上甲凌大
横浜DeNAベイスターズ #127 | |
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2023年3月31日 DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛媛県西予市 |
生年月日 | 2001年1月29日(23歳) |
身長 体重 |
184 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2022年 育成選手ドラフト1位 |
年俸 | 460万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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上甲 凌大(じょうこう りょうた、2001年1月29日 - )は、愛媛県西予市出身のプロ野球選手(捕手・育成選手)[2]。右投左打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
[編集]DeNA入団まで
[編集]愛媛県立宇和島東高等学校3年時にプロ志望届を提出するが、その後取り下げた[3]。プロ志望届提出後の取り下げは、現行のプロ志望届制度が始まってからは上甲が初めて[3]。高校在学時の全国大会への出場はない。
高校卒業後は、広島県東広島市の社会人野球チーム・伯和ビクトリーズに入団[4]。企業チームであるため、午前中は社業に就いていたが、体調に異変を感じるようになり、2021年6月にバセドウ病と診断される[5]。5か月の間、治療とリハビリに励み野球から離れていたが[6]、11月に行われた第92回都市対抗野球大会に出場すると2打席連続本塁打を記録するなど主力選手として活躍[4]。チームには3年間在籍していたが、チームの軸となる先輩捕手が既に在籍していたため、捕手としての出場機会は限られていた。より野球に専念できる環境を求め、同社を退職[4]。
伯和ビクトリーズを退部後は、地元の愛媛県に戻り、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツに入団[4]。
2022年10月20日に行われたドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから育成1位で指名され[7]、11月13日に支度金280万円、年俸340万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ[8]。背番号は127。愛媛からのドラフト指名は、2011年に読売ジャイアンツから育成2位で指名された土田瑞起以来11年ぶり[7]。同日、TBS系列で放送された『速報ドラフト会議 THE運命の1日』で取り上げられた。11月27日の新入団選手記者発表会では色紙に「初心」と記し「今のこの気持ちを忘れず、コツコツと積み重ねて一軍の正捕手になりたいと思います。愛称はハマのJでよろしくお願いします」と挨拶した[9]。
DeNA時代
[編集]2023年はオープン戦で一軍に合流したものの、ここでは結果を出せなかったが[10]、7月22日までにイースタン・リーグで47試合の出場で、打率.286、3本塁打、15打点を記録し、7月23日に支配下登録されることが発表された[11]。背番号は66[11]。しかし、この年は一軍公式戦への出場は果たせずシーズンを終えた[10]。最終的にイースタン・リーグでは64試合の出場で、打率.241、3本塁打、16打点の成績だった[12]。
2024年も一軍出場の機会なく、イースタン・リーグ49試合の出場で、打率.205、0本塁打、7打点と打撃成績を落とした[13][14]。11月15日に育成選手契約に戻され[15]、背番号も127に戻った[16]。
選手としての特徴
[編集]DeNAスカウトの吉見祐治は、仮契約の際に「強肩強打の大型捕手。チャンスに強い打撃が持ち味で長打も期待できる」とコメントした[8]。
詳細情報
[編集]独立リーグでの年度別打撃成績
[編集]出典はリーグウェブサイトからリンクされる「一球速報.com」[17]。
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2022 | 愛媛 | 58 | 211 | 185 | 27 | 48 | 8 | 2 | 3 | 69 | 21 | 0 | 1 | 0 | 2 | 23 | - | 1 | 52 | 5 | .259 | .341 | .373 | .714 |
通算:1年 | 58 | 211 | 185 | 27 | 48 | 8 | 2 | 3 | 69 | 21 | 0 | 1 | 0 | 2 | 23 | - | 1 | 52 | 5 | .259 | .341 | .373 | .714 |
背番号
[編集]- 27(2022年)
- 127(2023年 - 同年7月24日、2025年 - )
- 66(2023年7月25日 - 2024年)
脚注
[編集]- ^ 「DeNA - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「捕手27上甲凌大」『愛媛マンダリンパイレーツ』。2022年10月24日閲覧。
- ^ a b 「プロ志望届締め切り、金足農・吉田輝星ら233人提出」『スポニチアネックス』2018年10月11日。2022年10月24日閲覧。
- ^ a b c d 「〈ドラフト〉“安定したサラリーマン生活”を捨てた21歳… 独立L愛媛で指名を待つ“強打の捕手、190cmスピンが利いた右腕”とは」『Number Web』2022年10月17日。2022年10月24日閲覧。
- ^ 「ともにつかんだプロへの夢 愛媛マンダリンパイレーツ 上甲凌大選手」『NHK』2022年10月28日。2022年12月1日閲覧。
- ^ 「/下 愛媛MP・上甲凌大捕手(21) 安定捨て新天地で挑む プロ目指し、野球に専念 /香川」『Number Web』2022年9月1日。2022年12月1日閲覧。
- ^ a b 「愛媛MP・上甲捕手、DeNA育成1位指名 「1軍で活躍したい」」『朝日新聞』2022年10月22日。2022年10月24日閲覧。
- ^ a b 「【DeNA】育成1位上甲凌大と仮契約「打てて勝利に導ける捕手を目指していきたい」」『日刊スポーツ』2022年11月13日。2022年11月27日閲覧。
- ^ 2023年度 新入団選手 記者発表会を実施 - 横浜DeNAベイスターズ(2022年11月27日)2022年11月27日閲覧。
- ^ a b 上甲凌大 (4 October 2023). "ファームから熱き魂で挑む! 進撃のHOPEたち DeNA・上甲凌大 瞳に燃える向上心「一軍で試合に出なければ、プロ野球選手としてやる意味がない」". 週刊ベースボールONLINE (Interview). Interviewed by 武石来人. ベースボール・マガジン社. 2023年10月23日閲覧。
- ^ a b 「DeNA、バウアー初実戦捕手・上甲の支配下登録を発表 背番号127→66「優勝に貢献できるように」」『スポーツニッポン』2023年7月23日。2023年7月23日閲覧。
- ^ 「2023年度 横浜DeNAベイスターズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp』日本野球機構。2023年10月23日閲覧。
- ^ 「2024年度 横浜DeNAベイスターズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp』日本野球機構。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「【DeNA】西巻賢二と上甲凌大、来季育成枠へ移行検討 ともに今季1軍出場なし」『日刊スポーツ』2024年11月15日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「2025年シーズン 選手契約について | 横浜DeNAベイスターズ」『横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ』。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「DeNA 橋本達弥、深沢鳳介、上甲凌大、西巻賢二と来季育成契約」『Sponichi Annex』2024年11月15日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 愛媛マンダリンパイレーツ 打撃成績 - 一球速報.com
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 上甲凌大 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE