ICHIROYAのブログ

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2か月自転車通勤をしてみた感想

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 自転車通勤を始めてもうすぐ2か月になる。
 自転車を買うとき、ひょっとしたらすぐにやめてしまうかもしれないと思っていた。 
 で、もし、すぐに乗らなくなったら次女の旦那さんにあげるということにして、ビアンキというイタリアブランドのクロスバイクを奮発した。
 自転車を買ってみると、カバンが必要となりネットで評判の良いメッセンジャーバッグを買い、雨の日用にゴアテックスのレインコートも買った。さらに、雨の日に履ける靴が欲しくなり(犬の散歩の時にも困っていた)、それもゴアテックスでできた靴を買った。
 合計してみたらかなりの出費となったが、自転車通勤が快適になり、車通勤をやめることができれば、それぐらいの金額は1,2年で回収できるはずである。

 僕の場合、通勤と言っても、家から自宅は15分~25分ぐらいで、郊外の町だから、都心部のオフィスに通う自転車通勤ではない。
 誰かの参考になるかどうかわからないが、2か月目の感想を書いてみる。


1.快適で車通勤に戻りそうにない


 僕の通勤路は、行きはおおむね下り、帰りは登りである。
 高校時代、自転車に乗っていた次女に聞くと、自転車はしんどいだけだったと言っていたので、僕も飽きてしまうのかと心配していた。
 だが、今のところ、自転車に乗って、さあ、という時は、楽しい瞬間である。
 帰りは部分的に長い上り坂が続き辛いところもあるのだが、それでも、自転車通勤をやめたいと思うことはなく、今日まで続いている。

 

2.よい運動になる


 当初の2,3日は、家に帰り着いたら、心臓の鼓動が早くなっており、ソファーに座って息を整えてから、犬の散歩にでかけていた。
 が、今では、身体が慣れて、家に着いた時の身体の状態は、ほとんど平時のかわらなくなってきた。
 僕はコレステロールと中性脂肪が高く薬をもらっているのだが、自転車通勤を始めて一か月目ぐらいに受診した時、その数値がかなり下がっていた。薬を増やしましょうかというところに追い詰められていたのだが、この調子でいくと、薬とおさらばできそうな感じがする。

 

3.腰痛が出たが、がんばらなければ治った


 5日目ぐらいから、腰の具合が悪くなった。
 僕はもともと腰痛持ちなのだが、どうやら自転車を漕ぐ姿勢というのは、あまり腰に良いとは言えないらしい。
 ああ、やっぱり僕に自転車はダメだったかとがっくりしたのだが、フェイスブックでアドバイスをいただいて、一番坂が急なところはおりて押して歩くことにしたり、とにかく、あんまり張り切って漕ぐのはやめることにした。そうやって数日経ったら、ありがたいことに腰痛は消えた。 
 こうやって、なんとか、自転車とのつきあい方をみつけることができた。

 

4.「車道を走る」は、やっぱり難しいところもある


 自転車通勤をはじめてから、自転車の交通法規をあらためて調べて、なるべく、車道を走ろうと思っていた。 
 早朝、5時前は、すべての経路を車道を走って来ることができる。
 だが、夕方、帰宅時は、メインの通勤路の道の車道を走るのは無理だ。その時は、自転車可となっている歩道を走るしかない。
 この道は片側2車線のまずまず太い道なのだが、1車線分は細い。その車道の端を走っていると、追い越していく車は、僕の方のすぐそばをかすめていくような気がする。僕が常にまっすぐに走れればいいんだけど、ハンドルがゆらぐときもある。1台に追い越されるだけでストレスを感じるのだから、次から次へと追い越されたら、とてもではないが、走行を楽しむどころではない。

 

5.自転車は性能よりも脚力(笑)


 2週間ぐらい前、うちのスタッフのひとりに、じゃあね、と挨拶して自転車でさっそうと家に向かった。
 3分の1ぐらい走って、ちょうどゆるい登り坂の歩道を走っている時、後ろからママチャリに乗った彼女が追いついてきて、「社長、さよなら!」と言って僕を追い越し、そのまま先に行ってしまった。
 僕の自転車を追い抜いていくのは、彼女だけではない。学校帰りの多くの中高生が、僕を軽々と追い抜いていく。
 世界のシマノの18段変速機も、彼、彼女たちの脚力にはかなわない。

 

 と、まあ、2か月の自転車通勤の感想は、こんなところだ。
 僕は車も好きで、サーキットに走りに行ったりすることもあるが、ちょうど、いま、自転車の良さを再認識しているところだ。
 ロードバイクに乗って、山道をツーリングする、というところまでには、まだ相当遠い距離があるが、それでも、自転車は自転車でいいものだなと思う。
 ありきたりだが、健康的だし、環境にもやさしい。
 でも、現状の町は、やはり自転車には、厳しいつくりになっている。
 もう少し、自転車が走りやすい環境になれば、自転車の魅力を再発見する人は増えるんじゃないかな、僕はそう思った。 
 

 

photo by Dave Sutherland