ユキメノコ

ポケットモンスター 第4世代『ダイヤモンド・パール』に初登場したポケモン。ユキワラシの♀に「めざめいし」を使って進化する。

白い振袖を纏った雪女のような姿をしたポケモンで、進化の条件上、♀のみ存在する。着物の様な胴部分は空洞となっており、胴には赤い帯のような飾りがあるのが特徴。振袖のような腕は頭から直接垂れ下がっている。人型に見えるが基本的な体の造りはオニゴーリとほとんど同じである。

良く比較してみると、2本角に骸骨状のマスクという姿はオニゴーリの特徴に酷似している。

雪女の伝承と同じように雪山へ生息しており、雪国では雪山で遭難した女性の魂がつららへ乗り移って生まれたという言い伝えが残っている。LEGENDSアルセウスの図鑑説明では恨みを抱えた女性の霊魂が転生した姿だと語られており、伝承細部に差異はあれど、女性の生まれ変わりという点は共通している。

ユキメノコbyおみなえし

口から-50℃の冷気を吐いて相手を凍らせることが出来、縄張りへ入り込んだ人間やポケモンの内、気に入った者は氷漬けとして棲家へ持ち帰って飾るという、雪女さながらの恐ろしい趣味を持っている。

また、特に美男子の魂を好物とするようで、酷い吹雪の晩にはそれを狙って人里へ下りて来るといわれている。もしノックされても決してドアを開けてはいけない。

しかも、ヒスイ地方では行いの悪い男を呪い殺すという伝承も伝わっている。

勿論、ゲーム中ではそんなことは起こらないので、トレーナーの皆さん（特に男性キャラを使っている人）は安心して頂きたい。

雪解けbyみおっぺ

良く勘違いされがちであるが、顔の牙のようにギザギザとなっている部分はオニゴーリ同様仮面のようなものであり、口は人間とおおよそ同じ位置に、人間と同じような物が存在する。不思議なことに「かみくだく」は何故か使える。

妖艶な女性のようなデザインから人気が高いポケモンであり、原型、擬人化を問わず多数の絵が投稿されている。嫁宣言をしている人も多い。

だが、ORASではオニゴーリがメガシンカを体得してしまい、ヤドキングやXY時代のエルレイドと似たような状況へ陥ってしまった。

エルレイドはORASでメガシンカが追加されたため、以降の作品でのメガシンカ発見が待たれる。

名前の由来は「雪」+「女の子（めのこ）」。

英語版はfrost（霜）+lass（若い女性）、フランス語版はmomie（ミイラ）+arctique（極地）の捩り。

ミイラ要素どこだよと突っ込みたくなるが、凍土で見付かるマンモスの死体のようないわゆるウェット・ミイラという奴であろう。

トサキントとユキメノコbyキイロ

色違いは一目では見分けが付きにくいが、原種よりも色が落ち着いおり、帯の部分が紫っぽくなってるのが特徴。

基本的に♀のユキワラシを捕獲し進化させる形での入手となる。

• ダイヤモンド・パール・プラチナ

ポケモン：スズナ&ユキメノコbyテルZETA

『プラチナ』ではシンオウ図鑑入りした為、ストーリーにおいてキッサキシティのジムリーダー・スズナのエースポケモンで登場する。

• オメガルビー・アルファサファイア

プリムby陽花 / 夏樹

リメイク前ではオニゴーリを2体手持ちにしていた四天王のプリムの新たな手持ちとしてユキメノコが追加された。

ストーリーにおいては2体のオニゴーリとユキメノコ、強化後にはユキメノコとメガオニゴーリを相手にする事となる。

• サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン

【ポケモンSM】アセロラちゃーんbykotomi

ストーリーにおいて、四天王となったアセロラの手持ちで登場。

• ソード・シールド

本作で初めて野生で出現。当初はワイルドエリアのマックスレイドバトルのみであったが、DLC『冠の雪原』でカンムリ雪原の｢すべりだしせつげん(吹)｣ ｢きょじんのねどこ(雪・吹)｣ ｢いにしえのぼち (雪・吹)｣ ｢せっちゅうけいこく (雪・吹)｣ ｢とうちょうトンネル｣でシンボルで出現する。また、ダイマックスアドベンチャーでも出現する。

