2006年 05月 30日
嘘が通れば道理引っ込む〓いよいよ本性を現し始めた偽装国家アメリカ<共謀罪国会審議に露骨な干渉>
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今日は少し遅刻してしまったのだが,午前10時少し前にはいつものように階下に降りて靴を履き道路に面した駐車場に出て,タバコに火を点けた.路上には2台ほど車が駐車していてその前にもう一台軽が止まり,中からおばさんのような方が出てきてこちらに向かってきた.私の会社に用があってでないことは直ぐに分かったが,おばさんは私の視線を鋭角に切断しながらまっすぐ隣の会社の玄関先に向かった.隣は10時営業なのでまだシャッターは揚がっていない.二階に登る階段口のドアのカギはかかっていなかったようだ.
おばさんはそこに何か置いてすぐ戻ってきた.私は何となく気になってそのおばさんが車に乗り込むまでを見届けた.おばさんはスニーカに白っぽいズボン,黒地のTシャツに白抜きの英字で何か書いてある.車の後部から右側面に曲がろうとしている小柄なおばさんの背中から私は辛うじて以下のメッセージを読み取ることができた.
WHEN FALSE
SPEAKS LOUDLY
KEEP SILENCE
「虚偽が大声を挙げているときは沈黙せよ」か,なるほどなぁ.「私も少し黙ってた方がいいというお告げかな?」私は昼休みに一本エントリを書き上げたいと思っていたのだが,取り止めることにした.下記のニュースはそのとき私の念頭にあったトピックである.この記事を読んで私はどうしても日本国民に警告せずにはおれない気持になっていた.これまでにも似たニュアンスのことは何度も伝わってきたが,ここまであからさまに露出してきたのは始めてである.
YOMIURI ONLINEによれば,在日米国大使館はその公式HPで「米政府当局に対するあらゆる疑わしい活動を報告するよう求めている」という.これは状況証拠的には「国会における共謀罪審議への」露骨な干渉であるというより,これこそがもろに共謀罪法案(つまり国連条約)の剥き出しの意図であったと言ってよいだろう.さらに言えば「共謀罪」から「戦争」に至る経路(世界戦争に日本を巻き込んでゆく道筋)も見誤ることがない程度にくっきりと見えてきたと断定できる.アメリカ合衆国の正式な出先機関である米国大使館が(他国―それも同盟国内で)ここまでやるとはほとんど信じられないが,それが今のアメリカである.幸い日本政府はそのような「釣り」にうかうかと引っかかるほど呆けてはいないようなので,安心したのだが.
他国に来たらまずその国の警察力を信頼すべきである(その前に警察が国民に信頼されているかどうか?という問題があるが,それはまた別の問題である).これ(~を報告せよ)はやや極端な言い方をすれば,ほとんど他国内で警察活動(場合によってはスパイ活動)を行うに等しい.実際「共謀罪が成立すれば疑わしい活動はすべて犯罪化される」のであるから,「報告せよ」を「警察活動」と呼ぶのは誇張でも何でもない.もちろん,彼らは他国内で警察活動いやそれ以上のことを日常的に行っているのであるから,彼らからしてみればこんなことは「常識の範囲内」なのであろう.しかし,今やアメリカの常識は世界の非常識となりつつある.もちろん,外務省は日本から海外に向かう渡航者に対し情報を分析して国別にアラームを発しているし,在外公館も邦人の安全のためにあらゆる措置を取ってはいるが,幸いにも我々の政府は出先国の警察活動を先取りして行うほど非常識でも非礼でもない.
嘘が通れば道理引っ込む
私は上記Tシャツの英文メッセージをこのように解釈した後,このエントリを書くことに決めた.
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日本の米関連施設にテロ攻撃可能性…米大使館
【YOMIURI ONLINE】
在日米国大使館は24日、日本国内の米国関連施設に対するテロ攻撃の可能性があることを明らかにし、在日米国人に警戒するよう呼びかけた。
同大使館ホームページ上に掲載されたメッセージによると、テロなどの「脅威」に関する情報の確度は「まだ不明」としているが、特に米国の祝日である29日の戦没将兵記念日を中心に、日本在住米国人に注意を促すとともに、「米政府当局に対するあらゆる疑わしい活動」を報告するよう求めている。
米国大使館のメッセージについて、安倍官房長官は24日夕の記者会見で、「メッセージは承知している。現時点では、国内で国際テロによる攻撃が行われるという特定の具体的な情報は把握されていない」と語った。
(2006年5月24日20時17分 読売新聞)
※強調は編者による.日本政府・関係当局はアメリカ大使館のメッセージを言外に,しかしストレートに「ガセネタ」と断定しているのである.言い換えれば,このメッセージは米国諜報機関から意図的に発せられた「ディスインフォメーション」である.日本国民がこのようなディスインフォメーションに易々とは乗せられないという極めてクリアな情況を目の当たりにして,おそらく小泉は自身の政治生命の終わりを察知したのに違いない.(あるいはカンのいい男であるからついに,これ以上猪突猛進するのは「やば過ぎ」ということを悟ったのかもしれないが…)
表題の「本性を現し始めた」という表現がどぎつ過ぎるとお考えの読者もおられると思う.もちろんそれももっとも至極,感覚的にはむしろ正常な反応であると思われるが,イラク戦争でこれまでに何人の人間が死んでいるか?四肢を奪われた人の数は?どれだけの家屋・建造物が破壊されたか?どれだけの資源・財貨が失われたか?そしてそれが今なお続いているという事実を想起して欲しい.これらはすべて紛れもなく(第43代アメリカ大統領が公式に認める通り)アメリカの「ガセネタ」から始まったものである.
