私が考えていることは全て羽生棋士が既に言っているよ症候群

つーか、もう一つ書こうとしていたことも既に羽生棋士が言っていました。

上手い人とそうでない人の差はどこで生じるのか?

羅針盤が効かない状況で「だいたいこっちにいくほうがいいだろう」という方向性
ベストじゃなくても大体あってるという感じの判断だけは間違えない、感性の違い
「分からない」「答えが出ない」場面にどうするかというのが勝敗を分ける

エルデシュのことを書いた本などを見ると、彼を「問題をすぐ解いちゃうからすごい」という方向で称えているわけなのですが、もっと重要な点があるのではないかと。彼は相手に合わせて適切なレベルの適切な問題を聞く能力がとても高かったと聞いています。つまり彼は、彼自身解けない問題であっても、どの程度の難しさの問題で解くのにどういう適正や能力が必要かを見抜いていたわけです。彼が持っていたその力のおかげでどれだけ数学が進歩したことか。
分かることが分かるのはある意味当たり前なので、そうでないときに何をするかで真価が問われるのではないかと。そこの部分を磨くために、日々それ自体では役に立たないかもしれない知識を習得していかないといけないのだなと思います。

ってわけで、明日からまた頑張ります。