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第111号(2025年3月号)
特集「CES 2025より テクノロジーで変わる社会、広告、マーケティング」

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MarkeZine BOOKS(マーケジン・ブックス)は、激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに向けた、マーケティング分野の新しい定番書シリーズです。

書評

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MarkeZineニュース

CES・SXSWから見えてきた課題、日本企業に必要なものは“マーケティングとデザインのセンス”

 日本の企業、特にスタートアップを中心にマーケティングとデザインのセンスが不足している。HEART CATCHの西村真里子氏は指摘する。マーケティングマネージャー、プロデューサーを経て、自身もテクノロジー×クリエイティブ×マーケティングを軸にプロデュース業を行う同氏に、これから企業に必要な視点と現状を打破するための取り組みについて伺った。

株式会社HEART CATCH
CEO&Co Founder 西村真里子氏

――スタートアップを中心に、日本企業が世界で通用するためには何が必要だとお考えですか。

西村氏:日本の企業、特にスタートアップはマーケティングセンスとデザインセンスがあれば、もっと世界で戦えるのではないかと考える機会が増えています。背景にはマーケティングとデザインに関する二つの事実があります。

 一つは、CES(Consumer Electric Show @ LASVEGAS)という世界最大規模の家電ショウでの発見です。CES内には、2012年より世界中のスタートアップの製品を扱う「EUREKAPARK」と呼ばれるエリアがあります。2014年までの出店は「技術は面白いけど用途や目的があまり見えない」ガジェットが多い印象でした。ですが、2015年には「使いたい!」と思う消費者のニーズを捉え、しかもデザインもエレガントな製品がフランスのスタートアップに多く見受けられました。

 その理由を確かめるため彼等にヒアリングしたところ、フランスでは2、3年前からスタートアップのメンバー構成にデザイナーが参画し、デザイン志向のものづくりを開始しているケースが多いとのことでした。翻って日本のスタートアップでは、エンジニアとビジネスサイドの人間で成り立っていることが多い。ここから、今後のスタートアップにはデザインおよびデザイナーという要素は欠かせないのでは? という視点に立ちました。

 その後、日本国内のスタートアップにヒアリングしてみると「デザインの大切さはわかってはいるけど……」という意見が多くの場面で出てきました。予算がない、誰に頼めばよいかわからないなど課題は様々ですが、必要性を感じていることが確認できました。

 二つ目がテキサスで開催されている音楽・映画・インタラクティブをメインにしたイベント、SXSW(South by Southwest)での出来事です。毎年日本から多くの企業が同イベントへの展示を目指しており、今年は日本のスタートアップ、大企業どちらも技術力の高いハードウェアプロダクトを多く展示していました。

 ですが、そのプロダクトやサービスを何故SXSWに出展したのか尋ねると、特に明確な回答が無いケースが多かった。「展示することを目的」に出展している人が多数派だったのです。これは非常に印象的でした。大企業であれば余力がある中での活動かと思いますので、それでも良いのかもしれません。しかし、スタートアップにとっては海外出張と出展料は結構な負担でしょう。それなのに、SXSWに来れば何かがある!という勢いのみで来てしまっている。その姿がサステイナブルな経営ではないように映りました。

 きちんとマーケティング戦略を持ち、自分たちが狙う市場はどこか? ターゲットは誰か? と考えれば、別の道を選び成功へさらに一歩近づけるのではないでしょうか。ここから、スタートアップこそマーケティング戦略を考え、効率良くゴールを目指す知恵を働かせるべきではないか、という考えに至りました。

 また、定性的なコメントになってしまうのですが、KickstarterやIndieGoGoのようなクラウドファンディングサイトでも、達成率が高いものは動画ひとつとってもしっかりとしたストーリーがあります。「何故、この製品・サービスがいま必要なのか」が伝わるからこそ、応援したくなるものです。

 ストーリーが語れるということは、自分のプロダクトの強みとターゲットが明確に把握できているということ。もっともっと日本からのスタートアップの製品やサービスもストーリーが語れるようになってくれたらいいなぁという気持ちもあります。

――企業がマーケティングとデザインのセンスを高めるために、まずはどうすべきだとお考えですか?

 まずは自身または自社が、当事者としてマーケティングおよびデザインの大切さを知ることが重要だと考えています。ですが、技術とビジネスセンスの次にマーケティングセンスとデザインセンスをプラスするとどうなるのか。その可視化は現段階では容易ではありません。

 そこで、私たちがその役割を担えないかと企画を考えています。具体的には、スタートアップの方々とプロのマーケターとデザイナーがチームを組み2か月間の特訓(ブートキャンプ)とメンタリングを行うというものです。そして、2か月後にお披露目イベントを開催するというものです。スタートアップがデザイナーとマーケターと組むことにより、どのような変化が起きるのか。ブートキャンプ以前と以後で可視化できるイベントを行うことで、マーケティングとデザインの重要さを伝えることができるのではないかと。

――面白い取組みですね。どのような方が参画されるのですか。

 世界的なスタートアップイベント「SLUSH ASIA」を成功させた孫泰蔵氏率いるMistletoe等と組んで、デザインとマーケティングの大切さを体感できる仕組みを考えています。マーケティングのメンターとしては、コカコーラ、マイクロソフトでマーケティングを行い、現在IMJにてCMOを努める江端浩人氏、P&GやDeNAでマーケティングを行っていたBloom& Co.の彌野泰弘氏が参画される予定です。

 デザイナーはインタラクティブデザイナーの深津貴之氏率いるTHE GUILD、TBWA HAKUHODOで大企業とスタートアップまたは、異業種同士のコラボレーションを支援するQUANTUMチームがメンターを担当されます。さらに企業のグローバル展開も視野に入れているため、英語プレゼン術もコーチングします。特訓の結果は12月12日に披露される予定です。企業がマーケターとデザイナーと組むことで、一体どのような化学反応が起きるのか。私たちも非常に楽しみにしているところです。

●現在、同企画への参加企業5社を募集中とのことです。
〆切は9月16日(水)23:59。
グローバル展開を視野に入れた、野心あるスタートアップは応募してみてはいかがでしょうか(申し込み先は関連リンク)。なお、お披露目イベントの詳細は10月初旬に公開される予定とのことです。

 

 

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2015/09/10 10:33 https://markezine.jp/article/detail/23066
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