州リーグが行橋に来るんだなと。

 これは市に対して多大な貢献をしている。ドルソーレ単体でも、私は思うんですが、彼らに、どういう要望がありますかとか、そういうことを聞いてみたんですけど、ないと言われたんですよ。そのときに補助金の在り方について考えたんです。例えば、100%出資して、どんどんどんどん補助金づけとは言いませんけれども、継続的に何かが入って来るかたちになると、人は自ら立つということを、私はやめていくと思うんです。ですから100%補助とか補助の仕方というのもしっかり考えていかなければいけないと思っています。

 その中で、また今の意見とは半分また別の部分になってくるんですけど、今後ドルソーレ以外に全国に名を轟かすような競合チームが行橋から誕生したときに、それが新興スポーツであって、まだマイナーだからということで県の枠組みの中で、という考え方であれば、市は何もできないとは言いませんけど、大した施策ができないと。それは、私は違うんじゃないかと思うんです。むしろ行橋市に強いチームがいるんだから、これをマイナーからメジャーにやっていく努力でしたり、その子たちが動いていこうというときに、ある程度の補助をすべきじゃないかと。

 何でもかんでもするんじゃなくて、例えば全国ベスト8ですとか、16ですとか、クラブのサッカーチームの体制がしっかりしていることですとか等々を勘案して、条件を付けた状態で、県の枠組みとは異なり、だって福岡県からしたらどうでもいいことはないでしょうけど、行橋市が自身の行橋市のブランディング戦略をやっていく中で、広告とは言いませんけども、やっていく中で、県の枠組みにかかわらず、スポーツに力を入れる行橋市であれば、独自に動けるような体制をつくっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(宇戸健次君)

 田中市長。

◎市長(田中純君)

 基本的には大賛成であります。まず私は他の市町村、あるいは他の府県に行って挨拶を求められたときに、よく言うんですけど、私どもは、まず、ゆくはし、と呼んでいただけることから、まず始めていると。大抵の所に行くと、福岡県内であっても依然としてまだ、ゆきはし、としか呼んでもらえなかったり、遠くの地方に行きますと、ぎょうはし、とか言われたりしてガッカリすることが多々あるんですけど、そういった意味で、行橋の名前を正確に知らしめていただけるというようなことを、スポーツを通じてやっていただけるということで、もしあるならば、それは宣伝費に換算すれば、極めてローコストと言えなくもないし、あわせて行橋市の市民がちゃんと行橋という地名を呼んでもらえるように、日本全国で行橋の存在を知っていただくというような活動に寄与していただける。今の例で申し上げますと、ドルソーレ北九州から行橋にかえていただくということが1つあるわけですけれども、そういった面からも、もしそういうことが可能であるならば、我々としても出来るだけのことはしたい。

 それから援助をどうかということに関しまして、それは、私どもは基本的に、この件に関しましては、県のスタイルがこうだから、それに全面的に我々が拘束をされるというぐあいには思っていません。というのも、我々が今やろうとしているビーチ全体をスポーツによって喚起をしようという考え方であるわけですが、ビーチのスポーツというのは、そもそも皆マイナーなんですよ。バレーボールだけが要するにオリンピック種目になったりしているだけで、他のスポーツは様々なビーチであるんですけれども、全てマイナーですから、そういった意味での文科省あるいは国ベースでの補助に乗らないケースが大半だと思いますけど、我々は我々の必要に応じて考えていきたい。

 ただし、自動的に全て何でもOKよというわけでは、必ずしもないんで、我々がやるからには、我々なりの論理とロジックを持った上で、援助のかたち、サポートのかたちといったものを決めていかなければならない。これを、ドルソーレ北九州を行橋にかえていただけるということでしたら、次のステップとして、じゃあたぶん恐らく彼らはまだ任意団体に近い団体、仲良しクラブに近いような状況だと思いますので、彼らのほうも組織変更していただくというような、クリアしなければならない問題も次に出て来ようと思います。

 お互いに諸条件を乗り越えて、彼らが逆に行橋なんか付けたくないと最終的に言われるかもしれない。そこは話合いを続けながら、一番ウィンウィンの関係が両者にとってできるようなかたちでいければいいなと、そういうぐあいに思っています。

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 最後に、ブーと鳴るまで要望を言わせていただきます。九州リーグが8月30日に来ますので、トイレがだいぶん古いという部分と、西工大の用地取得の話しがあったと思います。面積的にも広いといいなと思います。また海岸線ということでしたら、蓑島のほうも係ってきますので、海岸線のトイレ、それから足洗い場等々の再整備を(時間切れブザー)ぜひ急いでください。以上です。失礼します。

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