デザインのはてな

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従いながら従わない?

 

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 デザインの仕事をしていると、細かな条件や要望、時間や予算のもとでカタチにしなければいけないことがほとんど。「無理言わないでよ~」と思ってしまうことも正直あります。でも、あくまで私の場合ですが、その条件に忠実に従っているわけではありません。仮に、忠実に従った結果、お互いに思うようなカタチに出来ないようなら従わない(従わないは語弊がありますが…)。自分がやったほうが良いと思ったことは、どうにか方法を考えて実現するようにしています。そうでないと、やる意味が無くなってしまう場合もあると考えているからです。

 

先月、生まれてはじめて日本舞踊を生で観る機会がありました。その名取の方が着ていた服の裏地には、鮮やかな鳥獣戯画が…。後で教えてもらいましたが、江戸時代に庶民の娯楽や着物が規制されるようになったとき、一見御触れに従っているようで実は隠れてオシャレをするというのが江戸っ子の粋となったそうです。従いながら従わない。政治家が法律のグレーゾーンでズルをするのはいただけませんが、ルールをきっちり守ることで何かが抑圧されてしまったり、本来の表現ができなくなってしまうことに限って言えば、私はそのルールのギリギリを攻めても良いと考えています。当然、ルールは守らなくてはいけないものです。ただ、縛られすぎるとやっている意味が無くなってしまうことも時と場合によってはあるような気がします。繰り返しになりますが、ルールを破ってよいという意味ではないので、誤解しないでくださいね。

 

 

あなたは、条件に従わなかったことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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