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事実は心を変えない。信念に反するものは証拠があっても意見を変えない、その科学的理由

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(著) (編集)

公開:更新:

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 事実とは明らかに違うのに、絶対に考えを改めようとしない人、意見を変えることをかたくなに拒む人がいる。

 どんな証拠を突きつけたところで無駄なことだ。人間の脳は、必ずしも事実に基づいて客観的に判断するようにできていない。むしろ感情によって左右されがちだ。

広告の下に記事が続いています

 「認知バイアス」は、事実から目を背けさせようする。自分の信念を否定するような情報を遮断し、同じ価値観を持つ人々とだけ交流することで、自分は正しく、安全だと感じるようになる。

 アメリカ、コネチカット大学のキース・ベリッツィ教授は、「事実が心を変えない」メカニズムを詳しく紹介してくれている。

自分の意見に反するものを否定したい「信念固執」

 人間は非合理的な存在だ。だから新たな事実を目にしても、そう簡単に自分の意見を変えたりはしない。

 その一因は、心の偏りである「認知バイアス」にある。

 新たな証拠を突きつけられたとき、人は自分の意見を考え直すことはなく、むしろ証拠を否定しようとする。心理学では、これを「信念固執(belief perseverance)」という。

 人は自分の考えの間違いを指摘されると、脅威と感じる。これは政治やアイデンティティに関する信念である場合、特にそうだ。

 強く信じていることを否定されると、それを自分への攻撃と感じる傾向にある。

 すると、かえって自分の意見に固執するようになる。このことは、地球温暖化やワクチンについての意見など、数々の実験で確かめられている。

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photo by Pixabay

信念を否定する情報を遮断。欲しい情報しか集めない

 「確証バイアス」という、信念固執とはまた別の認知バイアスがある。これは、人は自分の意見の正しさを裏付けてくれる情報ばかりを集め、反証する情報を無視、拒絶する心の偏りのことだ。

 だから、自分と同じ思想や意見を持つニュースだけを見て、同じ考えを持つ者とだけ交流し共感し合う。すると見聞きする情報は、自分の意見に一致するものだけになるし、仲間はみんな賛成者だ。

 これは「エコチェンバー現象」と呼ばれており、誤った特定の意見や思想が増幅されて影響力を持ち、攻撃的な意見や誤情報などが広まる危険性が指摘されている。

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photo by Unsplash

そもそも人間の脳はそういう風に作られている

 認知バイアスだけでなく、脳の仕組みもまた人を頑固にするよう働く。

 たとえば、議論で相手を言い負かすと、脳は「ドーパミン」や「アドレナリン」といったホルモンを分泌する。

 これは食事や性交をしているときに放出されるホルモンで、その人の気分をよくしてくれる。だから、人は論破されるより、論破する方が好きだ。

 一方、強いストレスや不信を感じたときに出るホルモンもある。「コルチゾール」だ。このストレスホルモンは、いわゆる「実行機能」と呼ばれる論理的な思考や理性的な思考を乗っ取ってしまう。

 さらに脅威を感じた人の脳では、「闘争・逃走反応」を制御する扁桃体が活発になる。すると、人は声を荒げたり、むっつりと黙り込んだり、あるいは人の話を聞かなくなったりする。

 このように脳には相手を論破したいと思わせる機能や、言い負かされそうになると冷静に考えられなくなる機能が備わっている。これが組み合わさることで、なおのこと人は意見や考えを改めることができなくなる。

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photo by iStock

心を柔軟にする習慣

 こうした認知バイアスや脳の機能があっても、心を柔軟に保つことはできる。ベリッツィ教授は、次のような柔らか頭を育む習慣をアドバイスしている。

・心をオープンにして、新しいことを学ぼうという心構えを持つこと。物事をいろいろな視点から考える癖をつけ、何かを考えるときは客観的で正確な情報に基くよう心がける。

・例外的なことに振り回されない。たとえば、異端の学者がワクチンは効かないと喧伝していたとしても、多数の専門家の意見をもっと重視するべきだ。

・繰り返しに注意すること。たとえ嘘の情報であったとしても、何度も見聞きしているうちに本当に思えてくる。SNSを利用する政治家などは、このことをよく知っている。

・意見を伝えるときは、対立を煽るような言い方はしないこと。

相手が愚かであるかのような伝え方では、たとえあなたが正しかったとしても、耳を傾けてもらえない。うまく質問して、己の考えに疑問を抱くよう相手をうながすのがいいだろう。

