今回紹介するFirefox拡張機能はUbiquityです。
これは、閲覧ページを表示したままでさまざまな操作を行うことができるコマンドラインツールです。
Ctrl+Spaceキーを押すとページ左上に半透明の領域が表示され、キーボードでコマンドを記入することでFirefoxの各種操作を実行したり、範囲選択した文字列を取得して何らかの処理を行ったり、範囲選択した部分を書き換えたり、Webサイトにアクセスして取得したデータを表示したり…などなど、いろいろなことができます。
Mozilla Labsの配布ページではいくつかの機能を紹介した動画が公開されていますし、ITmedia エンタープライズのこちらのページではデフォルトで用意されているコマンドが紹介されていますので、どのようなことができるか参照してみて下さい。
コマンド「help」と記入すると専用ページが開き、Users欄ではコマンドラインを表示させるキーボードショートカットを変更したり、右の列に表示されている「Subscribed Feeds」欄から追加したコマンドを削除したりスクリプトを確認できます。専用ページ上部にあるリンクから移動できる「Your Commands」ページではインストールしているコマンドが一覧表示され、「Find New Commands」ページでは公開されているコマンドが一覧表示されます。
デフォルトで用意されているコマンドは英語版のWebサイトを前提にしているものが大半ですが、例えばこちらのコマンドをインストールすると、コマンド「wikipedia」を日本語版Wikipediaで検索するように置き換えます。Ubiquityをインストールした方はこのようなコマンドも導入しておくといいかも。
せっかくですので、私もFirefox更新情報Wiki*を検索するコマンドを作ってみました。興味がある方は下記のページから追加してみてください。
Firefox更新情報Wiki*を検索 - Ubiquityコマンド
Ubiquityは執筆時点ではプロトタイプ版ですが、大きな将来性を感じます。きっとGreasemonkeyやuserChrome.jsのように、ユーザーの手によってコマンドがたくさん作成されていくでしょうし、今後のバージョンアップによってはキラーアプリになるかもしれない、そんな可能性を持つ拡張機能だと思います。日本語対応に期待しつつ、今後の展開が楽しみです。
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