平成26年12月議会(2)

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 それでは、次の質問に移ります。私は全力で頑張ってまいります。

 2番目です。インターネットの広報活動についてでございます。市長の政治方針という部分で、この発信することの意義と意味。またICTの時代ですね、この時代に即した自治体のあり方。ホームページやフェイスブック等、ツールへの認識は、どのようなものでしょうか、というのをお伺いいたしたいと思います。

 それに先立ちまして、先程の1つ目とも少し関連してくるんですが、私、ブログをやっております。先月の訪問者数が35万人。あわせてブログのランキングに入っておりますが、政治ブログランキングというランキングで1位をいただきました。これはもう様々なカテゴリがあるんですが、地方自治及び政治家のランキングで1位を獲得し、政治カテゴリというのは、例えば評論家ですとか、テレビに出ている方とか、20位圏内は、基本的に本の出版の経験がある方ばかりです。ですから、ここまで上がれるとは思ってなかった。非常にびっくりしました。

 有名な例ですと、三橋貴明さんがずっと5年近く首位を守っていたところを、5年ぶりに1週間くらいですが、破ることができました。また、さらに総合カテゴリ、つまり芸能人のブログからパチンコ等のギャンブル等々、お料理、様々なもの全て、全ての登録されているブログ109万サイトの中で、日本で1位になることができました。

 このホームページは、借り物で作ったものではなく、私自身がサーバーを契約し、自分でソフトをインストールし、デザインの一部は、友人、知人に手伝っていただきましたが、サイト自体がCMSでつくられており自ら管理しております。セキュリティ面も含めて。それが1ヶ月あたり35万人。アクセス数ですと、もっとページビューですと1人の人が沢山のものを見ますから、もっと出ています。35万人の訪問者を記録し、現在も3位を維持しております。

 ニュース等を転載してやっているわけではなく、議員として、自分がどう考えるか、また今述べさせていただいた扶養控除の問題点、これを進上書にしたためてみて、国をうろうろしてみたり、あわせて今まで扱ってきた赤旗の問題ですとか、そういうのをずっとずっとやってきました。

 その中で、行橋市のホームページや市のインターネット等の取り組みを見ると、いろいろと思うところがありますが、現在、どういうふうにツールを認識しておりますか、という部分をお伺いしたいです。お願いします。

○議長(宇戸健次君)

 総務部長。

◎総務部長(灰田利明君)

 小坪議員の御質問に、お答えいたします。インターネットを活用した情報の発信ということでありますが、1つの手段といたしまして、ホームページの活用が挙げられると思います。

 しかし現在の市のホームページでありますが、情報政策課が担当しております。各所管課のほうから原稿をあげていただいて、そして情報政策課のほうで、HTML、言語ですけれども、それで文字とか線を作ったりとか、そういったかたちでおこなっており、またその後、リンクの確認を所管課にしていただく。そしてアップロードする、そういったかたちの作業をしておりますので、2週間くらい日数的には掛るようになっております。

 今後についてですが、昨日の一般質問でもございました。CMSを利用しまして、そういった作業を全て省いて、当然、フォーマットの中での規制は付いておりますが、その中で所管課のほうが各所管課で入力をしていただく、そして更新をしていただく、そういったかたちにリニューアルをしてございます。

 今後につきましては、こういったCMSを利用したホームページということで、住民の方に新しい情報提供をおこない広報活動を図ってまいりたいと考えております。

 そしてもう1点、フェイスブックの件がございました。このフェイスブックにつきましても、やはり議員がおっしゃっておりました35万件と、とてもすごい数字だと思ってございます。

 市のフェイスブックにつきましては、実際、タイムリーに情報が発信できる、それが特徴だと思っております。また詳細については、ホームページのほうを見ていただく、そういったかたちの使い分けをおこなっているところでありますが、実情を申しますと、このフェイスブックに関しましては、市民の方、また市外の方がごらんになって、コメントしていただく。また、いいね、をおしていただくにしても、現状は、そのままになっているのが実情でございます。

 今後につきまして、こういったところを改善していくためにも、市民の皆様、また市外の皆様が、いいね、また閲覧数など、どういった記事に対してコメントしてもらっているのか、そういったところを検討しながら、また情報発信をおこなっていきたいと考えております。以上でございます。

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 想定どおりの答えといいますか、通常の議会であれば、これは100点満点だと思うんですが、私はそうとは思っていなくて、もう先に提案から入りますが、プロのプログラマーを1人入れてください。無理です。無理ですというとあれですが、私の目から見て、どうにもできません。35万人ですね、ページビューではなくて35万人の訪問者数等々、セキュリティ等々、あとコーディングの問題ですね。ちょっとしたプチ改修なんですけど、正直、今のソフトウェア、そんなに簡単ではありませんので、職員がサラッとやって覚えるというレベルではないんです。

 部長の答弁は、僕は議会としては100点だと思いますが、議員という立場を離れて、自分がソフトとかいろいろやっている、半ばプロとして喋らせていただきますと、全く足りません。

 例えばグーグルですと、パンダ何とかという改定がこの間入ったんですが、メタタグの使い方が変わったんですね。それで検索やSEOのやり方が全然今変わっているのがあって、皆、バタバタバタバタして、うちもフォロー、アンフォローとか、僕もそんなに詳しいわけじゃないんですけど、たぶん聞いている方、エンジニアの方はピンとくることが沢山ある。もう臨機応変、どんどんどんどん対応していくんですね。それこそ日進月歩ですから。

