【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
11日夜に、愛媛、高知を中心に最大震度6弱の地震が発生。震源地は大分県の横を通る豊後水道、深さ39km。マグニチュード6.4だった。愛媛県で震度6弱以上の地震があったのは、1919年の統計開始以来、初めてのことだという。(@@)
幸いに現段階で死亡者はゼロ。負傷者は9名だとのこと。ただ、各地で道路や建築物の破損、山崩れなどの情報が相次いでいるという。水道管破裂の報道もあったが、大規模な停電、断水も起きていないようだ。とはいえ、損壊部分の復旧、片付けなどは大変だと思うので、余震に気をつけながら、作業を進めて欲しい。
今回の地震は、南海トラフ地震との関連性は薄いと言われているが。全国各地、いつ大きな地震が起きてもおかしくない国ゆえ、みんな、しっかり備えておきましょう!(++)
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さて・・・まず、このブログの使命である「日本がアブナイ」警報を。
12日の『改憲も補選の争点。自維国が、6月までに改憲の条文案作成を提案。立民、共産は反対』の続報を・・・。
18日、衆院憲法審査会で2回めの自由討議が開かれたのだが。自民党&改憲派が、恐ろしいほど憲法改正案の条文作り(起草)に前のめりになっている。(~_~;)
TVはほぼ全く取り上げず。ネットも一部のみしか取り上げていないのだが。国民が知らないところで、改憲の準備がどんどん進んでしまうおそれがあるわけで。国民は、しっかり警戒しておく必要がある。
4月28日の衆院補選で、改憲推進派の自維国系の候補が勝ったら、彼らは国民の理解を得たと言って、攻勢をかけようとするに違いない。(-"-)
『自民党の加藤勝信氏は、大規模災害時の国会議員任期延長など「緊急事態条項」を設ける憲法改正について「必要性は共通理解が形成されてきている」と指摘。その上で「早急に条文起草作業に入るべきだ」と述べ、来週にも幹事懇談会を開催するよう求めた。
日本維新の会、公明、国民民主各党も条文案づくりに賛同。維新の青柳仁士氏は「きょうにも作業に入るべきだ」と強く促した。(時事通信24年4月18日)』
『日本維新の会の青柳仁士氏は「このままでは自民党総裁である岸田総理大臣が約束した任期中の憲法改正が不可能なことは明らかだ。きょうにでも条文案の起草作業に入るべきだ」と述べました。(略)
国民民主党の玉木代表は「具体的なスケジュールと改憲項目をイメージして進めることを提案する。テーマを拡散させず起草委員会などで条文案作りを進めるべきだ」と述べました。(NHK24年4月18日)』
自維国は、ともかく改憲ありき。しかも、岸田首相が9月までの任期中に改憲を実現したいと言ったことを毎回のように持ち出して、9月までに改憲を実現するなら、早く条文案を作るべきだと主張し続けている。(-"-)
これに対し、『立憲民主党の奥野総一郎氏は「論点は多岐にわたり、現時点で条文起草には至らない」と反論。「緊急時の国会機能維持だけでなく、数年単位の時間をかけ、憲法全般を見渡した議論が必要だ」と訴えた。共産党は改憲を議論すること自体に反対の立場を示した。(時事通信24年4月18日)』
共産党は、憲法改正自体に反対の立場。立民党も共産党も、以前から「今、国民が改憲を望んでいない。急ぐ必要性がない」と主張している。(**)
そもそも、岸田首相の目標発言を根拠に、国民にとって最も重要な憲法改正のスケジュールを決めようと言うのがおかしいっしょ?(・・)
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立民党も共産党も、まっとうな主張をしているように思うのだが・・・。
改憲推進派の自維国などは、とりわけ維新は、かなりイラ立っている様子。(@@)
案の定、維新の議員から「立憲共産党」というディスり用語が飛び出して来た。
<逢坂氏は、立民党の議員。>
『この日の憲法審では逢坂氏が野党筆頭幹事として、与党筆頭幹事を務める自民党の中谷元氏と運営などについて協議していく考えを示した。
これに三木氏が「野党の筆頭幹事だという言い方は今後、しないでいただきたい。(立民と護憲を掲げる共産党を合わせた)『立憲共産党』の意見だけを反映した野党幹事ということだ」と指摘すると、逢坂氏は「失礼だ!」と激高。逢坂氏は憲法審終了後、記者団に「失礼な話だと思うので『失礼だ』と言わせていただいた」と述べた。(産経新聞24年4月18日)』
<また、産経が喜んで(?)《『立憲共産党』の野党代表に過ぎない・・・》とタイトルをつけて大きな文字で書いちゃうし。
同じ産経系の夕刊フジも、《立民は「立憲共産党」が攻撃材料に》なんてタイトルの記事を出しているし。超保守系の議員やメディアは、それしか攻撃材料がないの?^^;>
また、維新の馬場代表は16日に「立憲に投票しないで」と発言して物議をかもしていたのだが。18日の会見では、またまた「立憲を潰す」と吠えていたという。(゚Д゚)
『日本維新の会の馬場代表は18日の記者会見で「立憲をたたきつぶす必要があると感じた」と述べた。
野党第一党をめぐる戦いを、プロ野球の「クライマックスシリーズ」に例えながら、立憲民主党の憲法審査会における対応などを批判する中で発言した。
馬場代表は記者から「将来、自民党と『日本シリーズ』で戦うことになれば、自民もたたきつぶすのか」と問われると、「お互い切磋琢磨するというレベルに変わっていく。自民党をたたきつぶすわけではない」と述べた。(FNN24年4月18日)』(FNNも産経系ね。)
<与党の自民には優しい、他の野党には厳しい維新。・・・こういうのを見ると、ますます「維新はジャマ」「紛らわしいゆよ党は、いらない」って思っちゃう。でも、意見が合わなくても「潰したい」とは言わないよ。(・・)>
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話は変わって・・・。16日に衆院本会議で、共同親権に関する民法改正案の決議が行われたのだけど。
何と自民党の野田聖子氏が、賛成者が起立する時に起立せず、造反をした。(@@)
『野田氏は本会議後、記者団に改正案を巡り「法案を作る側として調理していないものを出すような感じだ」と指摘。「これでは賛成しかねる」と語った。
野田氏は、共同親権の導入に慎重な立場を取る超党派勉強会の発起人を務めている。(産経新聞24年4月16日)』
『野田氏は反対した理由について、日本テレビの取材に対し、「本来こども最優先の民法改正であるが、“こどもの声を聴く”機会がなかったので懸念していた。参議院でより深く、真にこどもたちの立場に立った議論をしてほしい」とコメントしました。(NNN24年7月17日)』
立民党も慎重な姿勢を示していたのだが、このままでは数の力で押し切られるということで、共同親権を選ぶときに両親双方の真意か確認する措置を検討することなどを付則に盛り込む修正を行なわせ、議決には賛成した。
まあ、修正がないよりはあった方がいいとは思うが。本来だったら、もっと時間をかけて、共同親権の諸問題、デメリットの解消の仕方などについて、じっくり議論をして欲しかった(今からでもして欲しい)し。ましてや、憲法改正は尚更、じっくりと国民が主体になって議論すべきだと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS