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原英莉花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
原 英莉花
Erika HARA
基本情報
名前 原 英莉花
生年月日 (1999-02-15) 1999年2月15日(25歳)
身長 173 cm (5 ft 8 in)
体重 57 kg (126 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市
経歴
プロ転向 2017年
LPGA入会2018年
LPGA90期
優勝数
日本LPGA 5
LPGAメジャー選手権最高成績
ANA 予落(2021)
全米女子OP 予落(2021)
全英女子OP 予落(2021)
成績
初優勝 リゾートトラストレディス(2019年)
世界ランク最高位 88位(2020年)[1]
賞金ランク最高位 8位(2020 - 21年)[2]
2023年12月18日現在
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原 英莉花[3](はら えりか、1999年2月15日 - )は、神奈川県横浜市出身の日本の女子プロゴルファーである。所属はNIPPON EXPRESSホールディングス[4]

湘南学院高等学校卒業[3]。同高校在学中の2015年より尾崎将司に師事[5][6]

アマチュア時代

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アマチュア時代の主な成績として、2016年「神奈川アマ」(ジュニア女子15 - 17歳の部)優勝[7]、同年「リゾートトラストレディス」において16位タイとなりローアマチュア獲得等がある[8]

高校卒業後の2017年に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテスト進出し27位タイで2打足りず不合格[9]。同年プロ宣言をして[10]、「日本女子オープンゴルフ選手権競技」最終予選に臨み14位タイで本戦出場を勝ち取る[11](本戦は23位タイ[12])。

同年LPGAサードクォリファイングトーナメントではA地区50位でファイナルには進めなかった[13]

オフには『第1回ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会』に講師として参加し後の『ジャンボ尾崎アカデミー』設立の一躍を担う[14]

プロ実績

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2018年シーズン

QTランキング117位のTP単年登録選手としてスタート[15]。同年3月のステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア / RKBレディース」で下部ツアーながらプロ初優勝[16]、6月の同ツアー「日医工女子オープン」でも優勝した[17]。「第1回リランキング[18]」28位にランクされたことによりLPGAツアー中盤戦の出場資格を得た[19]。同年2度目のLPGA最終プロテスト進出を果たし10位タイで合格[20]、LPGA90期生となる[3]。「第2回リランキング[21]」で16位にランクされたことによりLPGAツアー終盤戦の出場資格を得て[22]、最終的に年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)38位で自身初のシード入りを果たす[2]

同年12月7日、ツアー外競技の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝[23]、同年12月19日に発表されたLPGAアワードにおいて「敢闘賞」を受賞した[24]

2019年シーズン

日本通運所属[25]。同年6月「リゾートトラストレディス」においてペ・ソンウとの2ホールのプレーオフを制してLPGAツアー初優勝を果たす[26]。最終的に賞金ランクで自身最高位となる14位となり、2年連続のシード入りとなった[2]。同年12月、日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を渋野日向子河本結稲見萌寧とともに受賞した[27]

2020 - 21年シーズン

2020年10月4日、「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で公式競技初優勝[28][29]。そして今季最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップ」では初日から最後まで首位を譲らない4日間完全優勝で公式戦2勝目(ツアー3勝目)を記録した[30]

2021年は調子の波が大きく、黄金世代大里桃子勝みなみ、渋野日向子が勝ち星を挙げる中で終盤まで未勝利であったが、大王製紙エリエールレディスオープンで勝利、ツアー通算4勝目を挙げた[31]

2022年シーズン

オフに持病の腰椎ヘルニアを発症した影響で未勝利に終わった[32][33]

2023年シーズン

前年苦しんだ腰椎ヘルニアが悪化し、5月にツアー試合の欠場を余儀なくされる状況となったことから手術を決断。5月17日に内視鏡によるヘルニア摘出術を受けた[34]。その後、リハビリテーションを経て「北海道Meijiカップ」にてツアーに復帰し、10月1日の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」にて大会2度目の制覇を達成し、約2年ぶりの優勝(ツアー通算5勝目)を挙げた[35]

