''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家のスィーツものがたり シナモンアップルケーキ より。

今日は、12月14日となると、ご存知「極月半ばの14日」の赤穂浪士討ち入りの日です。
♪~テーマソングが、勝手に流れて来ます。

 

最近では、こうした時代背景も少なくなって、12月の14日にも、年末にも、「忠臣蔵」がテレビ欄に出ることが少なくなりました。
もし出るなら、歌舞伎、落語、講談辺りでしょうね。

 

赤穂浪士と言えば、歴史の過去の産物と言うなかれ、今でもこの流れはあります。
あさが来たと言えば、歌を歌うのは、AKB48です。

 

今年も紅白では、ここぞとばかりに、使い勝手の良い扱いです。
AKBグループと言えば、総勢200人以上です。
これが、エキストラとしても、NHKは使い勝手がいいと思います。

 

今年の紅白に登場するのは、乃木坂46も合流します。
どちらも、総合プロデューサーは、秋元康さんですね。

 

AKB48と乃木坂46の間の数が、47です。
赤穂浪士と言えば、47人です。
これも今時に言うなら、AKO47です。

 

乃木坂と言えば、明治軍人・乃木希典大将の乃木神社に通ずる坂と聞きます。
また、乃木の父・希次は、長州藩の支藩である長府藩江戸詰の藩士であったため、無人(希典の幼名)は10歳までの間、長府藩上屋敷において生活したとあります。

 

この上屋敷は、かつて赤穂浪士・武林唯七ら10名が切腹するまでの間、預けられた場所であったので、無人(希典の幼名)も、赤穂浪士に親しみながら成長したとありますね。

 

48も46、47を意識した数でもあります。
赤穂浪士と言えば、坂で出て来るのは、南部坂でしょう。

 

映画、講談、浪曲での演目『南部坂雪の別れ』ですよね。
吉良邸討ち入りに際して、遥泉院(亡き浅野長矩の妻の阿久里(あぐり))に、「金銀請払帳」を提出して、ついでに暇乞いをするシーンです。

 

この提出した「金銀請払帳」にも、吉良家討ち入りの同士の誓紙血判が隠されています。
これを、上杉の密偵が見つけると言うのが、映画のあらすじです。

 

しかし、これは、南部坂と言うのは間違いで、遥泉院(亡き浅野長矩の妻の阿久里(あぐり))が居たのは、浅野三次家の下屋敷ですから、当時は南部坂でなく、赤坂今井町にあったので、「赤坂今井町雪の別れ」となるところでした。

 

要するに、秋元氏は、こうした経緯も知った上で、あえて、47を外して、48と46をグループ名に使用したと推察されます。
それは、ゴロがよかったと言うのと、47では、赤穂浪士をイメージするからでしょうね。
AKO(赤穂)でなく、AKB(秋葉原)も、地名ですからね。

 

意外と、温故知新かもしれませんよ。
グループ名ですから、48人も46人も関係ありません。
要するに数字のゴロですからね。
イメージ 1

こんな中、テーマの我が家のスィーツは、シナモンアップルケーキです。
なかなかよく出来ています。
甘さも控えめで、味も程良く、アクセントのシナモンが、いい仕事がしています。
癖になる味わいです。

 

リンゴもいい感じに加熱されて、酸味も程良く感じます。
リンゴは、郷里播州の我が家からの贈り物です。
楽しませてもらいました。
イメージ 2

まるのまま、愛用のぺティーナイフでカットして、NARUNIの象の中皿盛り付けです。
お店なら、ホイップした生クリームを乗せれば、いい感じです。
家ですから、何もなくても美味いです。
これには、コーヒーが合います。

 

赤穂浪士と言えば、吉良邸討ち入りの最後は、吉良上野介が雪の中に、引っ張り出され、47人の中、元家老・大石内蔵助が、上野介に、最後の引導を渡します。

 

亡君切腹に際して用いた、お肉通しの短刀で、最後を迎えることになります。
ここで、首を討たれるわけです。

 

愛用のぺティーナイフもよく切ります。
でも、日本刀の短刀のキレ味は、格別です。
まるで、羊羹を切れるように切れるでしょうね。

 

やはり、そうなると、武器です。
日本刀は、武士の魂です。
使う為の物でなく、精神の支柱です。

 

亡君の恨みを晴らす道具となりえるモノです。
また、主人を守るのも、この刀(短刀)です。
粟田口藤四郎吉光の短刀が、武家(大名家)の家では、珍重されます。
主人を守る刀として有名な逸話もあります。

 

亡君の切腹の無念を、上野介にも味わわせる為ですよ。
今回の我が家のケーキには、美味さを味わわれる為に、カットしましたけどね。

 

最後のシーンも、ねつ造のシーンです。
そんな会話もないまま、上野介は、黄泉に旅立ちました。
何故、殺されたのか、最後まで分からないままの、黄泉への旅立ちでした。
そろそろ、何故、松の廊下で切りつけられたのかも、上野介は分からないままです。

 

映画のような、「鮒よ、鮒よ、鮒侍よ」と罵られる事もありません。
ドラマのような畳の張り替えの嫌がらせもありません。
吉良の殿様は、極めてでありながら威張る事もなく、名門の名君ですからね。
何故、恨みを持たれたのか不明です。

 

そんな最後の旅立ちです。
何故、それは、浅野の殿様の病(精神的な病)ですよ。
それが、歴史の史実であったように思えます。
それも、歴の闇の中です。

 

世の中には、不思議なことがあるものです。
世の中には、見える世界の「法」の世界と、見えない世界の「妙」の世界があります。
分からないことがあるのも、当然です。

 

それは、ケーキの裏が見えないのと、同じです。
切ってみないと分からない内部もありますからね。

 

今の平和な世界も、歴史があってのことです。
古の偉人に感謝です。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、香り高い『スパイスの王様』シナモンと、誇り高い『時代劇の王様』赤穂浪士の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。
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