気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

読書

「ノート・手帳・メモが変わる「絵文字」の技術」(永田 豊志)

先日、仕事の打ち合わせをしていて、知人から「文字に書いたメモがなかなか頭に入ってこない」という話を聞いた。学生の頃から板書やメモの文字を見て暗記するのが苦手なその方は、自然と図を書いて覚えることをマスターしたそうだ。私も同様に文字の羅列が…

「ミカエルの鼓動」(柚月裕子)

これまで幸いなことに、大きな怪我を負ったり病気をしたりすることがなく、入院するという経験がなかった。しかし、昨年受診した人間ドックで大腸ポリープが見つかり、内視鏡手術をすることになった。手術といっても内視鏡を使った簡単なものだったのだが、…

「蔦屋」(谷津 矢車)ー2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の原作

幼い頃から漫画好きで、ひらがなもカタカナも漢字も漫画で覚えたと言っても過言ではない。その後、父親が本好きだったことも影響して本好きとなり、小学生の頃から図書館の本を片っ端から読んでいた。小学生の頃に両親に買ってもらえるのは「伝記」や「名作…

「まりも日記」(真梨幸子)

昔、実家で猫を飼っていて、マンガ本に夢中になっていると気がつかないうちに隣に座っていたり、昼寝から目が覚めるとすぐ隣で寝ていたりと、何となく気が合う友達のような関係だった。猫好きだったかというとそうでもなく、近くに来れば話しかけたり触った…

「実は、拙者は。」(白蔵盈太)

子どもの頃は近所にある祖父母の家で遊ぶことが多かったため、一緒に見るテレビ番組は大相撲やNHKドラマ、時代劇という番組多かった。当時はテレビのチャンネルが今よりもかなり少なかったこともあって、子ども向けの番組がそれほどなかったということもある…

「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」(青柳 碧人)

朝夕が少しずつ涼しくなってきて、ようやく秋を感じるようになってきた。年々暑い日が長引くので「秋」の期間がとても短く感じるが、秋といえば本好きとしては「読書の秋」が真っ先に頭に浮かぶだろう。書店でいろいろな催し物が行われると、季節を感じてワ…

「法廷占拠 爆弾2」(呉 勝浩)

呉 勝浩さんが書かれた「法廷占拠 爆弾2」は以前ご紹介した「爆弾」の続編で、前作以上にどんでん返しの数々に驚かされる作品だった。 法廷に囚われた100人を、ひとり残らず救い出せ! 未曾有の連続爆破事件から一年。 スズキタゴサクの裁判の最中、遺族席か…

「手話だからいえること 泣いた青鬼の謎」(丸山正樹)

映画や小説で「スピンオフ作品」という言葉を時々聞く。スピンオフ作品とは、映画やドラマ、小説などの人気作品から派生した物語で、脇役だった登場人物が主役となって活躍するという内容だ。アニメでは「ミニオンズ」や「ペンギンズ」が有名だが、本編を見…

「怖ガラセ屋サン」(澤村伊智)

夏になると怪談や超常現象のことが取り上げられるが、暑い夜には背筋がゾクッとするような話は少しの間だけ暑さを忘れそうだ。 怖い話というと、怪談、妖怪話、心霊現象などいろいろなジャンルがあるが、「都市伝説」というのもその一つだろう。都市伝説の第…

「逆ソクラテス」(伊坂幸太郎)

小学生の頃は時間は無限にあると思っていながらも、当時は自宅と学校がメインでいろいろなことに感動しながら、悩みながら過ごしていたような気がする。クラスの中で、喧嘩をしたり、いじめたりいじめられたりというようなことも多々あって、それでも休み時…

「練習しないで、字がうまくなる!」(阿久津直記)

私は生まれつき左利きで、箸やハサミなどの生活用品はすべて左手で使うが、文字だけは右手で書くように幼い頃から書道を習わされた。昔は左手で文字を書くことがよろしくないという風潮だったので、私のように右手で文字を書くよう矯正された子どもは多かっ…

手軽に見やすいプレゼン資料を作るならこの一冊「見やすい資料のデザイン図鑑」(森重湧太)

長年働いてきてもプレゼン資料を作る機会はまだまだ多くて、会議資料であったり周知資料であったりと様々だ。また、紙資料が多かった頃に比べると「手早く、わかりやすく作る」ということが求められるようになってきているので、手早い作業も求められること…

「ChatGPTパーフェクトガイド」でChatGPTの世界をのぞく

ものすごい進化を遂げているChatGPT。株価に影響を与えるほどその開発が注目されていて、良くも悪くもChatGPTを使って色々なものが作れたり活用できたりする時代になってきた。私のような一介のサラリーマンにとっては若干他の世界の話のように聞こえるが、…

「新!店長がバカすぎて」(早見和真)

子供のころから本が好きで、いまでも大きな書店に行くと思わず店内を見渡してついついニンマリとしてしまう。大げさな言い方かもしれないが、書店には「書籍」という人類にとって無くてはならないものが詰め込まれていて、さらに人を非現実的な空想の世界に…

勉強法改善の秘訣:「大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法」(棚田健太郎)

昨年、残念ながら不合格となった手話通訳士試験。実技で落ちるならともかく、ギリギリとはいえ筆記試験で落ちたのが我ながら情けない。手話技術と知識向上のためにも今年再チャレンジすることにしているが、昨年もかなりの時間をかけて勉強をしたつもりだっ…