ストーリーにおいてはマクロコスモスの副社長・オリーヴの手持ちで登場。

• LEGENDSアルセウス

純白の凍土（クレベース氷塊・雪崩坂・キッサキ神殿・氷柱の間）に生息。

ストーリーにおいてはシンジュ団のキャプテンであるハマレンゲがオニゴーリと同時に出してくる。

サブ任務82番「里の跡を探して」でも、とある個体登場するが…（詳細は後述）

• スカーレット・バイオレット

本作でも内定。ナッペ山、北1・3番エリア (雪)、オージャの湖に生息しており、特にナッペ山ではゴーストタイプにテラスタルする個体が出現する。

新たにゴーストが付加され、こおり・ゴーストというタイプ組合わせはユキメノコのみ。氷の弱点であるかくとうタイプを完全無効化可能と相性が良い組合わせである。

また、攻撃面でもタイプ一致技だけで大半のポケモンに等倍以上を取ることが可能。

平坦な種族値であったオニゴーリと比べて幾分か特徴が付けられており、「素早さ」がゲンガーと同じ種族値110で高い。こおりタイプではマニューラに次いで速く、ガブリアスを抜いてラティオスと同速。

それ以外の能力は、「攻撃」「特攻」が80でオニゴーリと同じ、「HP」「防御」「特防」は70とオニゴーリより低い。オニゴーリと比べて耐久を落とし機動力を上げた能力となっている。

攻撃技は霰状態で必中の「ふぶき」を始めとして「れいとうビーム」「シャドーボール」「こおりのつぶて」「10まんボルト」などが候補へ上がる（覚えられる世代は限られるが、みずのはどうを覚えるのもアリ）。

補助技は「みちづれ」「ちょうはつ」「でんじは」「かげぶんしん」など。

防御面へ不安があるので「きあいのタスキ」を持たせると良い。「素早さ」が高いので「みちづれ」も狙いやすい。

イメージに合わないが「攻撃」と「特攻」の値が一緒なので、物理型も少なからず存在する。

特に「剣盾」においてはDLC「鎧の孤島」の教え技で「トリプルアクセル」、「ポルターガイスト」を得たため、物理型の方が火力が出るようになった。

足が速く大抵のドラゴンに先手を取れるのでドラゴンキラーとして期待出来る様に思えるが、攻撃・特攻は余り高くない上に防御能力も低いため、ガブリアスやボーマンダのようにこおりを4倍弱点とするポケモンであっても、「きあいのタスキ」や「こだわりスカーフ」で相手に行動を許す事態となった場合返り討ちへ遭うことがしばしば。

耐性もゴースト由来のものにこおりタイプが加わっただけなので、耐性を盾に無理矢理居座るのにはあまり向かない。

しかもオニゴーリが覚えられる氷のお家芸「ぜったいれいど」は何故か覚えない。不憫。

「ゴーストが付いた氷」というよりは、「氷技をタイプ一致で使えるゴースト」として考えた方が良いであろう。

特性「ゆきがくれ」は「あられ」状態で回避率が上がる。登場当時はこの特性を軸に霰パのアタッカー兼嫌がらせ役として活躍してきた。

隠れ特性は「のろわれボディ」。相手が使ってきた攻撃技をかなしばり状態にするという強力な特性だが、ユキメノコは耐久が低く弱点も多いのでブルンゲルほどうまく使いこなせない。ただし「ゆきがくれ」と「みちづれ」の相性が悪く、第6世代以降霰パの大幅な弱体化によって「ゆきがくれ」が発動しづらくなったため、消去法でこちらが選ばれることが多い。しかも第7世代でゲンガーが同じ特性になってしまったため、こおり技をタイプ一致で使える以外ゲンガーの劣化になりかねないという事態に。こちらでもオニゴーリと比べて不憫。

• 第7世代

新たに「おにび」を習得した。寧ろなぜ今まで覚えられなかったのか。「でんじは」に次ぐ状態異常技で、「たたりめ」とのコンボにも使える。

さらに同世代で「絶対零度が氷に無効化される」ようになり、一撃必殺技はじわれ以外通らなくなった。ふうせんで浮けばそのじわれもスカせる……が、そこまでして一撃技を警戒する場面に乏しいので実用性はほぼない。余程地面を狩りたい時くらいか。

