■「全て録る」はトレンドになるか?
テレビ放送の全てのチャンネルを録画する(1週間~2週間)という製品が、2011年の年末商戦に次々に発売される雰囲気になってきた。価格も10万~15万円と、意外とこなれている(チューナーが8個もあるのに!)。今後のトレンドになるのかどうか、しばらくウオッチしていきたい。まずは、この2製品をチェック開始。
【Buffalo ゼン録】
・公式サイト:ゼン録 8チャンネルまるっと全録機能搭載 地デジ対応 HDDレコーダー : DVR-Z8
・レビュー記事:まるっと8ch:10万円の全録マシン、バッファロー「DVR-Z8」登場 - ITmedia D LifeStyle
【東芝 レグザサーバー】
・公式サイト:DBR-M190/M180/TOP|ブルーレイ・DVD|REGZA : 東芝
・レビュー記事:東芝の全録、「レグザサーバー」誕生の秘密に迫る -AV Watch
GoogleとAppleは、それぞれのステージで、アプリケーションプラットフォーム展開をするでしょう。ただ、GoogleもAppleのアプリ戦略をとるには、放送局側が、彼らのビジネスにのっかることが前提で、どう交渉するか、どう持っていくか、どうやって外堀を埋めていくかが鍵。
今回のこの「全録」の手法は、放送局側がいっさい協力せずとも、なんとかしちゃう手法?なのかな、という第一印象。これはこれで、アリな気がする。最終的に、ユーザが見たい番組を取りこぼさずに、かつ、どこでも見れればいいわけだから。
今後の展開で期待したいのは、録った8ch分のデータを、外部のアプリから自由にアクセスできる(APIを公開するとか?)してくれてたら、イノベーションが起きる予感がする。データに著作権保護とか付加されているから、スッキリとはいかないだろうが。
細部の仕様はこれからチェックしていく。