先日、Wordpressローカル環境のLocal by Flywheelを使ってみました。
そしたら、余りにも使い勝手が良いのでファーストタッチで気に入ってしまいました。
Local by Flywheelの良さは、インストールのしやすさにもあります。
ですので、そこまで説明する必要もないのかもしれませんが、一応インストール方法と簡単な使用方法の紹介です。
目次
主な手順
Local by Flywheelのセットアップに必要となる主な手順は以下になります。
- Local by Flywheelをダウンロードする
- Local by Flywheelのインストール
- ローカル環境の作成
インストールに多少時間はかかります。けれど、基本的に表示されるボタンを押していけば一方通行でインストールが完了するので、さほど難しくはないと思います。
Local by Flywheelをダウンロードする
まずは、Local by Flywheelからインストールファイルをダウンロードします。
サイト上のダウンロードボタンをクリックしてください。
すると、以下のようなOS選択画面が出てくるので、MacかWindowsを選択します。
このように、MacとWindows両方で利用できるところも、Local by Flywheelの素晴らしいところです。
僕は、Windows環境なので「Windows」を選択しました。
OS環境を選択後、「メールアドレス」を入力後「サイトの数(Number of websites)」を選択し「GET IT NOW!」ボタンを押します。
すると、以下のようなダイアログが表示されダウンロードが開始されます。
ダウンロードが開始されない場合は、「click here」と書かれたリンクをクリックしてください。
ダウンロードが完了すると、Windowsの場合は、「local-by-flywheel-X-X-X-windows.exe」といったインストーラーがダウンロードされます。
Local by Flywheelのインストール
インストーラーを起動してインストールを開始します。
すると、以下のようなセットアップダイアログが表示されるので、しばらく待ちます。
初期セットアップが完了すると、以下のようなダイアログが表示されます。
これは、エラーが出たとき、「エラーリポートを送信するか」を選択するダイアログです。特に理由がない場合は、開発に協力するため「Turn on Error Reporting」を選択することをおすすめします。
その後、以下のようなウェルカム画面が表示されるので「LET’S GO!」ボタンを押すと、インストールが開始されます。
Local by Flywheelは、VirtualBox(フリーの仮想環境作成ソフト)を用いて仮想マシン(Linux)を作ることにより、Windows上でサーバを起動します。
ですので、Windowsの場合は以下のような「VirtualBoxのユーザーアカウント制御」ダイアログが表示されると思うので、「はい」を選択してください。
すると、VirtualBoxのインストールが開始されます。VirtualBox未インストールの場合は、再起動が行われます(僕の環境では強制的に再起動させられました)。
再起動後は、Local by Flywheelのショートカットがデスクトップ上に作成されているので、再度起動します。
すると、以下のような画面が表示されるので、VirtualBoxがインストールされているの確認してもう一度「LET’S GO!」ボタンを押します。
すると、「Host Machine(ホストマシン)」のインストールが開始されます。
ホストマシンのインストール中は、以下のような「ユーザーアカウント制御」ダイアログが何度か表示されると思いますが、全て「はい」を選択してください。
ホストマシンのインストールが終わると、「Local Image(ローカルイメージ)」のインストールが始まるのでしばらく待ちます。
ローカル環境の作成
インストールが完了すると、以下のような画面が表示されるので「+ CREATE A NEW SITE」ボタンを押してください。
サイト名の入力
すると、サイト名入力を促す画面が表示されるので、半角英数字でサイト名を入力し「CONTINUE」ボタンを押してください。
環境の選択
次に、ローカル環境の構成を選択します。
とりあえず、「Wordpressが動きさえすればよい」という場合は、「Preferred」を選択したまま「CONTINUE」ボタンを押してください。
デフォルトの推奨環境だと、以下の環境がインストールされます。
- PHP:5.6
- サーバー:nginx+Varnish
- MySQL:5.6
Windowsでnginx環境を手軽に構築できる喜び。
環境をカスタマイズする
Local by Flywheelの強みは、作成するローカル環境をある程度好みにカスタマイズできるところです。
構築環境カスタマイズする場合は、「Custom」を選択してください。