・自分も含め、人間は考え方に偏りがあることを心得て、他人の意見にも敬意をもって耳を傾けること。

頭に血が上っていると思ったら、ちょっと深呼吸してみよう。別に自分が間違っていたっていいじゃないか。そこから少しずつ成長していけばいいのだから。

References:Cognitive biases and brain biology help explain why facts don’t change minds / written by hiroching / edited by / parumo

本記事は、海外メディアの記事を参考に、日本の読者に適した形で補足を加えて再編集しています。

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この記事へのコメント 88件

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  1. 地球温暖化はここのコメ欄でもびっくりした…
    子供の頃と温度が10度以上違うねってのにそんなのはあり得ない根拠を示せって爆発してて実際過去50年のデータ出されてもなぜか嘘認識で地球温暖化してないっていうの
    こっわと思ってた

    自分がちょっと埼玉の有名な熊谷とか検索しただけでも簡単に見れたのに

    でもあれのおかげで真夏日だか熱帯夜だかなんだかの定義が2007年だかその辺の割と最近高温が普通になってから改定されてたとか知れたけど

    1. ※4
      いま自分で検索見てみましたが、1971年と2021年の平均で比較しても8月で1度強、それ以外でも5度弱ほどしか差がありませんが・・・。
      夏よりも秋~春のほうが伸び率は高いですね。
      1971と2021年のジャスト50年の比較でみると総じて2021年が上がっていますが、2021年より少し前だと寧ろ低い年だってあります。逆に1971年近くで2021年よりも暑い年もあります。

      「子供のころより暑くなった」という体感については同意します。
      そしてここ数年で記録更新するほど暑い年が続いているのは過去にないというのもデータを見て分かりました。
      しかし、「10度以上違う」と大袈裟に言ったり、「実際過去50年のデータ出されてもなぜか嘘」←これが嘘のようなことを言ったりするから信ぴょう性がなくなり、否定されたのではないですか?
      過ぎたるは猶及ばざるが如し。嘯くことなく客観的に述べたほうが相手に伝わりやすいと思います。
      それでも聞く耳を持たない人はこの記事の通りいるでしょうが、そういう人に対して誇張したことを言っても揚げ足を取られて説得力が無くなるだけです。

      1. >>9 平均で出さずに日毎の計算だと10度違う日もあるから間違いではないと思うよ
        逆にどのデータでどこを見て判断したのかもわからないまま長文否定は怖いと思う

        1. ※58
          そういうところです。そういう日があったとしてそれが根拠として適切かということです。

          例えば夏で比較するなら、8月でも最高気温20度台になる異様に涼しい日ってたまにありますよね。
          でも、「子供のころより暑くなったよね、温暖化だ」って根拠を示すのにたまたま下振れした日を拾い上げて、それと普通に暑い日を比べても意味がないでしょう。
          昔は普通に暑い日でも10度以上低かったというのなら、平均だって相応に下がっているはずです。

          温暖化か単なる自然な気候なのかは今回のコメントの論点ではないのでさておき、自分の意見の根拠を述べるのに条件が対等でない例を並べたり、極端に偏った部分だけ拾い上げるとバイアス全開に見られてしまい、説得力がなくなりますよって話です。

          1. ※61
            日本の最高気温は、2007年に破られるまで、1933年に山形で記録した「40.8°C」だったんだよね。
            それを取りあげて「昔も暑かった」って言っても意味がないわけだし。
            「平均」と「分散」の重要性を理解していない人が多いってことなんでしょうね。

            • +5
        2. ※58
          >平均で出さずに日毎の計算だと10度違う日もあるから

          そんなもん、同じ年の夏の中でも
          普通に10度違う日もあるじゃん…

    2. >>4
      地球温暖化とヒートアイランド現象は別の減少だとあれほど

      1. >>30 漢字間違ってるからネタか?とも思ったけど別に都市化進んでない埼玉の地域だろうが他の国だろうが気温は上昇してるよね
        wikiですら地球温暖化でヒートアイランドもry
        ってあるのになんで頑なに地球温暖化を否定するのか怖すぎる。

        1. ここ20年で気温の上がった地域もある一方気温の下がった地域も存在する
          理由は海流の流れが変化しそれに伴って気流の流れが変わったからそれが地球?温暖化と言われるものの正体の99%
          大気中、海中の平均気温を測ったら若しかしたら20年前より下がっているかもしれない
          温暖化って言うものは現時点ではそのくらい曖昧なモノ

    3. >>4
      地球温暖化は構わんのだが、中世温暖期というものがある以上、人為的な原因ではない可能性が高い、という人は結構いるとおもうし、最高気温ではなく平均気温ではあまり高くはなってないんだけどね。

    4. ※4
      その人は学校で歴史の勉強をサボってたんでしょうな。
      平安時代はいわゆる中世の温暖期だし、江戸時代はプチ氷河期。
      今は温暖化してるけど、あと十年くらいしたらプチ氷河期が来るなんて話も出てる。
      地球様の機嫌に人間は翻弄されるしかないのですよ。

  2. 俺の考え方に偏りがあるだって?
    そんなことは絶対にありえない!