 CMSの話しがありました。更新速度を上げる。確かにそれは素晴らしい。コンテンツだって、どんどんどんどん良いものを発信してもらわないとアクセスが立ちません。しかしそうではないんです。もっと前段階があって、私の場合は、強力なアクセス解析を付けています。例えば年代がどれくらいで来ているのか、ブラウザが大体どれくらいか。IEのちょっと旧バージョンの、この形だったら、市役所、自治体だろうとか、またはIP等々からアクセスして解析掛けてやって、議員会館から、きょう何本来ているかとか、それが政党名までは分かりませんけど、つまりユーザーがこっちに来てくれたときのニーズ調査をして、マーケティングですね、それを徹底してやっているんです。

 今のわが自治体のホームページの問題点は、何でもかんでも全部入れると。作品ではないんですから、見せたいもの、そうでもないもの。そしてお客さん、つまり来てくれた人は何が見たいのか。重みづけをして、それから初めてユーザーインターフェイスができてきて、それから初めてデザイン、コーディングが出てくるんです。

 きれいなホームページを作るのに、工数は掛りますから、そこに当然費用が発生するんですけど、きれいなだけのホームページは何の価値もありません。できました。きれいに見えます。それで良いんですかというと良くないです。誰も使いやすくないんですから。きれいだ、ワア凄い。じゃあやったことになっている。それじゃアクセスは立ちませんよ。

 何が言いたいか。別にアクセス稼ぎがすばらしいというわけじゃないです。自分がちょっといま良いことになっているんで、少し胸を張っているところがあるんですが、そうじゃなくて、いかに発信する。先程から皆さん、発信と言っていますけど、この考え方、僕は間違っていると思います。

 かつてブロードバンド、いろんな人にものを届けるのに、すごいお金が掛りましたけど、今はそれが安価にできます。ですから世界中に発信するのは恥ずかしいことでも、おかしいことでも、どうかしたら恥をさらして炎上する方もいますけど、発信するのは自由なんです。受信してもらえないんですから。出しました、世界に発信しています。発信しているんですよ。受信していないじゃないですか。受信してもらって、訪問してもらって、初めて意味があるんです。そういうところの重みづけやマーケティングが全くできてないし、それを含めて、ちょいちょいちょいちょい改修していくときに、いちいちデザイン会社に出していたら、費用がもう全く合わないんですね。

 これは、ウェブデザインとか、きれいなお絵かきをする人じゃなくて、コーディングやソフトウェアの人が要るんです。必要なのはシステムエンジニアじゃなくて、プログラマーが絶対必要なんです。

 土木の方とか、図面を引く方には技術者がいるじゃないですか。その見積りが正確かどうか、工数がどれくらいか、少なくともドリームウィーバーが使えて、今のFFFTPなんてセキュリティーの甘いもんじゃなくて、ポデロサをちゃんと操作できる、そういう人を入れないと、単価も見積りも分かっていないと思うんですね。

 ですから、そこのインターネット広報を本格的に、帳面消しじゃなく運用するんだったら、僕は、まず人を入れてほしいです。そして、それはコンサルを入れるのも別に良いですけど、中で人を入れないと、執行部がその金額や方向性が正しいのかどうか、相談する人がいないじゃないですか。お金を払ってやっているビジネスパートナーじゃなくて、部下にもっていただかないと、執行部が、それが正しいかどうか分からないんですよ。

 ですから、本格的な運用、確保という部分では、もうペラペラペラペラちょっと借りてきた専門用語も述べさせていただきましたけど、アッ、小坪議員が言っているのは嘘だよ、軽いよ。笑い飛ばせるような、そんな職員を採用してください。これが僕は本格的運用の覚悟だと思います。たかだか30万円、40万円と言ったらあれですけど、一体幾ら、いままでデザインや改修に掛けてきたかを考えれば、職員1人を入れるのは、当たり前だと思います。技術職を入れてください。市長に方針をお伺いします。

○議長(宇戸健次君)

 田中市長。

◎市長(田中純君)

 小坪議員の提案、重く受け止めさせていただきます。私自身が、残念ながらこの分野は全く不明で、いま小坪議員がおっしゃった、羅列された単語の半分も理解できないような状況でございます。

 それは誠に残念な、私自身は、自分の不明を恥じているわけでございますけれども、専門家を入れろと、プログラマーを入れろと、そうでなければ、そもそも評価ができないじゃないかという御指摘は、極めて重く受けさせていただきます。以上です。

○議長(宇戸健次君)

 小坪議員。

◆2番(小坪慎也君)

 私は、市長が恥じ入る必要はないと思います。なぜかというと、専門分野は多々あり、私はもう趣味のレベルで、どんどんどんどん始めて、全国1位までいったんですが、これはもう正直、小さい広告を1枚貼っただけで、月額100万円とか200万円とか取れるくらいの、本当にこんなに(手で示して)小さいとか、そんなの、貼っていないですけどね、広告。それくらいのアクセス数は稼ぎました。少々のデザイン事務所だったら、もうビビッて、やり合えるぐらいのレベルです。逆に、こういう人にこういうことを言われましたというふうに会社をさらせば、そこの会社が面倒くさい思いをするくらいのレベルにまでなりました。僕はやっても良いと思います。やります。そういうタイプですから。

 ただ、市長がそんなことをされても困るんです。もう趣味のように専門書を読みあさってもらったりとかしても、それよりも市民のことを考えていただきたい。私は、趣味でやっているだけですから。しかし、市長が分かる必要はないんですけど、執行部全体として分かるように、機能として分かる方を雇う。それは責任だと思いますので、強く強くお願いいたします。これで2番目の質問を終わります。

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