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川﨑春花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川﨑 春花
Haruka KAWASKI
優勝したFoxconn TLPGAプレーヤーズ選手権 2024にて
基本情報
名前 川﨑 春花
生年月日 (2003-05-01) 2003年5月1日(21歳)
身長 158 cm (5 ft 2 in)
国籍 日本の旗 日本
出生地 京都府京都市
経歴
プロ転向 2022年
現在のツアー JLPGAツアー
プロ勝利数 8
優勝数
日本LPGA 5
LPGAメジャー選手権最高成績
全米女子OP 64位タイ (2023)
全英女子OP 73位 (2023)
成績
初優勝 日本女子プロゴルフ選手権大会(2022年)
ベストスコア 63
世界ランク最高位 41位(2022年11月28日、2023年3月27日)
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川﨑 春花(かわさき はるか、2003年5月1日 - )は、日本の女性プロゴルファー京都府京都市出身。村田製作所所属[1]。マネジメントエージェントはクロス・ビー[2]

人物

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名前の由来は父方の祖父が「春の花がいいんじゃないか」と言い残したことが由来とされている[3]

経歴

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ゴルフは7歳の時から始め、立命館小学校から立命館中学校[4]を経て大阪学院大学高等学校卒業。2014年に京都府小学生冬季ゴルフ大会で優勝[5]。大阪学院大学高等学校時代は2020年度の関西高等学校ゴルフ選手権及び全国高等学校ゴルフ選手権春季大会にて、それぞれ個人戦で優勝[6][7]。同高校3年在学時に「2021年度日本女子プロゴルフ協会プロテスト」を受験し、最終テスト競技で12位となり合格を果たす[8]。プロ転向後にマツシマホールディングスとスポンサー契約を締結し、同社のスポンサードを受ける[9]

2022年度よりプロゴルファーとしてデビュー。当初は成績が上がらず苦労したが、8月のJLPGAステップアップツアーの「山陰ご縁むす美レディース」でプロ初優勝[10]。その翌々週、関西地区予選会から勝ち上がる形で出場した「第55回日本女子プロゴルフ選手権大会」では最終日に首位と4打差の4位でスタートし、8番ホールでイーグルを決めて以後はバックナインの18ホールで6バーディーを奪うなど爆発的な猛チャージゴルフを展開、ツアー初優勝を大会史上最年少となる19歳133日で成し遂げた[11][12]。同年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」では自身初となる最終日最終組にて河本結と終盤まで鍔迫り合いを演じ、13番ホールでのバーディーで単独首位に立ってそのまま最後まで逃げ切り2勝目を挙げた。なお、19歳175日でのツアー2勝は、当時、畑岡奈紗宮里藍笹生優花に続く史上4番目の年少記録であった[注釈 1][13]。レギュラーシーズン終了後に開催される毎年恒例のJLPGA新人選手限定大会である「加賀電子カップ」でも優勝し、レギュラー(2勝)・ステップ(1勝)と併せてプロで年間4勝を挙げてシーズンを締め括った[14]

2022年10月24日、プロ入りしてから所属先のないフリーランス選手であったが、電子機器メーカーで京都府を本拠とする村田製作所と所属契約を締結し、2022年11月1日より同社所属選手として活動[15]

2023年は勝利がなく、シード落ちの危機に陥ったが、ギリギリ49位でシードを死守した[16]

2024年の初戦として台湾女子ツアー英語版のメジャー大会である「フォックスコンTLPGAプレイヤーズ選手権」に出場し、最終日には2位に4打差をつけてスタートするもバックナインに入って崩れる場面があり苦戦しながらもなんとか逃げ切って海外ツアー初勝利を挙げた[17]。7月のミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップで2位と4打差の首位で最終日をスタートし69でまとめ通算18アンダーで1年9か月ぶりとなるJLPGAツアー3勝目を挙げた[18]。更に続く大東建託・いい部屋ネットレディスでも4日間トーナメントのツアー記録を4打も更新する28アンダーで2試合連続優勝した[19]。8月中旬の「CATレディースゴルフトーナメント」では自身初となる初日からの首位を3日間守り通す完全優勝を、大会コース記録に並ぶ通算13アンダーで成し遂げ、今季3勝目となるツアー通算5勝目を挙げた[20]。21歳109日での通算5勝は歴代年少6位の記録である。

表彰

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トーナメント優勝

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ツアー優勝

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JLPGAツアー(5)

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No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2022年9月8-11日 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 -16(69-69-70-64=272) 3打差 日本の旗 山下美夢有
2 2022年10月20-23日 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース -15(70-68-66-69=273) 1打差 日本の旗 河本結
日本の旗 佐藤心結
3 2024年7月4-7日 ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ -18(68-65-68-69=270) 4打差 日本の旗 櫻井心那
4 2024年7月18-21日 大東建託・いい部屋ネットレディス -28(68-65-63-64=260) 4打差 日本の旗 山下美夢有
5 2024年8月16-18日 CATレディースゴルフトーナメント -13(68-65-70=203) 3打差 日本の旗 渡邉彩香