  3. 認知性バイアスの本を読んでから、人に「説明」はするが「説得」するのは、こちらに不利益が生じない限りあきらめてる。

  4. 今は実証が強いから事実が何より正しいと思うだけな気がする。
    現代でそれに異論はないけど、先のことまでは分からないな。

  5. 以前NHKでフェイク動画の特集をしてた
    フェイク動画が溢れて本当の動画も個人レベルでは嘘だと切り捨てやすくなり
    信じたいものだけ信じる傾向が強まっている…みたいな話だったと思う

    プラスの面では恐怖の克服に使われていた
    例えば水が怖い人が、自分が泳ぐフェイク動画を見続けることで恐怖心を克服していく
    成功体験をさせる感じかな
    イメトレも似たようなものだと思う

    嘘に振り回されるのは勘弁だけど
    信じたいことを信じる力も大切だと思う
    事実にイマジネーションが加わって突破する

    1. ※13
      ここのコメ欄見てると
      それが中々難しい事だって分かった

  6. こりゃまたタイムリーな話題だね。
    あの凶行事件以降分断されたいくつもの正義、正しさ、道理が
    互いに自分の不都合を棚に上げ攻撃しあっている。
    冷静に検証できるのは何十年も後の事だろうねぇ、、、

    1. >>14
      検証なんて日が経てば経つほど出来なそう、ケネディ暗殺みたいにミステリー化して尾鰭ついちゃいそうって思っちゃう。
      そも防げなかったのかとか現場の検証とかの論理的な話をせず、自分に都合の悪いところは見ようとせず、都合の良いように見たい人たちの感情的な声がデカすぎるんだよなぁ。
      そんなふうに仕立て上げちゃったのはさんざ悪く言って煽ってたマスコミのせいもあると思うんだけども。

  7. 温暖化で言えば永久凍土の下から中世の遺跡が出現し
    当時が今よりもずっと温暖化だった証拠が出て来てしまったが
    研究者の一部はそれを直視できずその地域だけ特に温暖だったと妙な事を言い出してたな。
    同時期の日本でも水位が高く今では地上に露出しているものも
    当時は海面下にあった事が分かってるのに。

    1. ※16
      そういう話じゃない。それいったら白亜紀は今より温暖だった。
      近代化により様々な温暖化ガスの排出が増えて、それにより温暖化してるんじゃないかという説であって縄文期との比較をしているのではない。

      温暖化の意味を都合よくすり替える、まさにタイトル通りの例になっている。

      1. >>28
        結局人間が住むのに適してるかが問題なわけだし
        おまけに気温計もなかった時代を現代からの予想してるに過ぎないのに何故か温暖化してないって言う人達は毎回縄文時代出すよね
        同じ人なのかもしれないけど

        1. 地層の成分とか化石になった植物の生態からちゃんと推測してるぞ

    2. >>16
      住民が去った後に溜まった堆積物による保冷効果でその時代の地層が凍土化したのでは

    3. >>16
      温暖化してないんならなんで永久凍土の下から遺跡が出現したんですか?

      1. >>39
        温暖化してるしてないを論ずる人
        温暖化の原因が人為的か否かを論ずる人
        環境利権のために不安煽りしたい人
        主にこの辺が同じ場でそれぞれの言いたいことだけ言ってるイメージ

    4. ※16
      大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデル証明したからこそ真鍋淑郎さんはノーベル賞を取りました。そうではないというならきちんとした証明をしなければならない。自説に都合のいい事実一つを持ってきてノーベル賞級の研究を否定するのはばかげています。自分の方が騙されてると考えたことはありますか?

      1. ※76
        化石燃料を一切使ってない縄文時代の方が暑かった定期
        さらにその前は氷河期で二酸化炭素濃度では何も説明できない

      2. そう、人間なんてものが居ない時代から二酸化炭素は存在し、なんと増えたり減ったりしてたんだよ
        な~~んでだ?

