この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 これからUndertaleをプレイしようとする人は、見ない方がいいですよ… |
この記事は第586回の今週のオススメ記事に選ばれました! これからもホネのあるきじにしていこうぜ。なーんてな。 |
Sans(サンズ)とは、トビー・フォックス氏が製作したRPG『Undertale』に登場するスケルトンのモンスター。主人公にアドバイスをしてくれる。
名前の由来は英語版で彼の台詞に使用されているフォント「Comic Sans」(コミック風サンセリフ体)[1] から(sans は sans serif [2]の省略形で英語ではサンズ/sænz/あるいは現代仏語風にソン/sɑ̃/と発音されるが、このキャラの名称としては前者が一般的なようだ[3] )。
遺跡を出た主人公がスノーフルのもりの道中最初に出会うモンスター。ウォーターフェル・ホットランドでも最初に出会うことになる。行く所で先回りしているかのように構えており、アドバイスや他愛もないイタズラのほか、時折意味深な言葉をかけていく。日本語版の一人称は「オイラ」。
パピルスの兄。スノーフルにある二階建ての家に一緒に住んでいて、町では兄弟ともに結構な有名人。時期は不明だが他の所から引っ越してきたらしく、二人が来てからは町も騒がしくなったという。
弟と比較して背が低く、服装の関係で若干小太り気味に見える。目は黒の中に白。常にニヤついたような表情を浮かべている。白色のシャツに青のジャケット・黒色のズボンを着ている。靴は履いておらず、スリッパで外を出歩くらしい。基本的には主人公の行動に干渉せず、主人公やパピルスを見守る立場をとる。
英語版では通常上述したフォントで全文小文字で表示される(パピルスの台詞表記と対になっている)が、シリアスな台詞の際は通常フォントになり独特の表示音も無くなる。日本語版ではComic Sansの代わりに「ハッピールイカ」が使用されている。(基本ひらがなのみ)
通常では表情を変える事が無くクール。マイペースでお気楽な性格で、主人公を人間だと知ったうえで敵意を向ける事もなく接してくる。パピルス曰く怠け者で、職務である警備所での見張りも、休憩と称して持ち場を勝手に離れたり、居眠りしていたりとテキトーでろくに働いていない。部屋も片付けておらず散らかり放題(竜巻が巻き起こっている始末)。几帳面なパピルスから怒られても得意の話術でのらりくらりと交わしている。しかし、時折シリアスな面を見せ、鋭い洞察力で主人公の行動を見抜きそれに見合った言葉を投げ掛ける。
ジョークを好み周囲の者によく冗談を飛ばしている。コメディアンとしての評価は高いようで、地下世界のホテルである「METAホテル」で公演をやっていたりする。スノーフルにあるバー「グリルビーズ」の常連客で、よく仕事をサボっては店に入り浸っている。他の馴染みの客達とも親しげな様子。勘定はツケで済ましており、その額はゲーム中で表示されるトップクラスの金額。
ケチャップを容器から直接飲み干す生粋のケチャラー。イタズラをよく仕掛け、大抵主人公がその標的。パピルスとアンダインの電話イベントに時折参加している。トロンボーンをよく演奏しているらしく、パピルスとのデートイベントを茶化すシーンもある。
商売をする時もあり、そのうちホットランドで買える「ホットドッグ…?」は現実的な値段で購入可能(回復アイテム扱い)。アイテム欄が全て埋まっている場合は主人公の頭に載せ、アイテム欄を空けない限り購入すると頭に載せ続ける(代金は取らない)。この状態で動くと……。使用すると犬の鳴き声が聞こえる。たまにアイテム名が「ホットキャット」となる場合があり、使うと猫の鳴き声が聞こえる。
この先には、ゲームの核心に触れる内容が書かれている。 彼の真実を知りたいと言うのなら……。 あるいは、既に知っているなら……。 |
ある日、偶然見つけた遺跡の扉で「ノックノックジョーク」の練習をしていたところ、扉の向こうから婦人の声で返事が返ってきた。ジョークの受け答えをするうちに二人は仲良くなり、以降扉を隔ててジョークを交わし合うようになる。そんな日々が過ぎていったある時、婦人の元気が無い事にサンズは気付く。何かあったのかと訪ねたところ、婦人に「いつか遺跡から人間が出てきたら、その時は守ってあげてほしい」と頼まれる。サンズは約束事が嫌いだったが、大切な友人となっていた婦人を思い、その頼みを聞き入れる事にした。
