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灼熱のサハラ砂漠に棲む可愛いヤツ!フェネック狐に迫ってみた

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(著)

公開:更新:

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 小柄な身体と大きな耳。最近ではペットとしても大人気のフェネック。だが、野生での生態を目にする機会はほとんどないだろう。今回は珍しい、野生のフェネックの姿をとらえた映像をご紹介しようと思うんだ。

World’s Smallest Wild Dog | Dogs in the Wild: Meet The Family | BBC Earth

 フェネックが野生で生息しているのは、アフリカ北部の砂漠地帯。いわゆるサハラ砂漠が彼らの主な住処なんだ。

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 野生の犬科の生き物の中では最小のサイズ、そして特徴的な大きな耳は、灼熱の砂漠で体温を逃がしながら生き抜くために進化した結果なんだとか。

 また、灼け付く砂の上を歩いても平気なように、足の裏には毛が密集して生えているんだそう。

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 だがその小さな身体は、肉食の獣や猛禽の的となることも。そこでふだんは砂に掘った穴の中で暮らし、夜になるとエサを探して外へ出ていくのだ。

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 フェネックは雑食性で夜行性。エサは砂漠に棲む爬虫類や虫、鳥やその卵など。時には果物のほか、植物の葉や根なども掘り起こして食べるが、水はほとんど飲まずに生きられる。

 身を隠す場所のない砂漠では、夜もジグザグに走ったりジャンプしたりと、天敵から逃れる工夫が欠かせない。大きな耳は、敵や獲物の出す音をとらえるのにも非常に訳あっているんだ。

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 こんな環境で生きてきたフェネックは、ペットとして飼われるようになってからも警戒心が強く、なかなか人に懐かない。

 赤ちゃんのうちから飼育すれば、こんな風に甘えまくってくれることも。

 また、トイレのしつけができないのも、室内飼いには致命的だ。おまけに排泄物のニオイや体臭はかなり強烈なんだそう。かといって外で飼おうとすると、穴掘りが習性となっているフェネックは、地面を掘って逃げ出してしまう。

 というわけで、「可愛い!」からと安易にペットとして飼うのは、おすすめできない生き物かもしれない。それでもこの可愛さだけは否定できないので、こうして動画などで存分に楽しんでおこうよ。

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

    1. ※2 動画でもフェネック・フォックスと言ってるからおかしくないのでは。

    2. 本体はあまり臭くないけど、排泄物が臭い(大小ともにとても臭い)! しかもトイレのしつけはほぼ無理なんでますます大変。(あと鳴き声もかなり大きいのでアパートなどだとペット可でも厳しいです(メスはあまり鳴かないらしいですが)。最大の問題はペットとしてはわりと珍しい生き物なので、きちんと診てくれる獣医さんがとても少ないことでしょうか……。

      ※2
      サハラ砂漠にもケチつけたいお年頃かな? フェネックギツネは通称で一般的に通用している呼び方です。

  1. ホッキョクギツネとフェネックギツネ
    これほどベルクマンの法則が分かりやすく出る動物もそういない

  2. 有名な『星の王子さま』(原題は Le Petit Prince で、『小さな王子』ですが)に登場するキツネ君は、このフェレックなんですよね。
    だから、作者サン=テグジュペリが描いた挿絵では、耳がとても大きくなっているのです。

  3. スナネコといいフェネックといい、砂漠の生き物はキュートだけどなかなか手なづけられないんだね…

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