  8. "論破するの気持ち良すぎだろ!"ってのと"意見を変えたら負けかなって思ってる"のがかつての人類の生存においてどのように有利に働いてたのかが気になる。

    1. ※18
      個人の利益を守る役にはたってそうだが、人類の進歩に対しては妨げになってそうだな。

  9. 思考バイアスを自覚するのは難しいし、その概念さえ持たないような人ほど自分を理知的だと思って譲らないんだから、考えが違う人と疎通することなんてほとんど出来ない

  10. >例外的なことに振り回されない。たとえば、異端の学者が~喧伝していたとしても、多数の専門家の意見をもっと重視するべきだ。

    でも、これはこれで、行き過ぎれば「地球が太陽を回ってる? んな訳あるか!」「麦飯で脚気が治る? 迷信だ、あらゆる栄養価で米のほうが優れており、麦で得られる物など無い(当時ビタミンは未発見)」という固執につながるんじゃ…?

    1. ※21
      当時と今では知識量が違うんでは?
      当然今でも全てのことが明らかになっているわけではないんだけど。
      他山の石、ってやつにできるといいんだろうね(自戒

  11. 報道を利用し過ぎた所為で信用されてないって側面もあるぞ
    今、事実を事実と信用する為の材料が民衆にないんだよ
    利権から切り離せれば状況変わるかも?
    無理だろうけど

    1. 排出権なんてものを作り出しそれで金儲け始めてから急に胡散臭く思えるようになったよね

  12. バランスがとれず妄想で歪んだ考え方をする高齢層が、現在目立っています。
    おそらく長い年月で、自分の頭で考えず、間違えても強そうな人の考えたことを従うことに頼って生きてきた。
    その空洞化した部分を、代わりに都合の良い安易な妄想で埋めて納得させる考え方の性質ではないかと、本人ではないのでわかりませんが、そのような人を見ていて予想します。
    しかし、こじつけで社会や他人に迷惑をかける妄想は、気づいた時に即改める、定期的に勉強する、謙虚さ、慎重さ、他者と話し合い自分の間違いを正す、を癖つけて改善していくと、良い歳のとり方ができて、そういう人も少なくなると思われます。

  13. 過ちを経験して痛い目にあって初めて真実を実感するんでしょうね

  14. 昔は同じ考えの人を探す方が難しかったけど、今はSNSで簡単に見つけられる。
    イイねという機能はまさにお手軽賛同者だから承認欲求もプラスαされて、
    否定的な意見に対して、
    自分にはこんなに味方が居る。だから貴方がおかしい!ってなりやすい。
    しかも公の場であるから余計に否定された事に対して怒りや恥ずかしいという感情を抱く。
    大事なのは感情が確執的なものになる前に、正しい情報を手に入れる事だけど、
    無理やねぇ…

  15. ある程度長く生きてりゃ誰しも経験で知ってる事だけど
    こうやって理路整然とメカニズムや対処法が教えてもらえるのはありがたいね

    振り返ってみると自分もそういう風に凝り固まってた事がいくつもあるなと反省するわ

  16. わかっちゃいるんだけどね。
    間違いとか指摘されると攻撃されてるように感じてしまう。

  17. 熱流体系の専門家でシミュレーションにも発電インフラ関連にも研究者として参加した経験があります
    その私が未だに真理を求めているのに何ら知識が無い方が「結果を断言」している状況に唖然としますよ
    ネットで「自分好みの情報」だけを見ることで自己洗脳を強めていく
    まぁ研究者にも自分が正しいとありたいが為に盲目になる人も居ますが…

    常に疑問を持ち自分の出した結果すら疑う、計算の簡略化の為に捨てた項目を次こそ拾う
    そんな事やるよりカルトのように人を騙すのが楽だな~と心揺らぐときも多々ですが

  18. 間違いを指摘してもらえると同じ間違いをせずに済むし、面倒がらずに指摘してくれたことに感謝する自分は珍しいのかな?
    校正の仕事を経験していたのが関係するのかな?