トーナメント優勝

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ツアー優勝

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JLPGAツアー(5)

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No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2019年6月2日 リゾートトラストレディス[注 1] −14(66-70-66=202) プレーオフ 大韓民国の旗 ペ・ソンウ
2 2020年10月4日 日本女子オープンゴルフ選手権競技[注 2] −16(68-70-66-68=272) 4打差 日本の旗 小祝さくら
3 2020年11月29日 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ −10(67-68-71-72=278) 2打差 日本の旗 古江彩佳
4 2021年11月21日 大王製紙エリエールレディスオープン −17(64-69-66-68=267) 3打差 日本の旗 柏原明日架
日本の旗 鈴木愛
日本の旗 福田真未
5 2023年10月1日 日本女子オープンゴルフ選手権競技 −15(68-69-68-68=273) 3打差 日本の旗 菊地絵理香

太字は公式戦

出演

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CM

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脚注

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注釈

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  1. ^ ツアー初優勝
  2. ^ 公式戦初優勝

出典

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  1. ^ 原英莉花 2020年度スタッツ/ランキング ゴルフダイジェスト・オンライン 2023年12月18日閲覧
  2. ^ a b c 原 英莉花 プロフィール詳細の「生涯成績・記録」を参照 日本女子プロゴルフ協会 2023年12月28日閲覧
  3. ^ a b c 原 英莉花 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月15日閲覧。
  4. ^ 原英莉花選手 応援ページ NIPPON EXPRESSホールディングス 2022年8月27日閲覧
  5. ^ 原英莉花プロフィール”. ALBA.Net. 2019年5月15日閲覧。
  6. ^ 原英莉花、新投入の『JPX921ホットメタル』に「今までで一番いいアイアンだ」と師匠のお墨付き【勝者のギア】”. ゴルフ情報 ALBA.Net. 2020年10月5日閲覧。
  7. ^ 神奈川アマ16ジュニア女子15~17歳の部成績表”. 神奈川県ゴルフ協会 (2016年5月8日). 2019年7月2日閲覧。
  8. ^ 【2016】リゾートトラスト レディス フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2016年5月29日). 2019年5月15日閲覧。
  9. ^ 【2017】LPGA 最終プロテスト フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2017年7月28日). 2019年5月15日閲覧。
  10. ^ 日通、プロゴルファー原英莉花選手とスポンサー契約を締結”. 日本通運 (2018年3月15日). 2019年5月15日閲覧。
  11. ^ 2017年度 (第50回)日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終予選成績”. ALBA.Net (2017年8月29日). 2019年5月15日閲覧。
  12. ^ 【2017】日本女子オープンゴルフ選手権競技 フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2017年10月1日). 2019年5月15日閲覧。
  13. ^ 【2017】サードクォリファイングトーナメント A地区 フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2017年11月23日). 2019年5月15日閲覧。
  14. ^ 初の予選通過を狙う! “ジャンボ軍団Jr”の女子高生2人 ALBA.Net 2018年10月25日
  15. ^ 原英莉花がツアー会場で“姫”と呼ばれる理由って?”. ALBA.Net (2019年3月1日). 2019年5月15日閲覧。
  16. ^ 【2018】ラシンク・ニンジニア/RKBレディース”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年3月28日). 2019年5月15日閲覧。
  17. ^ 【2018】日医工女子オープン”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年6月2日). 2019年5月15日閲覧。
  18. ^ 2018年度LPGAツアーへのリランキング制度導入についてにある通り、アース・モンダミンカップまでの獲得賞金に応じてシード選手以外のTP登録者に出場資格を付与する
