ラッコキーワードは検索キーワードを探す為の分析ツール。ブログ記事で使いたい検索キーワードだけでなく、競合ブログが狙っている検索キーワードまでも知る事が出来ます。
ブログで検索上位を狙うなら、これから書く記事のキーワード選定は欠かせません。そしてキーワードを選ぶ際の大事なポイントの一つが検索キーワードのボリュームを調べる事です。
検索ボリュームとは、1か月間の検索数の事。月間検索ボリュームと呼ばれ、ユーザーが実際にそのキーワードで検索した数です。言い換えれば「ユーザーからの需要の多さです」。
ブログ記事を書き始める前にすべき分析は他にも沢山あり、ラッコキーワードではその分析が可能です。
この記事では検索キーワード以外の分析機能など、ラッコキーワードの使い方を詳しく解説しています。
- ラッコキーワードの使い方
- サジェストや見出し抽出機能、Q&A機能の見方
- キーワードプランナーを使った検索ボリュームの調べ方
この様にラッコキーワードは機能が多いのですが、使い方は決して難しくありません。
この記事の目次
ラッコキーワードとは?
ラッコキーワードとは、検索キーワードを軸に関連キーワードも提案してくれる関連キーワードツール。関連キーワードの提案を「サジェスト」と言います。
ブログ記事を書きあげるまでの基本の流れは次の通りです。
ユーザーの検索意図を考えて検索キーワードと検索ボリュームを調べる
検索上位の競合ブログがそのキーワードでどんな記事を書いているかも調べる。
検索キーワードをタイトルや見出し、本文にきちんと含めて記事を書く。競合ブログが書いている内容と更にそれを上回る追加情報も含める。
特に大事なのはSTEP3で、競合を上回るためには検索キーワードに関連するキーワードも重要になります。
このラッコキーワードの使い方を知れば、検索キーワードを探す事以外にも便利な機能がある事に気付くと思います。
次に、ラッコキーワードの便利機能を詳しく解説していきますので、併せて使ってみて下さいね。
リンク先:ラッコキーワード
ラッコキーワードの使い方
ラッコキーワードの使い方はとても簡単。ツール内の検索窓から、「ブログで狙うキーワード」を入れて検索するだけです。
見たい検索エンジンも選べます(初期設定はGoogleです)。BingやAmazon、楽天などもあります。
見つかったキーワードはサジェストと呼ばれ、その一覧が画面下に表示されます。
検索エンジン毎にサジェストでキーワード取得
検索キーワードは検索エンジン毎に違いがあります。
「Google」「Bing」「YouTube」「Amazon」「楽天」「マルチサジェスト」等、切り替えて調べる事が出来ます。
基本的には「Google」で調べ、商品購入者を狙うなら「Amazon」や「楽天」で調べる等、検索エンジンを見比べるのも有効です。
サジェストの深堀りも出来る
サジェストされたキーワードの端にあるアイコンを押せば、そのキーワードをベースにしたサジェストが表示されます。
そのキーワードでの実際の検索結果ページを表示させて確認する事も出来ます。
キーワードは何を入れるの?
ブログ記事で書こうと考えている記事テーマの軸となる「キーワード」が必ず有るはずです。
例えば、この記事の場合なら「キーワードツール」について書こうと考えました。でずがビッグキーワードだと検索ボリュームが多い分、競合が強いうえ、検索意図が曖昧なので難しいんです。
そこで、検索ボリュームは少ないですが、このラッコツールを使って「キーワードツール 使い方」という様に2語のキーワードを選び出しました。
ブログが育つまでは「使い方」「無料」などと組み合わせた複数のキーワードで記事を書いた方が検索上位を取り易い為です。
ラッコキーワードを使えば2語、3語の検索キーワードも調べる事が出来るというわけです。
見出し抽出機能で検索上位の見出し分析
新機能の「見出し抽出」は競合分析に使える機能です。
先程調べたキーワードをブログタイトルに入れる前に、検索上位サイトにはどんなタイトルが入っているのかを調べましょう。
「見出し抽出」には、Google検索上位20サイトから見出しを抽出したり、ブログ記事の使用文字数を一覧表示してくれるなどの機能もあります。
見出しと記事の文字数を確認する
キーワードはもちろん、上位記事で使われている各見出し(H1~H6)の使用回数を絞り込んで確認する事も出来ます。
更に、タイトルに加えて記事の文字数も同時にチェック出来ます。
ブログで上位表示させるには有益な情報を充実させる必要があるのはご存じだと思います。記事のリライトをする際には自分の記事文字数と見比べるのも良いですね。
ディスクリプションと見出し一覧を確認する
気になる記事をクリックしてみましょう。ディスクリプションと見出しの一覧が表示されます。
複数の上位記事をこの様に一覧表示してチェックできる無料ツールは貴重です。
新規ブログ記事だけでなく、リライトする際にも「見出し抽出」機能は役に立ちます。超便利!
