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コメントのネタ元、代官の実像。

『2011-05-20』に書いた、ネタ元の書籍を紹介。

luckdragon2009 2011/05/21 00:22
歴史のお話。

徳川の世は別に平和という訳ではなく、例えば農民一揆は、いわゆる武器を持たない上訴、訴えの形では無数にあったそうな。
それを抑えてきたのが、現地の代官職であり、この名君は、自己報酬を治世に投げうつので、自己資金は底を打ち、子供や孫に財産を残して上げられるものは少なかったそうな。
いわゆる、政治家、財を成さず、という話です。(徳川ではないです。もっとも、吉宗は名君だったそうですが。)

過去の震災に関しても、実は現地で炊き出しや、罪人の償い人の婚姻縁組!や、困窮農家の保護養育なんてのをやってます。(ただ、それに甘えて、働かない農民もいたそうですが。また、身分制度も必ずしも厳格ではなかったようで。ただ、ガス抜き的な特定層を狙っての言動操作はあったようで。ちなみに、これで活躍するのは、某瓦版。)

まあ、戦国時代も、現地のいわゆる戦国大名自身は、自国の治世には心血注ぎましたので、下手をすれば、領土内は平和であったそうな。

無論、歴史も通り一辺倒の理解で理解できるほど、単純ではないですが、復興が頭一人でできる訳ではなく、歴史的に見ても、現場付近の管理職や、現場の苦労で成立したという点では、日本はとても優秀な現場職を擁していると思います。

ただ、日本の欠点は、現在のところ、十数年など長期にわたっての観点を持つ政治家や学者が重用されていない処で、特に箴言をする人物がいなかった処が、東電の事故情報隠しの実情を呼んだのでしょうね。
宣伝広告費を安全対策費に使ったら、もう少し安全対策技術が進んだのに、と思います。

つまり、マスコミに金を使わずに、現場技術者や、真摯な学術者に金を回せよ、という事ですけどね。(今だって、原子力系の情報提供してるのって、物理学会の教授だったり、専門外の研究者たちでしょ。みんなぼやきつつ、ブロクで、情報提供してる...。)

ま、私の話も、俯瞰的雑感ですけどね。

luckdragon2009 2011/05/21 00:31
ちなみに、応仁の乱というか、本当の戦乱期って、歴史的情報って焼失するので、参考情報って基本的に残ってないのが実情でしょう。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20110520

代官の話は、該当書籍に出てきます。結構面白いし、震災復興の話などは参考になりますよ。
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