  19. ^ 第1回リランキング終了”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2018年6月24日). 2019年5月15日閲覧。
  20. ^ 【2018】LPGA 最終プロテスト フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年7月27日). 2019年5月15日閲覧。
  21. ^ 2018年度LPGAツアーへのリランキング制度導入についてにある通り、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまでの獲得賞金に応じてシード選手以外のTP登録者に出場資格を付与する
  22. ^ 女子ツアー第2回リランキングで見えてきた シード獲得に前進したプロ、危ないプロ”. パーゴルフ プラス (2018年10月3日). 2019年5月15日閲覧。
  23. ^ 【2018】LPGA新人戦 加賀電子カップ”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年12月7日). 2019年5月15日閲覧。
  24. ^ 年度別一覧2018 | LPGAアワード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年12月19日). 2019年5月15日閲覧。
  25. ^ 日通、女子プロゴルファー原英莉花選手と所属契約締結”. SankeiBiz (2019年2月22日). 2019年5月15日閲覧。
  26. ^ “ジャンボ愛弟子”原英莉花が初優勝 PO制す”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年6月2日). 2019年6月2日閲覧。
  27. ^ 渋野日向子が新人賞と特別賞 初のダブル受賞”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年12月11日). 2019年12月11日閲覧。
  28. ^ 攻めで圧倒 原英莉花が独走V|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会”. 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会. 2020年10月5日閲覧。
  29. ^ 2020年度(第53回)日本女子オープンゴルフ選手権 原英莉花 ホールアウト・表彰式”. YouTube. 2020年10月5日閲覧。
  30. ^ "原英莉花が日本女子オープンに続くメジャー2連勝 21歳288日は大会史上最年少での完全V". スポーツ報知. 報知新聞社. 28 November 2020. 2020年11月29日閲覧
  31. ^ "原英莉花 今季3勝目17番イーグルで決着 柏原明日架2位でシード確定". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 21 November 2021. 2021年11月21日閲覧
  32. ^ 苦しんだ2022年…「プンプンですっ!」 “ヒョウ柄キャップ締め”原英莉花はジャンボ邸から気合のオフへ ゴルフ総合サイト ALBA Net 2022年11月28日
  33. ^ 原英莉花「久しぶりに(優勝と)言いました」今季初勝利へのカギ握る箱根の風 e!Golf(イーゴルフ) 2022年8月20日
  34. ^ "原英莉花、腰のヘルニア摘出手術成功を報告 コメント全文「急遽即決のオペでした」「一緒に戦える日を待ってて」". スポーツ報知. 報知新聞社. 24 May 2022. 2023年10月1日閲覧
  35. ^ "原英莉花が逃げ切り大会2勝目、年少4番目のメジャー3勝目達成 菊地絵理香が2位…日本女子OP". スポーツ報知. 報知新聞社. 1 October 2023. 2023年10月1日閲覧
  36. ^ 日通、新テレビCM「We Find the Way 原英莉花プロ篇」の放映を開始 NIPPON EXPRESSホールディングス 2019年5月22日
  37. ^ 日通、原英莉花プロCM第2弾「We Find the Way 原英莉花・世界へ篇」の放映を開始 NIPPON EXPRESSホールディングス 2020年6月10日
  38. ^ 日通、原英莉花プロCM第3弾「Dynamic Growth篇」の放映を開始 NIPPON EXPRESSホールディングス 2021年3月25日
  39. ^ NIPPON EXPRESSホールディングス、原英莉花プロCM第4弾 「UPDATE篇」の放映を開始 NIPPON EXPRESSホールディングス 2022年3月4日
  40. ^ NIPPON EXPRESSホールディングス、原英莉花プロCM第5弾「GOLF DRAWING CHALLENGE篇」の放映を開始 NIPPON EXPRESSホールディングス 2023年3月3日
  41. ^ 女子プロゴルファー先輩・後輩の上田桃子&原英莉花が共演!「TSIホールディングス」新CMが2月15日解禁 TSI HOLDINGS 2023年2月15日

関連項目

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外部リンク

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