
地球のパートナーといえばもちろん月だが、今後2ヶ月間、もう1つの小さなパートナーが増えるそうだ。
それは2024年8月に発見された「2024 PT5」という小惑星だ。
『Research Notes of the AAS』(2024年9月付)に掲載された研究によれば、2024 PT5は地球の重力に捕われ、9月末から11月にかけて私たちの地球を周回することになる。
つまり地球は短い間だが、月とミニムーン(小惑星)の2つのパートナーを連れて、宇宙空間を移動するということだ。
2カ月間だけ月が2つに。地球に寄り添うミニムーン
地球に近寄ってくる小惑星の多くは、楕円を描きながら地球をぐるりと周りつつ、最終的に遠くへと飛んでいく。「2024 PT5」もまたそんな小惑星の1つだ。
2024 PT5は、NASAとハワイ大学が開発した小惑星地球衝突最終警報システム「ATLAS(Asteroid Terrestrial-Impact Last Alert System)」によって、8月7日に発見された)。
小惑星地球衝突最終警報システムという名称はなんだか物々しいが、直径11mの2024 PT5が地球に衝突したりはしないので、ひとまず安心して欲しい。
それより注目すべきは、この小惑星がしばらく地球の重力に捕まるだろうことだ。
マドリード・コンプルテンセ大学(スペイン)などの研究チームが、その大きさ・速度・軌道から今後数ヶ月間の軌道を計算したところ、2024 PT5は地球に接近してその重力に捕捉され、2ヶ月かけて地球を1周するだろうことが判明した。
小惑星が地球を周回するのは2024年9月末から11月中旬まで
地球と一緒にいるのは、9月末から11月中旬までの53日間だ。それからあとは地球から飛び去っていく。
なお研究チームによれば、その軌道から推測すると2024 PT5の起源は、「アルジュナ群」という地球近傍小惑星グループだろうという。
さらに軌道が天然の天体と一致しているため、2024 PT5が宇宙ゴミ(つまり人工物)である可能性は低いだろうとのことだ。
天体望遠鏡を持っている人は、地球を周回する小惑星の姿を確認することができるかもしれない。
References: A Two-month Mini-moon: 2024 PT5 Captured by Earth from September to November - IOPscience / Earth to have new mini-moon for two months
本記事は、海外の記事を参考に、日本の読者向けに重要な情報を翻訳・再構成しています。
秋の夜空に輝く二つめの月。
ようこそ、良い時に地球に来てくれましたね!
なんとか小惑星を鹵獲して利用できる技術を確立したいよね
地球の重力を振り切れる運動エネルギーを持った巨大な質量物体をどうやって減速させるかが最大の問題だが
今の化学ロケットエンジンでは費用対効果が悪すぎてやらないだろうけど
核融合・核分裂エンジンが実用化されたらそう難しい問題ではないかも?
人類が本当にガンダムを開発して、ニュータイプが乗り込んで、伊達じゃ無い!とか叫んだところで、それでも全然どうにもならないと思います。
実のところ小惑星の軌道遷移自体はそこまで難問ではない。"DART"ミッションでさえ軌道変更に成功したぐらい
ただ、それを完全に制御して、地球近辺まで運んでくることが難題なだけ
移動したい対象にのために必要な軌道変更エネルギーを継続的に提供できるエンジンが今の人類にはない
ガンダムで言えばNTもいないMSも開発もされていない時代から、
コロニー建造のための採掘資源として小惑星は地球近辺に運ばれてきている
有名な所では初代に出てくる"ソロモン"とか"ルナ2"がそれ
まぁ。ガンダム世界は1stガンダムが始まる以前に木星近辺まで到達・開発しているのだけどね
ヒューマンエラーある限りいつかミスって地球に落っことして人類滅亡しそう…
小さすぎてルナツーにはなりませんな
まるで探査衛星じゃ
地球の公転軌道の進行方向がわからないので私程度が見ても加速フライバイなのか、減速フライバイなのかわかんないですが、けっこう近傍でびっくりです。
11mじゃ撮影しても点にしかならないのかな?
結構ギリギリだな
話は聞かせてもらった。人類は
本能寺飛ばさなきゃ・・・