TLPGAツアー (1)

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No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2024年2月25日 鴻海台灣女子職業高爾夫選手錦標賽(フォックスコンTLPGAプレイヤーズ選手権) −2(72-69-68-77=286) 1打差 中華民国の旗 侯羽桑
日本の旗 竹田麗央

脚注

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注釈

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  1. ^ その後、同世代の好敵手の一人でもある櫻井心那が19歳167日で2勝目を達成したため、川﨑の記録は歴代5番目となっている。

出典

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  1. ^ JLPGA プロゴルファー 川﨑 春花選手との所属契約締結について ~ NOBUTA GROUP マスターズGCレディースにて2勝目を達成 ~』(HTML)(プレスリリース)村田製作所、2022年10月24日https://corporate.murata.com/ja-jp/newsroom/news/company/csrtopic/2022/10242022年10月26日閲覧 
  2. ^ 川﨑春花選手とマネジメント契約を締結 – 株式会社クロス・ビー”. www.cross-bee.com. 2024年8月18日閲覧。
  3. ^ 19歳川崎春花、泣きながら練習したプロテスト合格コースで大会最年少V 故郷京都で生涯ベスト64”. 日刊スポーツ (2022年9月11日). 2022年9月12日閲覧。
  4. ^ 川﨑 春花 立命館中学校(ゴルフ)”. 京都私学振興会. 2024年8月18日閲覧。
  5. ^ 川﨑春花選手とマネジメント契約を締結 – 株式会社クロス・ビー”. www.cross-bee.com. 2024年8月18日閲覧。
  6. ^ 第41回関西高等学校・中学校ゴルフ選手権決勝大会最終日成績 (PDF) 関西高等学校ゴルフ連盟
  7. ^ 令和2年度 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会 《最終日》 女子の部 (PDF) 日本高等学校・中学校ゴルフ連盟
  8. ^ 2021プロテスト合格者 - 川﨑 春花|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会”. 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会. 2024年8月18日閲覧。
  9. ^ 川﨑春花”. 株式会社マツシマホールディングス. 2024年8月18日閲覧。
  10. ^ ルーキー川崎春花がプロ初優勝 井上りこ2位、成田美寿々は9位”. ゴルフ総合サイト ALBA Net (2022年8月26日). 2024年8月18日閲覧。
  11. ^ 大会史上初の偉業ずくめ19歳シンデレラ 川崎春花【女子ゴルフ】:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2024年8月18日閲覧。
  12. ^ "優勝川崎春花の帯同キャディー務めた伊藤亜衣さん「私も楽しかった」川崎の人柄は「優しいです」". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 11 September 2022. 2022年9月12日閲覧
  13. ^ "川崎春花が通算15アンダーで混戦制す! 19歳175日でのプロ2勝目は史上4番目の年少記録". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 23 October 2022. 2022年10月26日閲覧
  14. ^ "川崎春花「人生で1度きりの、特別な新人戦」逃げ切りVに声弾ませ 昨年プロ合格の21人が参加". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 9 December 2022. 2023年1月14日閲覧
  15. ^ JLPGA プロゴルファー 川﨑 春花選手との所属契約締結について ~ NOBUTA GROUP マスターズGCレディースにて2勝目を達成 ~』(HTML)(プレスリリース)村田製作所、2022年10月24日https://corporate.murata.com/ja-jp/newsroom/news/company/csrtopic/2022/10242022年10月26日閲覧 
  16. ^ "昨季2勝から今季はシード争い 今季苦しんだ川崎春花は再起を誓う「この経験がよかったと思えるように」". Yahoo News(ALBA.TV). Yahoo! JAPAN. 21 December 2023. 2024年2月25日閲覧
  17. ^ "川崎春花が失速「77」も逃げ切りV トップ10に日本勢6人/台湾女子ツアー". GDOニュース. Golf Digest Online. 25 February 2024. 2024年2月25日閲覧
  18. ^ "21歳の川崎春花が1年9カ月ぶりのツアー3勝目「泣いてなかった」昨季シード落ち危機から復活". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 2024年7月7日. 2024年7月7日閲覧
  19. ^ "川崎春花「目の前の一打に集中」失敗から学んだ無心ゴルフでツアー最少スコア&2週連続の快挙V". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 2024年7月21日. 2024年7月21日閲覧
  20. ^ "川崎春花が自身初の完全Vで今季3勝目「また優勝できるように」 次週・全英女子オープンへ大きな弾み". ゴルフ報知. 報知新聞社. 2024年8月18日. 2024年8月18日閲覧
  21. ^ 新人賞・川﨑春花『今年は想像を超えた』”. ニュース & トピックス. 日本女子プロゴルフ協会 (2022年12月21日). 2023年1月14日閲覧。

外部リンク

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