豪鬼メモ

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ガーミンマウントのライトが外れやすい件とその対策

ガーミンマウントのライトは、横方向から何かがぶつかると、いつの間にか外れてしまうことがある。ブロンプトンのライトステーは前輪の上にあって視界に入らないので、ライトが外れても気づかずに紛失してしまう。私のRN800はその羽目になった。そこで、そうならないように対策を考えた。といっても単純で、ライトとライトステーを輪ゴムで括るだけだ。


私はブロンプトンとロードバイクにOLight社のRN800という製品をつけて便利に使っているのだが、先日ロングライドしていたら、途中でいつの間にか無くなっていた。気に入っていたので、大ショックだ。それに、夕暮れに気付いてから家に着くまでのしばらくの間は無灯火で走ることになって、ゆっくり走ってもかなり怖かった。というか違法行為である。その上、ライトってそれなりに高いので、悲しみは深い。誰かが拾って使ってくれればまだ良いが、路上にゴミを捨てたことにもなってしまった。かといってロングライドの全ての道を辿って探すのも現実的じゃない。
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RN800は現状の市場で最善の製品だと思うので、また同製品を買い直すことにした。とはいえ新品で買うのは癪なので、中古で探した。そしたら、MagShineのRN800が安値で売られていたのでポチった。OLightのOEMなので、ロゴ以外は全く同じ製品だ。到着した実物も写真通りにボロボロだったが、塗装が禿げていた部分は黒マジックで塗って誤魔化した。機能的には問題ないので良しとしよう。私の歴戦のブロンプトンにはむしろ小汚い方がよく似合う。

RN800も含む大抵の自転車用ライトは、ボタンが上に出っ張っているのが欠点だ。押し易すぎるので鞄などに入れると誤動作しがちだし、ボタンを覆うゴムが擦り切れやすい。よって、ボタンの周囲を盛り上げて押し難くする処置をした。100均のビニールテープを折り重ねたものをくり抜いて、同じビニールテープで前後を留めれば良い。

ガーミンマウントのライトステーに取り付けるとこんな感じだ。車体を何かに立てかけたりすると期せずしてライトが何かにぶつかって回転する可能性がある。ガーミンマウントは装着物を回転させて付け外しする仕組みなので、ライトが回転すると取れてしまうのだ。

それを防ぐには、回転しにくいようにすればいい。よって、ライトステーとライトを輪ゴムで括ることにする。そうするとゴムの力でライトが傾いてしまうので、そうならないようにライトの後方に出っ張りを作っておく。こいつとステーが接触することでライトの角度が固定される。

輪ゴムで括ると言ったが、実際には天然ゴムだとすぐ劣化して切れるので、ポリウレタン製のバンドを使う。一本だと強度が心許ないので、2、3本くらい使っておこう。直径2.5cm(折径4cm)くらいだとRN800を括るのに丁度良い塩梅になる。おそらく大抵のライトは行けると思う。私はN's BandのA-NB-BLを使っている。ライトを外す時は、バンドを前方にずらしてライトだけを括るようにすれば良い。そうすればバンドを無くすこともない。

企図した通り、バンドで括った状態のライトは横から押す力に強くなった。しかし、所詮は弱いバンドの拘束力しかないので、強度が2倍になったとは言えない。それより重要なのは、たとえ動いてしまっても、ライトがマウントから外れないようになったことだ。ライトが回転してバンドが引っ張られるほどにライトをマウントに強く押し付けようとするので、バンドが切れない限りはライトが外れることがない。よって、不意にライトを紛失する可能性は非常に低くなったと言える。

ライトステーとしては、ガーミンマウントよりもCatEyeマウントの方が明らかに出来が良い。CatEyeマウントは前から抜き差しするが、ライトは前方に照らすものだから、前方向には邪魔がないことが保証されている。一方でガーミンマウントは回して抜き差しするので、取り付けの際に周りのものが邪魔になる可能性があり、ハンドル周りにつける場合にも困ることが多い。また、ストッパーを下から押しつつ、本体を後ろから押して外すCatEyeマウントは、不意に外れることがほぼない。それに対して、ガーミンマウントは横から力がかかると簡単に外れてしまう。サイコンなどの小さいものをつけるならガーミンマウントでも十分なのだが、重くて長いライトには向いていない。実際には横から何かぶつかる頻度が高いわけではなく、ガーミンマウントのライトが外れた経験のない人の方が多いだろう。しかし、これまた実際に外れたことのある私としては、ガーミンマウントは信用できない。今回の技を使うとやっと安心できる。

ついでの小ネタなのだが、ブロンプトン用のライトステーは、CatEyeのもガーミンのも、微妙に左右方向にずれていて、真っ直ぐじゃないことがある。これはライトステーとフロントフォークの間にあるワッシャーの工作精度の問題であり、ライトステーのせいじゃない。その場合、ワッシャーとライトステーの間に何かを挟み込んで角度調整すると良い。

例によって、100均のビニールシートを折り畳んだものを使うと簡単だ。調整の前後を以下に示す。ライトの左右の傾きは結構気になっていたので、これですっきりした。



まとめ。前輪の上に突き出るガーミンマウントのライトステーにライトを装着する際には、直径2.5cmのポリウレタンバンドで括るべし。そうすれば不意に外れて紛失するのを防げる。ついでに、100均のビニールテープでスイッチの保護と上下角度固定と左右角度調整の措置も取ると完璧だ。