墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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八幡山古墳 愛知県名古屋市昭和区山脇町

一本松古墳を見た後にはすぐ南西の八幡山(はちまんやま)古墳へ。

 

住宅街に忽然と出現する墳丘。

 

そこから左(南)

 

右(北)を。

 

北から回ることにします。


うっすら確認できる墳丘ライン。


振り返りながら進みます。周溝が全周で残るのは素晴らしいですね。

 

墳丘へは入れません。


東側の周溝。

 

道路沿いに説明板。

14 八幡山古墳
国の史跡に指定(昭和6年)されている県下最大の円墳。高さ120m、直径82m、まわりは堀になっています。大正8年、公園跡地に編入された当時は老松がうっそうとしていましたが、戦争中、高射砲陣地設営のため伐採されてしまいました。戦後再び緑化され、昭和57年から緑地保全地区(平成16年の法改正に伴い、特別緑地保全地区に名称変更)に指定されています。

 

直径82mは円墳としては全国8位ほどになるようですね。

 

そのあたりからの墳丘。

 

少し先には大きな石柱も。

 

そこにある説明板。こちらでは直径84mと。

八幡山古墳
指定地面積:10,952㎡
本古墳は、御器所(ごきそ)台地上の標高12mの位置に築かれた、東海地方最大の円墳である。昭和6年、国の史跡に指定されている。現在の墳丘の直径は約84m、高さは11.5m、濠底の幅は平均8mである。現状の墳丘は戦後の公園整備の際に
盛土で整形されたものである。
発掘調査は行われたことがなく、埋葬施設等については不明である。過去に墳丘上で埴輪片(円筒埴輪・朝顔形埴輪・家形埴輪・蓋形埴輪)が採集されており、築造時期は5世紀前半~中頃と考えられている。
御器所台地には本古墳をはじめ、一本松古墳(現名古屋工業大学構内)などを含めた古墳群が形成されており、本古墳はその中心的古墳と考えられる。また、本古墳は全国的にも屈指の規模を誇る円墳である。この規模の古墳が前方後円墳でなく円墳であることは、当地域の古墳の動向を考える上で重要である。
名古屋市教育委員会

 

周辺図もあります。すぐ西(左)が鶴舞公園。

 

道路対岸から説明板を。

 

南側の周溝を。


道路は南へ。

 

ここは特別緑地保全地区にもなっています。

 

素敵な周溝が印象に残りました。

2024年12月上旬訪問