Pixel Pedals of Tomakomai

北海道苫小牧市出身の初老の日常

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

間違いやすいPythonのクラス変数とインスタンス変数

すごい昔のエントリですが、コメントできなくなってたんでTBで。 やっぱり、インスタンス変数(クラス変数も!)は先頭で宣言しないと気持ち悪い。だから、初期化の必要がなくても以下のように書いておく。 class Hoge: #名前 name = None def __init__(self…

モニャドセミナー3 お疲れ様でした

モニャドセミナー3に行ってきました。破壊的代入と単一代入をモノイドと見なせるってのは意外な発見でした。こういう例は非常に面白いです。最後に一気に解説があった"スタンピング"については、CATEGORY THEORY FOR COMPUTING SCIENCEのP365に Representati…

米田のレンマの「自然同型」

前回のエントリの続きです。 1. P74 Sets^(C^op)(Y_C(),F) と Fが自然同型ってなんでわかるの? これ、改めて見るとP71の定理6より強いことを言ってるのですね。id:oto-oto-otoさんが強調されていた「自然」ってのは、これのことだとようやくわかりました。

第四回「層・圏・トポス  現代的集合像を求めて」勉強会 の写真

kentaro714さんがFlickrに板書+メモを上げてくれてます。素晴らしい!勉強会の雰囲気を知りたい方はぜひご覧下さい。

第四回「層・圏・トポス  現代的集合像を求めて」勉強会

第四回「層・圏・トポス 現代的集合像を求めて」勉強会*1に行ってきました。今回は、前回の復習をじっくり数時間やって、実際には数ページだけ進みました。で、ハマったのが二カ所です。 P74 Sets^(C^op)(Y_c(),F) と Fが自然同型ってなんでわかるの? P74 …

Apache2を1台のマシンで複数インスタンス起動するメモ

1台のマシンにApache2を複数インスタンス建てたくなった*1んで、調べたことをメモっときます。 先に結論 Apache2の複数起動は結構泥臭いです。httpdに「-f your-httpd.conf」オプションを渡すために、init.dスクリプトを複数用意しましょう。こだわりがなけ…

CATEGORY THEORY FOR COMPUTING SCIENCE (3rd edition) をゲット

空輸で届きました!数学に特化した圏の話も楽しいんですが、やっぱ計算機科学分野を見据えた方がいいでしょってことでこの本を見つけました。しかし、Amazonでは残念ながら2版までしか買えません。そこで、駄目元でこちらに聞いたら、空輸してくれると言われ…

米田のレンマのイメージ図

米田のレンマ(層・圏・トポス―現代的集合像を求めてのP.71)がどうも不思議な定理に感じたので、イメージ図を書いてみました。元の圏ではなく、Setsの圏内の図として書いてます。真ん中のC(を関手Fで移した集合)がhom関手をとる時に起点となる対象です。hom関…

『層・圏・トポス』読者の会 を作った

せっかくの名著を、ただ積んでおくのは勿体ないです。『層・圏・トポス』読者の会 を作りましたので,みんなで協力して読みましょう! 今なら勉強会も行われているので、読み切るチャンスです。

第三回「層・圏・トポス  現代的集合像を求めて」勉強会

第三回「層・圏・トポス 現代的集合像を求めて」勉強会に行ってきました。今日は書くネタもないので箇条書きで。 limitがわかれば、積、イコライザ、p.b.、終対象を覚えやすくなる limitの同等性により、これらは全て同等 p.b. と p.o. は同じ部分圏の極限・…

Perlでモナドを学ぶ - IOモナド編

ListモナドとMaybeモナドに続いて、今日はIOモナドのお勉強をしてみます。 簡単な解説 IOモナドは実質的にStateモナドなので、こちらとかこちらとかを読んで下さい。ただし、状態は「世界」となります。世界によって値は異なり、新しい世界(副作用が施された…

献本お礼: 10日で覚えるPython

寺田さんより10日で覚えるPython入門教室を献本頂きました。ありがとうございます!この本は手を動かして覚えるタイプの入門書で、「御託はいいからどうすれば動くんだよ?」って方に最適です。最初っからPythonの対話式環境を使うことになるので、難しい説…

「有隣堂ランドマークプラザ店」が来月で閉店

有隣堂 ランドマークプラザ店が、2009年7月23日*1に閉店するとのことです。非常に残念。このお店の魅力は、なんといってもコンピュータ関係の洋書の豊富さでしょう。いまや洋書はAmazonで買えますが、やはり現物を見て買った方が安心できると言うもの。Compi…

Perlでモナドを学ぶ - Maybeモナド編

Maybeモナドの実装です。 簡単な解説 Maybeモナドの関手のT_objectは、渡された集合に対して、すべてをリファレンス化した集合にundefを加えたものに移します。こうすることによって、元々持っていた値を全て表現すると同時に新しいundefと言う値を手に入れ…

Perlでモナドを学ぶ

勉強のためにPerlでモナドを実装してみました。 免責 圏論のモナドの概念をPerlでシミュレートしようと言うエントリであって、モナドを開発にどう利用するかなどについてはびっくりするくらい言及しませんので悪しからず。

次の難関は・・・?

モナドがわかれば終わるほどHaskellの世界は甘くないわけです。次の難関はモナドの合成・・・Stateモナドの世界からIOモナドの世界行ったりするのは大変だよねって話です。うん、確かに大変。以下のURLを参考にお勉強でしょうかねえ。 モナドの合成は難しい …

Stateモナドを今度こそ理解する(3)

さらに前回の続きです。これで最後。Stateモナドにおける >>= の説明と、関数的なイメージを解説したつもりなのですが・・・。うーん、こりゃあ説明の仕方がとてもよくないですね(汗。解説に関して、もっとわかりやすいようにリベンジした方がいいかもしれま…