luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人は病によって、心に変調が出る。しかし、世間の解釈は「心におかしなことがあるから、病気になった」という変なもの。

私も、時にそういう観念に囚われている処があって、はっと気づかされた。http://sharescafe.net/38703415-20140508.html より。

心の病とは、私の理解するところでは、病が原因で心に症状が出る事を指します。しかし、世間的には、心が原因で病になるかのように表現されています。これは真逆の解釈です。

http://sharescafe.net/38703415-20140508.html

...だから、世間的には「努力して、そうならないようにしよう」なんて珍妙な説も唱えられるわけで。
そして、そうなってしまった人には、まるで本人に責任があるかのようなレッテルが貼られます。まさに、スティグマです。


実際には、因果が逆で、精神病になったから、心に変調が現れる訳ですよね。
私自身はうつ病や、その他の精神病の経験はないが、その人の心の変調は現象であって、それが原因で病気になっているような世間一般の偏見は強力で、会社での鬱病発生なんて、その社員への妙なアドバイスから、偏見発言で大変な状態になるのは簡単に想像がつく。
多分、うつ病の場合には、精神科医の的確なアドバイス以外、基本的に患者は聞いてはならないのだろうと思う。
私は強迫観念症など、他の精神病疾患も含め、ある程度の効果エビデンスを持つ、認知行動療法の理解をしているし、時に、それについてアドバイスをすることもあるが、本当に本人に必要なのは、精神科医の診察と治療内容、および、的確な病態理解なのだろうと思う。


努力して、偏見に染まらないようにしていないと、本当に偏見に染め上げられてしまうように思う。
実際、企業の普通の勤務者にとっては、うつ病の理解なんて、まったく行われていないように思う。社員教育でも、実態について語られることは無いし...。