この結果はカオスだな。

twitter では、既に発言していますが、少しだけ予想していましたが、この結果は不本意です。
当選者の顔ぶれ、というよりも投票率に、ですね。...今回、投票すべき、という人が居ない、という発言を多く聞いていたので、なんとしても投票率を上げたい、という想いがあったのですが、それも適わず...。
twitter 発言より、@sugawarataku さんの分析。

SUGAWARA, Taku ‏@sugawarataku
今回の結果は、誰も得しない結果のように思いますね。自民党はこんなに少ない票数で圧勝したら、次回に向けて分裂含みになるのは必至。何をやっても正統性が無く批判されるので、次期政権は何もできない。その前に支持率は低落している可能性も大。

https://twitter.com/sugawarataku/status/280377867244818433

@h_uenohara さんの発言。

Uenohara Hideaki ‏@h_uenohara
自民党の比例獲得議席は前回総選挙並みなのに、小選挙区獲得議席は郵政選挙以上って、なんじゃこりゃ。

https://twitter.com/h_uenohara/status/280374913875988480

...はっきり言って、現状の投票が民意を反映しているかというと、多分、かなりの部分で離反ないし、乖離していると思われます。
迷って投票できなかった数も、証明できませんが結構多かったと思います。
投票結果の予想も、無党派層がかなり大きい割合を占める中での予想でしたから、投票によっては、予想を変化させることも可能だったのですが、まあ、この結果ということで...。
とはいえ、投票しなかった、という事は当然の権利を行使しなかった事も意味するわけで、これは今後の課題ですね。参議院選もありますし、今後の動向を見守って行きたいと思います。

一点、気になっているのは、各層のバランス感覚の欠如です。人権や、法律論で多く感じていることですが、何故か他者への運用は口にするのに、自己への運用を考察しない発言が多い、と感じています。
その部分は、かなり強く感じています*1。

他者を切る言動が、今後の自分を切らぬように、気をつけるのが今後の重要な課題と思えます。
参考→『「利権にNO！」が「権利にNO！」を産む: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)』『湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』より: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)』

ヒーローはバッサバッサと小気味良く敵をなぎ倒し、突き進んでいく。「いいぞ。やれやれ」とはやし立てていたら、あるときヒーローがくるりと振り向いて自分をばっさり切りつけた。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/nono-a0f2.html

*1:だからこそ、自己の行動はしっかりとしよう、と考えてはいるのですが、私だけが心がけても意味はあまりないので。n = 1 ですからね。