6日に沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶つ事件(事故と推測)が起きてから、1週間が過ぎた。
陸自は13日、陸自ヘリのものとみられる部品計22点をこれまでの捜索で回収したと明らかにした。また、13日になって機体や遺体らしきものが海底にあったという報道があったが(14日に改めて確認&回収する予定)、逆に言えば、それしか情報がない。
ヘリが消息を絶ったあたりの海域は水深90~100メートルもあり、しかも、急激に深くなる場所があることや、島に挟まれているため、黒潮から派生した強い流れも入り交じっており、捜索が難しいというのであるが。
それにしても、1週間、かなりの人数や時間をかけて、調査や捜索をしているにもかかわらず、10人の隊員がひとりも収容できず。事故原因を解明につながるような情報や物証などが全く得られていないということには、大きな疑問や不安を覚える。(-"-)
私は軍事的なことは全くの素人なのだが。ひとりの国民として言うならば・・・。
もし本当に、ひとりの隊員も、重要な機体部分の捜索ができていない&有力な情報も全く得られていないのだとしたら、日本の防衛省、自衛隊(+海保)は、それぐらいの能力しかないのかとガッカリしてしまう&不安に思ってしまう部分があるし。
そんな能力もないのに、やれ、軍事増強だとか、大国を相手に戦闘をしようなんて考えるのは、いかがなものかと言いたくなってしまったりもする。<軍事増強、以前の問題ですからね!(・・)>
そして、もし米軍等からのものも含め、何か有力な情報を得ているのに、また本当は重要なものが回収できているのに、安保上の秘密とか言って、全く国民に公表していないのだとすれば、それはそれで、大きな問題があるだろう。(-_-)
今のままだと、国民の間にも、何だかモヤモヤとしたものが広がったままだし。妙な憶測がアレコレと飛び交うばかりだし・・・。
何だかな~と思っていたら、昨日13日のJアラートが、さらにmew周辺の(おそらくは少なからずの国民も)モヤモヤを拡大させることになった。(@@)
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13日、午前7時55分頃、Jアラートが発信され、北朝鮮のミサイルが「北海道周辺に落下するとみられる」との警報が。(゚Д゚)
結局、北朝鮮のミサイルは北海道やその周辺には落下せず。日本海のEZZ圏外に落下したと見られているのだが。こちらも疑問や不安を覚えるものだった。
最も懸念されるのは、安易に警報を出したり、しっかりとした情報提供をしなかったりすると、国民がいわば「狼が来るぞ」的な警報のようにとらえてしまい、肝心な時に、機能しなくなることだろう。
しかも、情報の入手がきちんとできていないようでは、ますます信用が低下してしまいそうだ。(-"-)
13日の午前7時55分。Jアラートの国民保護に関する情報の画面にはこのような言葉が並び、北海道の全域で警戒警報や避難を呼びかける放送が鳴り響いたという。
「直ちに避難、直ちに避難。直ちに建物の中、または地下へ避難して下さい。ミサイルが13日午前8時0分ごろ、北海道周辺に落下するものとみられます。対象地域は北海道です。直ちに避難してください。・・・対象地域:北海道』
午前8時前と言えば、通学、通勤時間であったのだが。電車やバスなどが止まったり、避難のため地下や建物にはいる人がいたりしたという。<一部の学校は登校時間を変更。フェリーや漁船なども困ったようだ。>
また、全国でも、スマホなどに緊急警報が届いて、驚いた人も多かったし。全国のテレビの地上波(Eテレ、テレ東を含む)が、Jアラートの警告を伝える放送に30分ほど変わったため、国民の多くが緊張感や不安を抱くことになった。_(。。)_
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ところが、落下予定とされた8時を過ぎてもなかなか、いつどこに落下したのかなどの情報が出ず。
8時15分になって突然、政府が「北海道周辺への落下の可能性はなくなった」と情報を訂正したのだ。
見ている方は、「え?」って感じ。まあ、北海道周辺の落下しないということ自体は、何よりよかったと思ったのだけど。
「じゃあ、ミサイルはどうなったの?」「もう日本及び周辺にに危害はないの?」「ミサイルはどこに落ちたの?日本を通過して行ったの?」と我が家&周辺では次々と疑問が・・・。
しかも、そのあと、実はミサイルが「レーダーから消えた」ので、推測で落下地点を計算して警報を出したという情報を見て、こちらも「何だかな~」という感じになってしまったのである。_(。。)_
『13日朝、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性のあるものを発射した際、政府は午前7時55分にJアラート(=全国瞬時警報システム)で北海道周辺にミサイルが落下する可能性があると発表しましたが、その後、訂正しました。
その理由について、松野官房長官は記者会見で、「北海道周辺に落下する可能性のあるミサイルを探知したが、直後にレーダーから消失した」「限られた情報の中で、システムが北海道周辺に落下する可能性のある航跡を生成したため、安全を最優先する観点からJアラートを発出した」「その後、当該ミサイルは、日本への飛来は確認されず、我が国領域への落下の可能性がなくなったことが確認された」と説明しました。
ミサイルがどこに落下したかは防衛省で確認中だということです。(NNN23年4月13日)』<会見のあった10時台の時点で、まだ落下地点がわかっていなかったのね。^^;>
北朝鮮がミサイルを発射したのは、午前7時25分頃。しかし、レーダーからミサイルが消えたとのこと。
情報に基づき、落下地点を計算したところ、北海道及びその周辺に落下する可能性が大きかったとのことで、防衛省が政府に連絡。政府がJアラート発信に踏み切ったという。(・・)
『ミサイルが発射されたのは、13日午前7時22分ごろ。「落下の心配はない」とされるまでのおよそ1時間の間に、何が起きていたのでしょうか。
政府関係者によりますと、日本の領海のみならず、「北海道の陸地に落下する恐れもある」と推定していたといいます。
小野寺五典元防衛大臣:「防衛省の発表でも、戦後初めて我が国領土に落ちるかもという、今回のJアラートの話だった」
韓国軍によりますと、平壌付近から発射されたミサイルは、通常より高い角度で飛ばすロフテッド軌道で、およそ1000キロ飛行した末、日本海に落下したと推定されています。
防衛省は、「高度が高かったためレーダーから消失した」と説明しています。
去年11月に続き、なぜ今回もまた「Jアラート」は訂正されることとなったのでしょうか。
松野博一官房長官:「探知の直後、北海道周辺に落下する可能性のあるものは、レーダーから消失していましたが、限られた探知情報の中で、システムがそうした航跡を生成したため、国民の皆様の安全を最優先する観点から、Jアラートを発出したものです」
(「グッド!モーニング」2023年4月14日放送分より)』
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政府(特に保守タカ派)が、やれ「台湾有事が~」とか「北朝鮮のミサイルが~」と煽っているものの、陸自ヘリ事故の捜索や原因究明がなかなかできず。北朝鮮のミサイルの軌道もつかめず、Jアラートへの信頼を低下させているようでは、とても戦争なんてできない、先制攻撃されても、反撃攻撃どころか、ふつ~の情報収集や防衛策すらも講じられないのではないかと、マジで不安に思ってしまう今日この頃。
そうであるなら、米国や保守タカ派の誘い(挑発?)には乗らず、軍事増強よりも、平和外交を推進して、ともかく戦争を回避するように努めるべきではないかと思うし。もっと国民の方からも「戦争をしない」(坂本龍一氏のいう「非戦」)という意思を、政府や国会に伝えて行くべきではないかと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS