2012年 6月30日 宮城県大崎市の地獄谷遊歩道,秋田県湯沢市の三途の川渓谷と川原毛地獄と湯滝,小安峡温泉の大噴湯

2019年12月01日
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秋田県
過去ドラ第7弾です。
夏の到来を思わせる梅雨の晴れ間。
大地の息吹を見に栗駒国定公園内のドライブに行きました。

地獄谷遊歩道
有名な鳴子温泉から秋田県側に向かって国道108号線を進みます。
国道といっても山裾に沿った道路なのでヘアピンカーブや道幅の狭い難所が続きます。
現在は鳴子温泉を少し過ぎたあたりに新道ができていて,難所はトンネルでスルーパスなのでラクラクですよ。
荒雄ダムのダム湖を左に見ながら奥に進むと鬼首(おにこうべ)温泉郷に着きます。
湯が高く吹き上げる間歇泉や渓流沿いの混浴露天風呂で有名な峯雲閣などあります。
今回はその少し奥にある地獄谷遊歩道に行って参りました。
大崎市のHPからのコピペです。

吹上沢に沿って温泉が両岸10数箇所にわたって自噴し、湯気が漂う地獄谷遊歩道。遊歩道のすぐに脇にもあちらこちらで高温の温泉が噴出しています。
30分ほどの散策で、紫地獄の近くにある卵湯に卵を約10分ほど入れれば、おいしい温泉卵もできます。
遊歩道脇で噴出している温泉はどれも約80度と高温のため、やけどにはくれぐれも注意してください。
※冬期間は積雪に伴い自然閉鎖となります。

自然豊かな場所なのでアブなどの虫が多いですよ。
車体が黒色だと虫が寄ってくるんですねぇ! びっくりです。
駐車場はガラガラでした。
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しばし案内板を眺め,さぁ探索に出発です。
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蜘蛛の巣をよけながら吊り橋を渡り,渓流沿いに木道をしばらく歩くと・・・
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ボコッ!ボコボコ!と盛大な湯気を上げて温泉が湧いています。
そんな場所があちこちと点在しています。
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場所によっては湯が吹き上げる間歇泉などもあります。
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自然の作り出した貴重な温泉があちこちで湧いてきて垂れ流し!
温泉が湧き出してたまっているところあり,ざるが置いてあります。
このざるに生卵を入れて温泉に放り込み,遊歩道を一回りすると温泉卵ができあがる寸法です。
あいにく生卵を持って行かなかったので,この日は作れませんでした。残念・・・
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それにしても何カ所もボコボコと温泉が湧いてる様はまさに地獄の釜を連想させますね。
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この山麓は何カ所かこのような場所がありますが,他の場所は道が危険だったりガスが溜まっていることもあるのでおすすめはできません。







↓1分過ぎくらいに湯が吹き上がるのが見えます・・・チラッとね。


国道108号線に戻り,秋田県を目指します。
鬼首温泉郷も十分山懐の深い場所にありますが,さらに深い深い山奥へと進みます。
昔は冬季閉鎖だったのですが,現在は除雪ステーションができて通年通行が可能です。
そのため宮城県から秋田県へ抜ける物流が盛んで,大型トラックもよく通っています。
それにしてこんな遠方でも人家があるのが驚きです。
やはり地方に住むには車が必須ですね。
いくつかトンネルを抜けますが,最後の3.5Kmもあるながーいトンネルの中で県境を越えます。
トンネルを抜けて5分ほど進むと秋の宮温泉郷があります。
一度西側の雄勝地区に抜け,県道51号線に乗り換えて再び東へと走らせると三途の川渓谷があります。

三途の川渓谷
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すごいネーミングですよね。この名前に惹かれてやってきました。
川原毛地獄の入り口にあるからこんな名前になったのかな?
湯沢市のHPからのコピペです。

三途川渓谷は、川原毛(かわらげ)地獄の入口にあります。この渓谷にかかる三途川橋は渓流から約40mの高さにあり、そこから下を眺めると、まさに断崖絶壁、「三途川」(冥土への路)と呼ばれるのも納得がいき、背筋に寒さを覚えるものがあります。
橋の両端には、上りの方向には閻魔(えんま)大王、泰山(たいせん)大王が、下りには延命地蔵と合掌地蔵の4体の石像が鎮座しています。
紅葉のころは絶景。その美しさに足のすくみも忘れて見入ってしまいそうです。
近くには駐車場(自動販売機あり、トイレあり)があります。

駐車場に駐めて橋まで徒歩で移動します。
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絶景でしたよ。どこまでも山山山・・・
まるで水木しげる先生のマンガに出てきそうな山深さです。
これなら妖怪もいるかもね。
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橋の真下は怖くてのぞき込めません。
カメラだけ差し出してパチリ
丈夫そうな欄干でよかった。
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一度紅葉の頃に訪れてみたいものです。



川原毛地獄
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以前に記事にしています。詳しい内容はそちらにWikipediaのコピペがあるのでご覧くださいね。

