日本人の死因第1位であり、2人に1人が生涯のうちにかかるといわれている「がん」。そんながんから命を守るために重要なのが「がん検診」。「がん検診」によってがんの早期発見・早期治療ができれば、がんで死亡するリスクを減らせるという大きなメリットがある。組織として、貴重な人材の損失を避けることにもつながる。一方で、がんが100%見つかるわけではないことや不要な検査や治療を招くことなどのデメリットもある。「有効な検診を正しく行う」ことが重要となる。
このような背景を受け、都内の企業などで実施されるがん検診業務に関わる人を対象に、東京都保健医療局が主催する「東京都職域がん検診精度管理向上支援講習会」のオンライン配信が、11月29日にスタートした。
講師は、国立がん研究センター がん対策研究所 検診研究部 検診実施管理研究室の高橋宏和氏。内容は、「1.がん検診の基礎的知識」「2.正しい検診の企画」「3.がん検診の精度管理」「4.適切な受診勧奨および目指すべきがん検診のあり方」。配信期間は2025年2月28日(金)23時59分まで。各動画10~20分程度で、期間中はいつでも視聴できる。受講料無料、定員2000人(事前申込制)。専用Webサイトで2025年2月21日(金)まで申し込みを受け付けている。