雨 ときどき晴れ☀

~鬱と発達障害とつきあう日々~

お好きなように

 

 あっちゃんの体は、仕事柄か、適度に筋肉がついて、見とれるくらいきれいだった。

 あまり背が高くないのも、好きだった。

 私に身をまかせて、気持ちいいのか、時々低く声をあげる。

 大事に、優しくむき出して、先の方から舐めていく。

 ちょっとずつ、少しずつ刺激する。

 あっちゃんは、はちきれそうになり、

 その先端を素早く銜え、軽く数回上下する。

 

 角度を変えながら、繰り返ししていると、腰が微かに揺れてくる。

 

 もうそろそろいいかな・・?

 ・・ぱくっ。

 根元まで深く口で包む。

 あっちゃんのため息。

 何度か深呼吸したのち、少しずつ動かして、だんだんリズミカルに、丁寧にピストンする。

 あっちゃんが満足するまで。

 

 

 

 あっちゃんが、あんまり一生懸命汗を流しながら激しくするので、心配になって

「ね、ね、大丈夫?」と聞くと

「大丈夫だよ」と答えて、胸を揉み片方ずつ吸ってくれた。

 

 体の真ん中の一部には、あっちゃんのあったかくて硬いものが、いっぱいに差し込まれている。

「あ、あっちゃん・・もう・・」

「ん?」

「あ・・」

「しーちゃん、出るよ」

「・・はい」

 

 

 

 「あいしてる」とずっと前にあっちゃんに書いてもらったメモ紙を、いつも大事に持っている。

 新聞配達の雨の時に何度も濡れて、にじんでしまったので、

 「これ、もう効力ない?」

 と聞いたら、

 「好きに考えて」

 と笑って言われた。

 

 「いつまでおつきあいするの?」

 と聞くと、

 「いつまでがいい?」

 と言う。

 

 きっといつかは思い出に。

 同じお別れが来るなら、

 いい思い出のままに、誰にも知られずに。