アメリカ大使館 【映像ソース】→http://fenv.jp/gallery/index2/other.htm#00002
←ワンクリック!
おばさんはそこに何か置いてすぐ戻ってきた.私は何となく気になってそのおばさんが車に乗り込むまでを見届けた.おばさんはスニーカに白っぽいズボン,黒地のTシャツに白抜きの英字で何か書いてある.車の後部から右側面に曲がろうとしている小柄なおばさんの背中から私は辛うじて以下のメッセージを読み取ることができた.
WHEN FALSE
SPEAKS LOUDLY
KEEP SILENCE
「虚偽が大声を挙げているときは沈黙せよ」か,なるほどなぁ.「私も少し黙ってた方がいいというお告げかな?」私は昼休みに一本エントリを書き上げたいと思っていたのだが,取り止めることにした.下記のニュースはそのとき私の念頭にあったトピックである.この記事を読んで私はどうしても日本国民に警告せずにはおれない気持になっていた.これまでにも似たニュアンスのことは何度も伝わってきたが,ここまであからさまに露出してきたのは始めてである.
YOMIURI ONLINEによれば,在日米国大使館はその公式HPで「米政府当局に対するあらゆる疑わしい活動を報告するよう求めている」という.これは状況証拠的には「国会における共謀罪審議への」露骨な干渉であるというより,これこそがもろに共謀罪法案(つまり国連条約)の剥き出しの意図であったと言ってよいだろう.さらに言えば「共謀罪」から「戦争」に至る経路(世界戦争に日本を巻き込んでゆく道筋)も見誤ることがない程度にくっきりと見えてきたと断定できる.アメリカ合衆国の正式な出先機関である米国大使館が(他国―それも同盟国内で)ここまでやるとはほとんど信じられないが,それが今のアメリカである.幸い日本政府はそのような「釣り」にうかうかと引っかかるほど呆けてはいないようなので,安心したのだが.
他国に来たらまずその国の警察力を信頼すべきである(その前に警察が国民に信頼されているかどうか?という問題があるが,それはまた別の問題である).これ(~を報告せよ)はやや極端な言い方をすれば,ほとんど他国内で警察活動(場合によってはスパイ活動)を行うに等しい.実際「共謀罪が成立すれば疑わしい活動はすべて犯罪化される」のであるから,「報告せよ」を「警察活動」と呼ぶのは誇張でも何でもない.もちろん,彼らは他国内で警察活動いやそれ以上のことを日常的に行っているのであるから,彼らからしてみればこんなことは「常識の範囲内」なのであろう.しかし,今やアメリカの常識は世界の非常識となりつつある.もちろん,外務省は日本から海外に向かう渡航者に対し情報を分析して国別にアラームを発しているし,在外公館も邦人の安全のためにあらゆる措置を取ってはいるが,幸いにも我々の政府は出先国の警察活動を先取りして行うほど非常識でも非礼でもない.
嘘が通れば道理引っ込む
私は上記Tシャツの英文メッセージをこのように解釈した後,このエントリを書くことに決めた.
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日本の米関連施設にテロ攻撃可能性…米大使館
【YOMIURI ONLINE】
在日米国大使館は24日、日本国内の米国関連施設に対するテロ攻撃の可能性があることを明らかにし、在日米国人に警戒するよう呼びかけた。
同大使館ホームページ上に掲載されたメッセージによると、テロなどの「脅威」に関する情報の確度は「まだ不明」としているが、特に米国の祝日である29日の戦没将兵記念日を中心に、日本在住米国人に注意を促すとともに、「米政府当局に対するあらゆる疑わしい活動」を報告するよう求めている。
米国大使館のメッセージについて、安倍官房長官は24日夕の記者会見で、「メッセージは承知している。現時点では、国内で国際テロによる攻撃が行われるという特定の具体的な情報は把握されていない」と語った。
(2006年5月24日20時17分 読売新聞)
※強調は編者による.日本政府・関係当局はアメリカ大使館のメッセージを言外に,しかしストレートに「ガセネタ」と断定しているのである.言い換えれば,このメッセージは米国諜報機関から意図的に発せられた「ディスインフォメーション」である.日本国民がこのようなディスインフォメーションに易々とは乗せられないという極めてクリアな情況を目の当たりにして,おそらく小泉は自身の政治生命の終わりを察知したのに違いない.(あるいはカンのいい男であるからついに,これ以上猪突猛進するのは「やば過ぎ」ということを悟ったのかもしれないが…)
表題の「本性を現し始めた」という表現がどぎつ過ぎるとお考えの読者もおられると思う.もちろんそれももっとも至極,感覚的にはむしろ正常な反応であると思われるが,イラク戦争でこれまでに何人の人間が死んでいるか?四肢を奪われた人の数は?どれだけの家屋・建造物が破壊されたか?どれだけの資源・財貨が失われたか?そしてそれが今なお続いているという事実を想起して欲しい.これらはすべて紛れもなく(第43代アメリカ大統領が公式に認める通り)アメリカの「ガセネタ」から始まったものである.
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by exod-US
| 2006-05-30 22:11
| 共謀罪という国際陰謀