    1. >>34
      ですよね
      職業…あと文化や性差も影響するかな?
      この手の論説なんかで「人は誰でもこうだ」的に言われると、そうかなあと思ってしまう
      他人の指摘に納得な場合そもそも議論に発展しないし
      実はそっちの方が日常的に多くはないのだろうか

  19. 最近はフェイクニュースやら半枠で使われるけど
    もともと狂信的や意味のない行為に固執する宗教じみたヤツに使うべき神学の領域だろ

  20. 一人で黙って信じ続けるならまだしも「みんな!なぜ騙されてることに気が付かないの?」みたいに声がデカい人が多い印象。

    1. ※38
      自分が正しいと思いたいから賛同者を探しているんだよ(能動的に自分に都合の良い情報を集めている)

    2. ※38
      それを一番やっているのが政府やマスコミなんだけど大規模過ぎて気付きにくいよね

  21. 事実を信奉している自分でも、時々は間違いを認められずに直視することを諦めることがあるから本能的なものなんだろなと思ってた

  22. 何かを信じている人たちには真実を言って先に反論するよりも、まず相手に寄り添って
    否定せずに話を聞き、その人が誰かを助けたけたくて誤ったその情報を信じているのなら
    私もあなたの誰かを助けたいという気持ちだけは一緒だよと言ってあげる方がいいらしい。

  23. 人間は自分の信じたいことを喜んで信じるって紀元前から既にカエサルが言ってるし
    古今東西変わらない人間の普遍的性質であって、最近の誰それのことだとか、自分とは違う特定の誰かの話だと考えるべきじゃないと思う

  24. 煽るのは信念を持っている相手には無効だけど、中立や迷っている勢力を敵サイドから引き剥がすのには有効なんだよね。だから与党は自分達の政党以外を叩きまくってるわけで……。

    1. >>45
      与党の場合野党が無能過ぎるから普通の反論が煽りになるだけやろ

    2. ※45
      どこかの支持者が自分が支持する政党以外を叩きまくるのはよく見るけど与党が自分達の政党以外を叩きまくってるのはあまり記憶にないなぁ
      どちらかと言うとマスコミや野党の方が自民を叩きまくってる印象
      そして何故か連立してる公明党はあまり叩かれてない気がする

  25. うわー!これはすごい重要な記事だね
    最後にまとめてくれた「心を柔軟にする習慣」をめのつくところに貼っておくよ

  26. 心を柔軟にする習慣に、多数の専門家の意見を参考にするとあるがこれは冗談?

    多数派が正しいとは限らないし、今日の常識は明日の非常識かもしれない。
    専門家もバイアスを持っているからこそ、反対意見も考慮して自分で考える必要があるのでは?
    (ただし意思決定の際、反対意見のほうが重要視されるが)

    丁度ワクチンに触れているので、これについて言うと最初期に言われていた感染を防ぐなんて今はまったく言われていないし、当初は十分な証拠がないためデマ扱いだったかもしれないがあらゆる副作用とされる事例が報告されている。

    否定派がバイアスに陥っていたように肯定派も同じようにバンドワゴン効果や公正世界仮説みたいなバイアスを持っていたというべきでしょう。∫

    1. >>48
      「多数の専門家」の意見を参考にするのと「多数派」の意見を参考にするのは別の話では?

    2. ※48
      >感染を防ぐなんて今はまったく言われていないし

      ワクチンが感染を防ぐ効果があることはちゃんと論文になっているよ。
      ただ100%感染が防げるわけではないのと、時間が経つとその防ぐ効果が下がるということも当初から予測されてその予想通りになっているよ。

      又聞きではなくきちんと情報を選別できるようになるのが大事だということだね。

    3. ※48
      >最初期に言われていた感染を防ぐなんて今はまったく言われていないし、
      「感染を防ぐ」が「感染症の発症を防ぐ」だとしたならば、厚生労働省のHPに「新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり」と書いてある。
      「最初期」からワクチンの目的は「感染を防ぐ」ではなく「感染症の発症」を防ぐこと。

      >当初は十分な証拠がないためデマ扱いだったかもしれないがあらゆる副作用とされる事例が報告されている
      そうだね。
      厚生労働省のHPでも副反応の存在を認めたうえで「ワクチンの接種のメリットが、副反応などのリスクより大きいため、接種をおすすめしています」と書いてある。
      ちなみに、副作用の無い薬はない。主作用があるなら副作用が必ずある。

    4. ※48
      初期はマスコミもテドロスも持ち上げまくってたなーそう言えば
      現実は言うほど効果ないみたいだけど
      専門家も多数派も当てにならない、間違うこともあるって現実知ってると結局「自分が信じたい方を信じる」になっちゃうね…
      自分自身が勉強して専門家並みの知識を持って己を頼りにするのがいいんだろうけどめんどくさすぎるし様々な分野でそれやるのは現実的じゃないしなぁ