リンク先:ラッコキーワード
Q&Aを見る
「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」でのキーワードに関するQ&Aが一覧表示されます。
ブログ記事では読者の悩みを深く理解し、悩みを解決出来るような記事を書く必要があります。その為には、そもそも読者がどんな悩みを抱えているのかを知らなければいけません。
Q&A内の各見出しをクリックすれば、該当のページへも移動できます。こちらは関連キーワードというより、キーワードに関する記事内容を掘り下げるのに使えますね。
検索キーワード選定から検索ボリューム調査までの流れ
- ブログ記事のテーマで軸となるキーワードを検索。ラッコキーワード
- 表示された検索キーワードから重複したものを除去。ラッコキーワード
- 残った検索キーワードに需要があるか検索ボリュームを調べる。キーワードプランナー
ツール内の検索窓から知りたい検索キーワードを打てば、「ラッコキーワード 使い方」「ラッコキーワード 検索ボリューム」などの様に、実際にユーザーが検索した関連キーワードが表示されます。
つまり、これら関連キーワードから検索意図(検索ニーズ)が読み取れるという訳です。
「(検索)キーワードとはユーザーからの問いかけ」です。関連ワードで検索意図(検索ニーズ)を知る事で、「ユーザーにきちんと答えを返せる記事」になります。
検索ボリューム(検索の需要の多さ)はGoogleのキーワードプランナーで調べてみましょう。そもそも需要が少ないとアクセスは期待出来ません。
キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
少しわかりづらいかも知れませんが、ラッコキーワードの画面右上に「全キーワードコピー(重複除去)」と「CSVダウンロード」があります。
ここから取得したデータを利用して、キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる方法を紹介します。
Google広告のページからキーワードプランナーを使う事が出来ます。(Googleアカウントでログインが必要です)
まずは「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックして、サジェストされたキーワードをコピーします。
ラッコキーワードでダウンロードしたCSVファイルでも良いですね。
月間平均ボリュームがざっくりとした数字ですが表示されました。ちなみに、少額でも広告を出稿していれば検索ボリューム数は具体的に表示されます。
キーワードプランナーはあくまで広告主用のツールです。SEOを目的として分析する場合、実際の検索ボリュームとは異なる場合も多いです。あくまで推定値としてお考え下さい。
検索ボリューム数の狙い目は?
「初心者は検索ボリューム数が100程度を狙うと良い」と言う人もいますが、それは間違いです。
上の画像を見て分かる通り検索ボリュームが「10~100」のキーワードの場合、実際には限りなく10に近いかも知れません。仮に100に近い数であっても、クリック率を考えると殆どクリックは見込めません。
検索順位で1位を取っても全員にクリックされる訳ではなく、実際のクリック率はかなり低いからです。
初心者の方は、キーワード2語、3語の複合キーワードで月間検索ボリュームが「1000~1万程度」あるものを狙ってみて下さい。
ラッコキーワードの有料版を使えば、具体的な検索ボリュームを調べる事も出来ます。よければ参考記事もご覧くださいね。
ラッコキーワードの登録方法
キーワード調査の利用頻度は人によって違いますが、凄く便利なので1日に5回では絶対に足りない筈です。その場合はメールアドレスを登録すれば利用回数を増やして利用出来ます。
有料プランリリース後の現在では利用回数に制限が掛かります。ですが、無料でもメール登録さえしておけば回数制限が大きく増やせます。
以下でメールアドレス登録方法を解説します。
メールアドレスで新規登録する方法
画面右上に「新規登録」ボタンをクリック。ユーザー登録ページへ移動します。
- メールアドレスを入力し、忘れず利用規約にチェックを入れて「登録」をクリック。
- 仮登録のメールが届きますので、メール内のURLをクリック。
- 以下の様に本登録が完了します。
リンク先:ラッコキーワード
ラッコツールの利用条件は?
もちろん基本的に無料です。
他にもキーワードツールズといった沢山のお役立ちツールなどもあります。
現在は有料プランがリリースされていますが、引き続き無料でも使えます。
大幅に利用回数が増えます。
・見出し抽出/共起語取得 合計15回/日
・各種キーワード調査 合計50回/日
※サジェスト、Q&A、ニュース/話題の記事、Googleトレンド、周辺語・連想語、類語・同義語
同一IPによる検索回数に1日あたり65回の制限が追加されます。
高負荷対策の為、ログインしていない未登録ユーザーは1日あたり5回までの制限あり(0時リセット)。
有料版ラッコキーワードならGoogleキーワードプランナーは不要です。良ければ以下の記事も参考どうぞ。
ラッコキーワードの使い方 – まとめ
ブログ記事を書くなら必ず検索キーワードと検索ボリュームを調べましょう。無料版のラッコキーワードは出来る事に限りはありますが、使わない手はありません。
無料で検索ボリュームを調べるツールは幾つかあり、その一つが無料版のラッコキーワードとキーワードプランナーを組み合わせる方法です。
メールアドレスを登録しておけば回数制限なく使えます。他にも便利機能が沢山あるのでブログ運営に役立ちますよ。
リンク先:ラッコキーワード