「株の超入門書」、株を始めるならまずはここから

日経平均株価が4万円台を突破したとして、ニュースでも大きく取り上げられていましたよね。また、そういったこともあって株式投資も話題が取り上げられることが多くなって、最近では小学生向けの株式投資セミナーなども開催されているのだとか。今後、年金受…

「あなたが殺したのは誰 」まさき としか

私が就職のために九州の片田舎から上京したのは、かれこれ40年ほど前のこと。田舎生まれで田舎育ちの私には「東京」という言葉がとても魅力的で、地元に残る同級生たちに対しても「東京で働く」ということはちょっと自慢になることでもあった。昭和の最後の…

「踏切の幽霊」(高野 和明)

東京では鉄道の高架化工事が進められていて、いわゆる「開かずの踏切」が徐々に減ってきている。しかし、私が通勤で使っている路線はまだまだ踏切が残っていて、1週間に何回かは遮断機が降りた踏切を無理に横断する人がいて、その度に電車が急停車して数分…

繰り返し読んでしまう傑作、「ワンダフル・ライフ」(丸山正樹)

つい最近NHKでドラマ化された、丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 」。手話を学ぶ者にとっては必読の一冊ですが、それ以外にも丸山正樹さんは刑事物だったり社会はミステリーだったりと幅広い内容の物語を書かれています。その中でも、衝撃的…

感情移入必至!知念実希人の一気読み必須作品「となりのナースエイド」

元来、体が丈夫な方で、病気や怪我で入院することなく過ごしてきた。しかし、数年前に盲腸近くに腫瘍が見つかり内視鏡手術をすることになったのだが、腫瘍のできた場所が腸壁が薄い場所だったので大事をとって入院しての手術となった。入院と言っても一泊だ…

【オススメの一冊】「爆弾」(呉 勝浩)

皆さんは本を選ぶ時際に、どのような情報をもとにして選んでいらっしゃるでしょうか。書店の平台に並べられているものを覗いて決める方もいらっしゃれば、お気に入りの作家さんの本を選ぶ方やテレビやネットなどで評判の書籍を選ぶ方もいらっしゃるのではな…

「世界でいちばん透きとおった物語」(杉井 光)

旅行や出張で宿泊した時には、その土地の書店に足を運ぶことにしています。もともと本好きですので移動時間や寝る前に読む本を探すという理由もあるのですが、店舗毎にて平台や企画コーナーに並んでいる書籍が異なりますし、地方によってはその土地にまつわ…

NHKドラマ「デフ・ヴォイス」/感動の原作を再びご紹介

聴こえない人にも聴こえる話題となったドラマ「デフ・ヴォイス」。昨日後編が放映されて心に響く内容でしたし、すでに続編を期待する声が上がっていますが、8年前に書いた原作の感想をリライトしてご紹介させていただきます。初めて読んだ時の感動を再び思い…

秋の夜長にこの一冊!「夫よ、死んでくれないか」(丸山正樹)

好きな作家さんの書籍が発売されるとすぐに買って読むのだが、好きな作家さんであればあるほど、素敵な内容であればあるほどブログでのご紹介が遅くなってしまう。それは、どんなに素晴らしい内容だったかを書こうとすればするほど、自分の文章力と語彙力の…

誰かのサンタクロースとなって本を届ける「ブックサンタ」

朝夕めっきり寒くなってきて、街のイルミネーションがそこここで輝くようになってきました。あと一月ちょっとでクリスマス。今年はサンタクロースになって、子ども達に本を届けようかと思います。 選んだ本をサンタが届けてくれる サンタクロースになって本…

【書籍紹介】「無人駅で君を待っている」(いぬじゅん)

年齢を重ねる毎に、当たり前のことながら人の「死」と向き合うことが多くなる。知人の親御さんが亡くなることもあれば、知人本人が亡くなることもあり、また個人的には両親が共に天寿を全うして数年前に相次いで亡くなった。歳をとるそういった「お別れ」の…

【読書感想】「湯治場のぶたぶた」(矢崎存美)

天気予報を見るとまだまだ暑い日が続くようで、いつになったら涼しくなるのかまだまだわからない状況だ。それでも確実に季節は秋になっていくので、これからは紅葉の季節が楽しみで待ち遠しい。 紅葉の季節といえばやはりお出かけには温泉もセットだろう。の…

ハイブリッド書店hontoが「読書一生分プレゼント(115万円分)」実施中!

書店の数が全国的に減少しているようだが、その分ネットでの書籍購入や電子書籍の購入が着実に増えている。書店付きの私としては寂しい反面、いつでも好きな時に書籍が購入できるネット書店の存在はありがたい。最近ではネットで予約して実店舗で受け取る「…

「月の立つ林で」(青山美智子)

今年は3年度末の忙しさが例年以上で、土日も祝日も出社する日が続いた。仕事が深夜に及ぶ日もあって、がむしゃらに働いていた若い頃を思い出すぐらいだったが、年度があけてようやく少しずつ忙しさが落ち着いてきた。還暦を迎えて忙しい仕事に就いているのは…

「わたしのいないテーブルで: デフ・ヴォイス」

手話を学び始めてからかれこれ10年経つ。その間に聞こえない友人や知人も増えて、ご本人たちの様々なお話を聞く機会が増えた。もちろん、手話学習の中でろう者をめぐる歴史や聴覚障がいに関する知識の習得もカリキュラムとしてあるが、ご本人たちの体験談は…