• 第8世代

前述した通りDLC「鎧の孤島」で強力なタイプ一致の物理技を習得し、物理型が大幅に強化された。

一方でダイナックルの媒介となり得る「めざましビンタ」が技ごと削除されたのは悲しいところ。

何気にリフレクターを新規習得したため、ユキメノコでやる必要があるかはさておき、両壁も貼れるようになっている。

ゲーム版

• スズナ：ジムリーダー(シンオウ)

　※『プラチナ』から

• メリッサ：ジムリーダー（シンオウ）

　※『プラチナ』の強化後から

• ヤナギ：ジムリーダー(ジョウト)

　※『HGSS』強化後

• マツバ：ジムリーダー（ジョウト）

　※『BW2』

• シキミ：四天王(イッシュ)

　※強化後

• N：ポケモントレーナー

　※『BW2』冬時

• プリム：四天王(ホウエン)

　※『ORAS』から

• アセロラ：四天王(アローラ)
• オリーヴ：マクロコスモス
• ウェイ：ジムチャレンジャー
• ハマレンゲ：シンジュ団キャプテン
• サワロ先生：パルデア教員
• アヤゴゼン：ブショー

アニメ版

• シンジ

漫画版

• スズナ➡️プラチナ（ポケットモンスターSPECIAL）
• オリーヴ（ポケットモンスターSPECIAL）

北海道遠軽町に地域応援ポケモンであるアローラロコンと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。北海道がモデルであるシンオウ地方で初登場しており、大雪山系（ゲームではテンガン山に相当）に位置する町である。

以前ゲーム雑誌『ファミ通＋Wii』で、オニゴーリとこのポケモンのどちらに人気があるかというアンケートが取られたことがあるのであるが、その結果がオニゴーリは僅か6%でユキメノコが94%という、圧倒的大差が付いてしまったことがあった。

この結果に「こんなに差が付いたのって、当コーナー始まって以来かも?」というコメントが付けられる程であり、見た目で判断した人が多かったのであると思われる。

ポケットモンスター　ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)　ポケモン一覧

図鑑番号順

0477.ヨノワール→0478.ユキメノコ→0479.ロトム（通 / H / W / F / S / C）

関連ポケモン+α・グループタグ

その他

以下本作のネタバレを含むため注意

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サブ任務82番、「里の跡を探して」で登場。

自分のご先祖様の里が本当に存在したか痕跡を探して欲しいという依頼人・シマキのお願いで主人公は純白の凍土へ向かう。

任務内でユキワラシへ誘われた先でユキメノコと対峙し、戦闘となる。

ユキワラシはユキメノコと戦闘となる際に消滅しているためユキメノコが作り出した幻である可能性がある（あるいはゲーム的な都合か）。

撃破するとユキメノコは特に演出もなく消え失せてしまう。

ユキワラシ登場時に破れた日記、ユキメノコ撃破後に落とす紙束と破れた日記で古い日記を入手でき、

入手時に内容を読める。

・破れた日記

2月5日

さとへ かえるとちゅう

ふぶきに みまわれた

やまごやで ひとばん すごす

よあけごろ ものおとでめをさますと

きものをまとう ････････････がいた

････････････と めがあった

････････････は いきをのむほどうつく･･････

きもがひえるほど おそろ････････････

きょうふで めを･･････

････････････が さるのを　まった

つぎに めをあけたとき

････････････は ･･････だけ のこし

いなくなっていた

・古い日記

･･････と くらしはじめて

･･･ねんが すぎた

ふと にっきを よみかえし

あの････････････を おもいだす

･･････は あの････････････の

おもかげを かんじる

しかし むかしばなしなら ともかく

げんじつでは ありえ･･････

1月 3日

なぜ あの････････････の はなしを

･･････に してしまったのか

こうかいしても もう おそい

･･････は いなくなってしまった

ゆきだけ のこし

わたしのまえから きえてしまった

あぁ わたしが

あの････････････のはなしなど しなけれ･･･

日記を入手後、シマキに日記を渡そうとするが主人公のポーチに日記は何故か見当たらない。

日記の内容をシマキへ話すとばあさんから聞いた里の話と一致していると納得し、任務は終了する。

とても謎が多い任務であるが任務内の日記からユキメノコが以前ポケモンであることを隠し、人と交際していたのではないかと考察出来、ユキメノコを嫁としたい紳士諸君らには夢があるイベントとなっている。