2019年 6月1~2日 秋田県横手市の蔵の町とまんが美術館,湯沢市の小安峡と川原毛地獄

今まで何回か行ったところでしたが,この時が初回でした。
三途の川渓谷側から向かうと途中で道幅がとても狭いところがあったりします。
対向車と互いに道を譲り合って進みますよ。
駐車場で車から降りて,びっくりです。

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遊歩道に向かうと注意書きの看板があります。
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山々が連なり,辺りは緑しかないところで,ここだけが一面の白い礫の世界なのです。
空の青,木々の緑,石の白のコントラスト。
しばらくあっけにとられて見入ってしまいました。
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でも大規模な土石流があったようで遊歩道は途中で規制線が張られていました。
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最後まで歩くことはできなかったのですが,煙が上がり,硫黄の結晶で黄色くなっているのを見ると,大地の息吹を感じます。
遊歩道を途中で引き返し,駐車場に戻り,今度は反対側にある湯滝を目指して歩きます。

湯滝
駐車場にあるトイレの建物の脇から細い道を入っていきます。
途中で川原毛地獄から流れてくる川を渡りますが,この川がすでに温泉なのです。
道は悪く,片側は急ながけになっており,ちょっとビビりながら進みます。
階段があるところはいいのですが,急な坂道は足を滑らせないように気を付けて進みます。
階段も結構段数がありますよ。
そうやって20分程度歩くでしょうか。
木々の合間から滝がちらほらと見えてきます。
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汗をかきながら息を切らして最後の長い階段を下りると,視界が開けて轟音とともに滝が間近に見えます。
滝から流れる川に手を入れると丁度適温です。
透明できれいな温泉です。常時全部掛け流し~
粗末な小屋があってそこが脱衣所になってるようですが,そこで素っ裸になるにはちょっと抵抗があります。
誰もいなかったことを幸いに河原で脱いで,タオルで隠しながら入りました。
河床は砂になっていて裸足でも大丈夫でした。
温泉が滝になって流れてくるなんて!なんて贅沢!
山懐に抱かれてしばし桃源郷の夢心地を楽しみました。
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そして帰り道は・・・再びえっちらおっちら歩いて再び汗をかいてしまうのでした。
※この温泉は自然物で管理している方はいません。
 雨が降った後や雪解け水が多い頃は適温になっていないこともあります。
 くれぐれも自己責任でね。
 一応公共の場ですから本来であれば水着がいいのでしょうね。
 行き帰りの道は運動靴が必須ですが,温泉に入るときはサンダルの方がいいと思いますよ。

 
湯滝から戻った後,一度小安峡の近くまで行ってから,今度は川原毛地獄の泥湯温泉側の入り口に向かいました。
こっち側は秋田名物ババヘラアイスのパラソルがありましたよ。

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小安峡温泉
再び車に戻り,今度は小安峡温泉へと向かいます。
ちゃんと下調べしないで行ったので,共同浴場があるのが分からず,ちょっともったいなかったです。
ここに来た目的は大噴湯を見学するためでした。
皆瀬物産協会のある駐車場に車を駐め,遊歩道に向かいます。
またなが~い階段を下りていきます。帰りがこれが上りになるのかぁと思ってしまいますよ。
眺めはとてもきれいで,いかにも山あいの清らかな渓谷です。
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谷底に着いて遊歩道を歩くとシューという大きな音と盛大な湯気が見えてきます。
これは何かの工場か!と思わせるような噴気でした。
24時間365日。はるか遠い昔から休むことなく,この噴気は放出されているのですね。
自然はかくもエネルギッシュで不思議なものだと感心させられます。
なかなかの迫力でよかったですよ。
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遊歩道の最後まで散策すると,いよいよ上りの階段です。
途中で休憩できるように踊り場にベンチがあるものの,結構きつかったなぁ。
そして後で思ったのですが,ここで上らずに遊歩道を引き返した方が景色を見る角度も変わって良かったんだなぁ・・・。
遊歩道は両端から出入りができるようになっており一方通行ではないのです。
まぁまぁまた今度ね。
階段を上って国道を歩きながら駐車場まで戻りました。
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あらためて物産協会を見ると,何やらテントがあって露店が出てました。
皆瀬牛の串焼きでした。
一本買い求めて食べてみると,驚きの美味さ!
柔らかく,ほどよくジューシーで肉の味と脂の旨みが脳天を直撃します。
その後,何回かこの地を訪れましたが,串焼きの露店はこの時だけだったなぁ。
皆瀬牛はこの地区の肥育農家さんが育てている牛ですが,1軒しかないので,稀少肉なんです。
市場に出回ることなく,近くのかえで庵というおそば屋さんか,小安峡温泉の旅館で事前に予約していただきます。
写真をとってなくて本当に残念!

栗駒国定公園へのドライブ
今回は栗駒国定公園の一角を回ったに過ぎません。
泥湯温泉や須川高原温泉など温泉もまだまだあります。
いわかがみ平の素晴らしい眺望や新鮮なイワナや山菜,きのこなどもあります。
また紅葉の眺めはどこもきれいで,美しいグラデーションのモコモコとした絨毯が敷き詰められたようです。
また行きたいです!
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Snufkin
Posted by Snufkin
ご訪問ありがとうございます。
気に入ったところは何度でも行っちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。

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