  27. 悪く言えば偏屈だけど
    何があっても相手を愛すると言えば美談だ
    事実に合わせて感情を変える必要のない場面もあるはず
    そうでなければわざわざそんな脳みそにしてない

  28. ターリ・シャーロット著「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」でも、このメカニズムが学術的に解説されていました
    「理詰めで説得しても(または理詰めで説得すればするほど)相手が動かない」という事例がたくさん紹介されていて勉強になる本でした

  29. 昔はCO2犯人派だったけど、
    温暖化シミュレーター作ろうとして勉強した結果
    CO2じゃ説明できないって結論になって
    今はCO2冤罪派

    たぶんこれどんだけ人から言われても、自分で調べなきゃ考え変わらなかったと思う

    1. ※60
      温暖化なんて、そもそもの排熱量が増えるだけで起きるし、二酸化炭素以外にも温暖化ガスはあるし(メタンガスとか有名ですよね)、多分「何か一つの要因さえなんとかすれば完全解決!」ってもんではないんでしょう

      人類滅亡すれば、誰も地球の気候変動を問題視しなくなって完全解決ですが、それは禁じ手なので(冗談がわかる人はこれ持ち出すと態度が軟化するが、わからない人はこちらを「人でなし」と罵る、諸刃の剣「ブラックジョーク」)

    2. ※60
      今は牛のゲップとおなら(メタンガス)の方が槍玉に上がってるよねw
      地球上で畜産されてる牛から生じるガスは途方もない量になってるっていう

  30. 年よりになるとこういうの増えるね、説得するのは大変なので「全くその通り!」「気持ちはわかりますよー」とか言って寄り添う方向で説得を試みるけど終着点がそもそも違うので説得できず話がこじれて大変困るんだよな

  31. この手の記事のコメ欄がいつも同じような感じになるのを見てて思ったけど、自分の信じるものに固執するというより、「間違っているのは相手の方だと信じて疑わない」のが不毛な対立の原因なんじゃないかな。
    自分の意見を信じていればこそ、実は自分が間違っている可能性を排除してはいけないと思う。
    あと無駄に煽る言い方が互いの態度を頑なにするんでしょうね。

    1. ※65
      自分は善と信じて疑わず、それを証明し続ける為に
      「敵が必要」なので向こうから絡んで来るらしい。

  32. 誰もが認知バイアスを持っているとしても強く働く人弱く働く人はいるわけで
    次々と最適解が変わる乱世が来てバイアッサーが死に絶えて頭の柔軟な人だけが生き残り子孫を残すような事が来ないかな

  33. エコチェンバー現象
    最近知った言葉だが
    宗教団体ではもれなく見られる現象だと思う

  34. 「絶対に非を認めない理由」とかで動画で説明されてるよ。
    自己愛のやつ。合わせて見ると良いかも。
    間違いを認めたらシヌと思ってるんだって。

  35. 何で記憶の改竄を平気で出来るのかも説明されてる。
    動画で。

  36. 思うに人類の脳みそ、小さな村の中で全てが完結してた時代から進化してないんじゃないかな?その頃なら村の掟に従わない奴は物理的に追い出して終わり、おかしな事言い出す奴もせいぜい一人か二人くらいのものだったから群れ全体で見たいものを見て信じたいものを信じてても何も問題はなかったかもしれない。

    1. ※75
      地球上において長年の進化の到達点にいるのが人間ではなく
      環境の変化による淘汰を逃れて、恐竜から進化して生き残り続ける鳥類なのだから
      生物は必ずしも知的に進化するモノではないということを人類は悟らないとね

      1. ※80
        するとなにかね、君は鳥には知性がないと言いたいのかい?
        君はたった今、全カラパイア鳥班を敵に回したね。
        (鳥班なんてあるのか?

  37. 記事の内容のとおりだと思う。 証拠となる国会での映像やワク論文に海外でのニュース、台湾企業となかぐにの本当の関係についての過去の出来事をまとめたデータを観ても…考え直そうと思う人はここには絶対いないと断言できる。
     

  38. 証拠や事実を”誰から”つきつけられたかにもよっても、変わってくるところあるよね。

  39. なるほど、ホルモンの作用なのか!知らなかった。
    じゃあ、冷静な議論を皆にさせたいときには、医療的な技術でアドレナリンやドーパミン、コルチゾールの分泌を抑制したり、扁桃腺の活性化を抑えればいいってこと?
    理不尽な論破や、誤った情報を垂れ流す人がいたら、そういう手術をすれば
    そういう問題が抑制できるよね。

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