め組の大吾/最終回・結末感想ネタバレ注意！あらすじ・主人公の朝比奈大吾が、自身の存在意義を見失いながらもハイパーレスキューとして…。 #漫画

め組の大吾の最終回は良かったです。

めだか浜出張所の署長が、広域地域の再編により新しい署長に就任して連載が終わります。
主人公の朝比奈大吾が、自身の存在意義を見失いながらもハイパーレスキューとして第一線で活躍するところまで支え続けた面々がいて最終回を迎えるシーンはとてもグッと来るものがあります。
とにかく、先に先に、次を目指そうとする主人公と、基本的には気の狂った消防ファイター軍団との対比はあまりにも狂気じみていて、現実の消防組織ではあり得ないだろうと思いながらもそれぞれの登場人物の思いがプロ意識の塊なんだな～と感じました。
自分自身と重ねる事が多く、特にこの漫画には、強く勇気づけられたと思います。
苦しい時もあきらめない、自分の為ではなく要救助者のためだから頑張れる。
でもその本当の要救助者は、実は自分自身だとの場面があり、その自分を助けた主人公が第一線で活躍する。
小さい時に火事にあって、飼っている犬を助ける為に家に戻った主人公が戻れなくなったところを冒頭の署長が救助する。
自分自身の小さい時を、今時分から遡って助けるようで、どのシーンを切り取ってもいい内容でした。

め組の大吾 文庫版 コミック 全11巻完結セット (小学館文庫)

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曽田 正人 小学館 2012-11-01

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