カスタマイズ画面では、「PHPのバージョン」、「サーバーをApacheにするかnginxにするか」、「MySQLのバージョン」を選択することが可能です。
「PHPを最新版にして、サーバーをnginxにする」なんてカスタマイズが手軽に行えます。
好みの環境を整えたら、「CONTINUE」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力
構築環境を選択したら、次はユーザー名とパスワードを入力します。
テスト用の環境であれば、以下のような覚えやすい設定でOKかと思います。
- ユーザー名:admin
- パスワード:password
入力を終えたら、「ADD SITE」ボタンを押してください。
サイトの追加ボタンを押すと、以下のようなダイアログが表示されます。
上記は、「今後Local by Flywheelで環境構築する上で、同じユーザーネームとパスワードを利用するか?」の選択ダイアログです。
今後も同じ、アカウント情報を利用して環境構築するのであれば、「SAVE AS DEFAULT(デフォルトとして保存」」ボタンを押してください。
すると、ローカル環境の構築が始まるのでしばらく待ちます。
構築中、以下のような「ユーザーアカウント制御ダイアログ」が表示されたら、全て「はい」を押してください。
ローカル環境の構築完了
ローカル環境の構築を終えると、以下のような設定確認画面が表示されます。
この時点で、既にローカルサーバーは動作しています。
ローカル環境の「PHPのバージョン」と「サーバー」は、後からでも設定変更可能です。
WordPressサイトの表示
作成したWordpress環境は、「VIEW SITE」ボタンを押すとブラウザで表示されます。
デフォルト状態だと、以下のようなWordpressサイトが表示されます。URLが「//demo.dev/」のようになるのも管理上分かりやすいです。
WordPressを日本語化する
Local by Flywheelデフォルトでは、英語環境でWordpressがインストールされます。
WordPressを日本語環境にするには、まず「ADMIN」ボタンをクリックして、Wordpress管理画面にログインします。
次に、Wordpress管理画面の「Settings」メニューから「General」を選択してください。
あとは、「Site Language」で日本語を選択後、設定を保存すればOKです。
設定後は、Wordpressが以下のように日本語化されます。
ローカル環境のファイルが置かれている場所
Local by Flywheelで、ローカル環境作成した場合、環境ファイルが置かれる場所は、デフォルトだと以下のような場所になります。
C:\Users\ユーザー名\Local Sites
WordPressがインストールされている場所は以下。
C:\Users\ユーザー名\Local Sites\サイト名\app\public
WordPressテーマとプラグインの場所は、以下のようになります。
C:\Users\ユーザー名\Local Sites\サイト名\app\public\wp-content\themes
C:\Users\ユーザー名\Local Sites\サイト名\app\public\wp-content\plugins
ここらにあるファイルをエディターで開いて編集することでカスタマイズ等を行うことが可能です。
まとめ
こんな感じで、かなり簡単にWordpressのローカル環境が手に入ります。
VirtualBoxなどを利用して、まず仮想環境を作成するので、多少インストール時間はかかるかもしれませんが、やっていることは至極単純です。
インストール自体Instant WordPressほど簡単ではないかもしれませんが、それでも以下のような利点を考えるとLocal by Flywheelでローカル環境作成しておいた方が、後々管理も楽になるかと思います。
- Local by Flywheel1つで複数のローカル環境を構築でき同時利用できる
- Apacheとnginxサーバーを選べる
- PHPのバージョンを選択できる
- MySQLのバージョンを選択できる
- 作成サイトごとにローカルドメインが割り当てられて分かりやすい
- エラーメッセージやvar_dump出力が見やすい
- Windowsの場合、VirtualBox上で動作している方がサクサク閲覧できる(動作確認時間の短縮)
普段から、複数のローカル環境構築ツールを使って、WEB開発していた自分としては、神ツールといっても過言ではないくらい、開発に集中できます。
これが無料でいいの?というくらいに便利に使わせてもらっています。
はじめまして、
ワードプレスを始めようと思いこちらにたどりつきました。
一つ質問なのですが、
このローカル環境である程度サイトを作成して、
実サイトにアップロードすることは可能なのでしょうか?
mixhostでサイトを公開しようと考えています。
以上、よろしくお願いいたします。