デザインのはてな

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デザイナーはお医者さん?

 

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 仕事を頼まれたときに、相手の説明が分かりづらかったり、内容が整理されていなかったら、あなたはどう思いますか?「ちゃんと説明してくれないと出来ないよ」「内容を整理してから頼んでよ」なんていう人をたまに見かけます。もちろん、頼み事の内容やそのときの状況、相手との関係性などにもよりますが、デザイナーという立場に限っていえば、相手に文句を言うのはお門違いです。

 

『デザイナーはお医者さん』とよく言われます。「今日はどうされました?」「いや~気分がわるくて…」「そんな説明じゃ、どう治療したらいいか判断できませんよ」。そんなやりとりは聞いたことありませんよね。体調がわるい患者さんに対して、問診で大まかな症状を把握し、きちんと知るためにどの検査をしたらいいか判断、結果を見てはじめて治療方法を決めます。デザイナーも同じ。具体的にどうしたいか固まっている依頼主はほとんどいないので、話を聞き出して整理する必要があります。検査と同じように正確に要望を知るためのツールも使ったりして。

 

この前提の部分が抜けていたらどうでしょう?「気分がわるくて…」「はい、じゃあこの薬飲んでください!」そんなお医者さんは不安で仕方が無いですよね。でも、デザイナーさんの中には、そんなやりとりが普通にあったりします。自分の中で解釈して突っ走ってしまうタイプの人は特に。実際の現場では、広告代理店やディレクター、クライアント側のデザイナーなど多くの人が関わるので、依頼主と直接コミニュケーションをとることが出来ないケースもありますが、直接やりとり出来たらまずは一緒に整理する作業をしてみてはいかがでしょうか?自分に対しての問診も有効ですよ!

 

 

あなたは、要望や考えを『引き出して整理』できていますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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