2006年 10月 06日
北朝鮮の核実験実施は東アジアの平和を恒久的に破壊する戦争犯罪行為であり断じて許されない
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朝鮮中央通信の伝えるところによると,北朝鮮外務省は10月3日に声明を発表し,「科学研究部門で今後,安全性が徹底して保証された核実験を行う」と表明した.北朝鮮は既に昨年2月に核保有を宣言している.声明では金正日ミサイル乱射事件に対し国際社会が一致して可決した「国連安全保障理事会決議」を「事実上の宣戦布告」とし,真っ向から対決する姿勢を示している.核実験の最終目的は「米朝の敵対関係の清算であり,朝鮮半島の非核化実現と世界的な核廃絶のため努力する」と強調しているが,これが真っ赤なウソであることは,米朝間に常設の対話(裏)チャンネルが存在する事実からも明らかである.つまり,北朝鮮の核保有・核実験策動は東アジアの不安定化を狙う米軍産複合体・ブッシュ政権と結託した北朝鮮の軍事独裁者金正日の演じるサル芝居であることは余りにも見え透いている.
しかし,金正日がいかに彼のボスに対する忠誠に励もうと,この哀れな半島の独裁者の末路はすでに決定している.このことを確認するためには,かつて米国に養われその使い走りとして隣国との戦争を請け負ってまで忠勤に努めた中近東のもう一人の独裁者が,最終的に「彼ら」からどのような処分を受けたかを想起するまでもないだろう.「仁義」も「情」も通用しないのが「彼ら」の世界である.金一家の親しんだチャウシェスクの例を引くまでもなく独裁者の末路はつねに一つであり,そのことをもっともよく自覚しているのは金正日〓本人である.しかし,我々は実のところ金正日という特異な人物の個人的運命などにはほとんど関心を有しない.
明らかに第三次世界大戦を人為的に引き起こそうとする策謀が存在し,それによって利益を得ようと企てているグループが実在する.確かにイラン・イラク・シリア・レバノン・イスラエル周辺ではその目論見は着々と進展しているかに見える.しかし,もう一つの世界最終戦争の火種である朝鮮半島では事態はやや異なる.国連安保理対北制裁決議案が満場一致で可決された経緯からもそれを読み取ることができるだろう.北朝鮮は核実験を行うことを宣言したが,その時日は不明である.これが「ブラフ」であることはこの点からも明らかに過ぎよう.
このような挑発にうかうかと乗るほど我々日本国民は短絡ではないことをここに闡明しておく.(もう一人の立役者であるわが国首相の演技力のほども注目のしどころではある)
しかし,金正日がいかに彼のボスに対する忠誠に励もうと,この哀れな半島の独裁者の末路はすでに決定している.このことを確認するためには,かつて米国に養われその使い走りとして隣国との戦争を請け負ってまで忠勤に努めた中近東のもう一人の独裁者が,最終的に「彼ら」からどのような処分を受けたかを想起するまでもないだろう.「仁義」も「情」も通用しないのが「彼ら」の世界である.金一家の親しんだチャウシェスクの例を引くまでもなく独裁者の末路はつねに一つであり,そのことをもっともよく自覚しているのは金正日〓本人である.しかし,我々は実のところ金正日という特異な人物の個人的運命などにはほとんど関心を有しない.
明らかに第三次世界大戦を人為的に引き起こそうとする策謀が存在し,それによって利益を得ようと企てているグループが実在する.確かにイラン・イラク・シリア・レバノン・イスラエル周辺ではその目論見は着々と進展しているかに見える.しかし,もう一つの世界最終戦争の火種である朝鮮半島では事態はやや異なる.国連安保理対北制裁決議案が満場一致で可決された経緯からもそれを読み取ることができるだろう.北朝鮮は核実験を行うことを宣言したが,その時日は不明である.これが「ブラフ」であることはこの点からも明らかに過ぎよう.
このような挑発にうかうかと乗るほど我々日本国民は短絡ではないことをここに闡明しておく.(もう一人の立役者であるわが国首相の演技力のほども注目のしどころではある)
by exod-US
| 2006-10-06 13:18
| 金正日ミサイル乱射事件