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【テニス・・・ナショナル・バンクOP(1000)が開幕。1回戦で、予選を勝ち上がった115位のダニエル太郎が30位のマナリノ(仏)に7-6(5)、6-4で勝って、2回戦に進んだ。(^^)
デ杯の時も書いたような気がするけど。太郎ちゃんは、30歳になった今年、何だかどんどん逞しくなっている。もともとクレーが得意で、守備がいい選手なのだが、ハードコートにも対応。サーブもよくなったし。守備で粘って相手もミスを誘ったり、チャンスで攻撃をしたりと、今日もいいところがたくさん出ていた。<これでマナリノに3連勝。相手も苦手意識を持っていて、余計にミスが出たかも?>早くTOP100に戻って、どんどん本選にストレートインして欲しい。
尚、45位の西岡良仁はちょっとドロー運がなくて1回戦から19位のムゼッティと対戦することに。残念ながら4-6、1-6で負けてしまった。西岡は全仏終了後、ツアーで勝っておらず。全米OPに向けて、何とか調子をあげて欲しい。ガンバ!o(^-^)o】
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2021年12月、安倍晋三元首相が、台湾のシンポジウムにオンライン参加した際、「台湾有事は、日本有事だ」と発言したときいた際にはギョッとしたし。今でも、この発言は問題視されているのだが・・・。
今週、自民党の麻生太郎副総裁が台湾を訪問。蔡英文総統と会談した後、国際フォーラムで行なった講演で、日米台の連携による抑止力を強調した上で、何と「戦う覚悟です」とまで発言し、物議をかもしている。(@@)
「我々にとって最も大事なことは、『台湾海峡を含むこの地域で、戦争を起こさせないこと』です。」
ここまでは、いいのだ。実際、日本は今、それを最大の目標にすべきだろう。
問題は、この後だ。
「今ほど日本、台湾、アメリカをはじめとした有志国に、強い抑止力を機能させる覚悟が求められているというように思っております。こんな時代はないのではないか。戦う覚悟です」(゚Д゚)
『「以前から台湾海峡での戦争、いわゆる「台湾有事」が始まった場合、「日本でも戦争が起きる可能性は十分に考えられる」との見解を示していた麻生氏。
防衛力を持つだけでなく、それを使うという明確な意思を相手に伝えることが抑止力になると強調しました。』(以上、TBS23年8月8日)
そもそも自民党の副総裁レベルの議員が台湾を訪問するのは、1972年に日台が国交を断交して以来、初めてのこと。
自民党関係者が「麻生氏が台湾に行くこと自体が、抑止力として中国に対するメッセージとなる(同上)」と言っていたのだが。実際、それだけで中国はピリピリしていたようなのだ。^^;
そこに「戦う覚悟」と明らかに中国を挑発する発言がなされたため、中国は早速、抗議を行なって来たという。(-_-)
反発を示しているのは、中国だけではない。
『立憲民主党の岡田克也幹事長は8日の記者会見で、(略)「台湾有事にならないためにどうするかが求められている中で、非常に軽率だ」と述べた。
同時に「政治家は国民の命と暮らしを預かっている。軽々に言う話ではない」と強調した。
共産党の小池晃書記局長も会見で「明らかに専守防衛に反する。極めて挑発的な発言だ」と非難した。(共同通信23年8月8日)』(他にも批判が出ていた。)
mewも、麻生副総裁がもし本当に「最も大事なことは、『台湾海峡を含むこの地域で、戦争を起こさせないこと』」だと思うなら、何故、わざわざ異例の訪台をして、わざわざ相手を挑発するようなことを言うのか、ちょっと立腹しているところがある。(ーー)
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mewは、そもそも「台湾有事は日本有事だ」と言えるのかどうか、疑問を覚えている。(-"-)
台湾は親族も住んでいたこともあるし、台湾人の知人も複数いるので、とても親しみを感じる好きな国なのだが。<台湾料理も好き。>
台湾と日本には国交がない。日本は72年に中国と国交締結した際、中国の「台湾は自国の一部だ」という主張を受け入れ、台湾との国交を断絶した。だから、民間レベルでの交流は続いているが、政府の間では関わりを持っていないのだ。
それゆえ、日本と台湾は何の同盟関係にもないし、軍事協定を結んでいるわけでもない。
つまり、もし台湾が攻撃されたor攻撃を受けそうな危機にあったとしても、日本は台湾を守るために軍事力を用いることはできないはずなのである。(**)
ただ、安倍氏は、「台湾有事、それは日本有事です」の後に、「すなわち日米同盟の有事でもあります」と述べていたのだ。^^;
実は、米国は台湾と軍事協定を結んでいる。中国が台湾に侵攻したら(orその危機にあったら)、米国は台湾を守るために戦う。そして日本は、米国と軍事同盟を組み、集団的自衛権を認めている(安倍元首相が認めてしまった)ので、米国と連携して戦わざるを得ないと考えているらしいのだ。(-"-)
これにも納得し難いものがあるのだけど。安倍ー菅政権の間に、米国との間で、台湾を防護するための対中国の戦略が協議され、台湾有事に備えた「日米共同作戦計画」まで策定されているという。(>_<)
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麻生副総裁が言うように、本来であれば、まずは「いかに台湾海峡を含むこの地域で、戦争を起こさせない」ことが大事なのである。
そのために、中国に敢えておべっかを使う必要はないが、不必要に突っついて挑発することも避けるべきだろう。そのような挑発的な言動は、却って中国の攻撃的な発言や行動を招くことになりかねない。(~_~;)
しかし、中国を敵視している安倍晋三氏らをはじめとする超保守派の議員は、政治的に独立した国である台湾と国交を復活すべきだと主張。安倍氏を筆頭に、台湾の総統や幹部と交流を重ねて来た。
<台湾は、安倍氏の逝去を偲んで、同国内に安倍氏の等身大の銅像を立てたほどだ。>
しかも、昨年12月には、自民党&安倍派の幹部である萩生田政調会長や世耕弘成参院幹事長なども台湾を訪問し、シンポジウムにも参加しているし。
萩生田氏は、台湾で蔡英文総統と会談。今月には、来日にした野党側の総統選候補とも会っている。
<政治家ではないが、安倍昭恵夫人も7月に台湾を訪問し、何と蔡英文総統らの政府幹部と面会。安倍氏の銅像のある場所なども訪れていた。(・・)>
まあ、萩生田氏や世耕氏は、自分こそが安倍氏の後継者だと存在感を示したい部分もあるのだろうけど。安倍氏の遺志を継いで、安保軍事面も含めて、台湾との関係をより強化するつもりでいるのだろうし。自分たちの行動が中国を刺激しても構わないと(その方が仲間内に評価される)と考えているのではないかと察する。
今回、細かい話はカットするが、彼らの言動は、時に台湾有事を煽っているようにさえ見えることがある。(-"-)
でも、それでは『台湾海峡を含むこの地域で、戦争を起こさせないこと』という目標の実現からは遠のいてしまうわけで。もっと国民や野党、メディアが、「台湾有事は何が何でも避けるべき」「日本の有事にもしない」と強く訴えて、圧力をかけて行くべきではないかと思うmewなのだった。(@_@。
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