神殿岸2

2と言っても実質1.5みたいなもの

2024-01-01から1年間の記事一覧

ウィザードリィ 旧呪文名の権利の考察

Wizardry Variants Daphneでは、呪文名はこんなふうになってる。 知らない呪文もかなり増えてるけど、ディオスやラツモフィスなどの旧シリーズの魔法が普通に使われてます。 もともとウィザードリィは独特な呪文名(カティノ=敵を眠らせる)が使われていたが…

FF1初期バージョンのバグ(未確認情報)

先日のラジオで言っていたこと、忘れないうちに書いておく。 こちらの番組 東京ゲームショウ2024で公開録音され、10月26日に放送された番組中で坂口博信がFF1の話をしていた。87年12月に発売されたFF1の初回出荷版にはバグがあって、それを知らせるための用…

WIZダフネ 課金メモ

Wizardry Variants Daphne 課金要素の情報 ほぼ自分用記事なので、課金要素を網羅してなかったり適当な記述も多いです。独自用語も勝手に使っています。参考にした場合に何があっても責任は持てません。 基本 初日は異様な回数の通信を要求してまともに遊べ…

ファミコンは高性能という話に思うこと

ファミコンは高性能機である ファミコンは高性能機ではない 後付け知識への考え 雑語りに対して 同期のライバルハードたち カセットビジョンについての疑問 ハード性能わからん マークIIIが挟まる PCエンジンとなぜ戦えたのか 容量が性能だった時代 メガドラ…

ウィザードリィの歴史・浅瀬編

ウィザードリィ。それはコンピューターRPGの歴史における重要なタイトルだ。1981年に発売したそのゲームは80年代から90年代前半を通して広くプレイされ、多数のゲーム開発者に多大な影響を与えた。堀井雄二や坂口博信も初期にその面白さにハマったプレイヤー…

『テトリス・エフェクト』読んでの感想など

ゲーム本を読んでると、ときおり「セガはメガドライブのテトリスを発売できなかった」って話が出てきます。 テトリスの版権が複雑だったって話はいろいろ聞いてきたのだけど、具体的にどう複雑だったのか?というところは正確に解説してるところがないなとい…

『ファイナルファンタジー』タイトルの由来・いまさら

『ファイナルファンタジー』というタイトルは、坂口博信が最後の作品であるという思いを込めてつけたもの、という由来が語られることがあるが、これは事実ではなく、実際は略称を『FF』にしたかったからである。 坂口博信は、そう言ってる。このことは複数の…

宇宙一ひどいゲーム史

ドラクエ史の話など書いていたが、 この記事を書いているときにも何度か頭をよぎったのだが、数年前にいろいろあって読むことになった本があって、それ以来わたしはゲーム史というものに対する理解が変わったという話をしたい。 『キネ旬総研エンタメ叢書 “…

『ドラゴンクエストへの道』再検証

『マンガ ドラゴンクエストへの道』は、エニックスが出版事業に参入してまだ日が浅い1990年2月に出版された。同時期の「モンスター物語」などと同じB5判で、280ページ以上もある長編だ。中身はご存じだろうが、堀井雄二と中村光一がエニックスと出会い、ドラ…

ヴァンパイアキラーの忘れられた設定

ベルモンド家に伝わる鞭の名前は「ヴァンパイアキラー」という。11世紀の錬金術師、リナルド・ガンドルフィーの手によって作られた武器であり、吸血鬼たち夜の一族に対して絶大な力を持つ。しかし、その出自はベルモンドの血筋と結びついており、ベルモンド…

ポケモンが出るまでのゲームボーイ覚書

ゲームボーイ持ってなかったのであまり思い入れがない。 スクウェアはゲームボーイの発売を他社より早く知っていたらしい。FF2の完成後から発売前、1988年11月には既に魔界塔士サガの企画も始まっていたという話。 1989.4 ゲームボーイ発売 1989.6 テトリス…

ウィザードリィ版権問題・たぶん解決

2023年9月16日、突如としてSteamで『ウィザードリィ』1作目のリメイク『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』(日本版タイトル:ウィザードリィ 狂王の試練場)がアーリーアクセス版で配信された。 これまで、ウィザードリィには版権問題がある…