婦人の正体はトリエルで、将来人間が地上へ脱出する際にその助けとなればと思っての行動だった。サンズはたとえ主人公がトリエルを殺していても、この約束を守り続ける。
ニューホームの「さいごのかいろう」においてサンズは主人公を持ち受けており、ここで今までの冒険の行動を審判する。ここでステータス画面・戦闘画面などで表示されるEXP(EXecution Points)とLOVE(Level Of ViolencE)の意味が明かされる。そして、各数値毎の審判が下される。(この審判で死ぬことはない)
もし、パピルスを殺した状態で審判を迎えた場合、サンズから憎悪に満ちた言葉をぶつけられる。そして、全てのモンスターを殺していた場合……。
ボスを含め、モンスターをひとりも殺していない場合、正しい行為を貫いた事に感謝の言葉を送り、LOVEではなく愛の方のLoveを得たと称賛し、最後の戦いに向かう主人公を激励してくれる。この話を聞いた後に前のセーブ地点から再開するか一度Nルートのエンディングを迎えた場合だと、秘密の合言葉を教えてくれる。その後、何度かそれを繰り返すとサンズの部屋へ入れる鍵を渡してくれる。
もらった鍵で入れるサンズの部屋では、さらにもうひとつ鍵が手に入る。これを家の裏で使うと隠し部屋に入る事ができる。そこは研究所のような場所で、謎の機械・意味不明な設計図・見知らぬ人達と一緒に映るサンズの写真が置かれている。これらが何を意味するかはゲーム中では明かされておらず、真相は不明。
サンズは「ショートカット」能力を持つ。彼が行く先々で先回りしていたり、時折近道と称してありえない方向から建物に入ったりしているが、これも能力によるもの。動くものしか見えないワンボーが「動かずに現れる」と言っているため、瞬間移動のようなものである可能性が高い。ゲーム中での描写から、この能力は他者に対しても使えるようだ。
また、能力とは違うが、サンズは独自の研究でSAVE能力についてある程度把握しているようだ。プレイヤーがセーブをロードしたり、リセットして最初からやり直せるのを理解し、感知している。何度もロードしないと起きないイベントやロード繰り返し前提の会話が用意されている事からもそれが伺える。
そもそもサンズが怠けているのは、どんなに努力して物事をやってもSAVE能力所持者によってリセットされてしまうのを知っているからである。彼自身も何度も時間を巻き戻されて努力を無駄にされることを経験している。
「do you wanna have a bad time?」 …おまえ、サイアクな めに あわされたいか? |
彼の勝利条件はただ一つ。プレイヤーの「ケツイ」を”骨抜き”にすること。
it's a beautiful day outside.
きょうはステキな日だ
birds are singing, flowers are blooming…
はながさいてる、ことりたちもさえずってる
プレイヤーが血塗れの道を選択し、モンスターを一定数以上殺しかつ全てのボスモンスターを殺しているジェノサイドルート(通称Gルート)を完遂していると、前述した「さいごのかいろう」にてサンズが主人公を止めるべく立ち塞がる。事実上Gルートのラスボスであり、今まで戦ったどのモンスターよりも強敵な、文字通り「サイアクなめ」にあう事となる。この時、彼自身の一人称も変化している。
弟パピルスと同じSOULを青色にしての骨攻撃(ただし隙間が狭い・スピードが段違いに速い)の他、ガスターブラスターによる全方位へのレーザー攻撃、重力操作によってSOULを壁に叩き付けてからの骨攻撃、ショートカット能力を活用した攻撃など、攻撃が苛烈で容赦ない。
サンズの攻撃は1ダメージしか受けない。しかしサンズ戦ではHPがKR(Karmic Retribution)になるため、こちらがダメージを受けた直後に発生する無敵時間がこの戦闘では発生せず、攻撃に当たるとスリップダメージでしばらくHPが減っていく。少しの被弾でも一気に体力を削られてしまい、波状攻撃を受けて悲惨な目に遭うことも。戦闘中盤からはターンを無視し、コマンドカーソルであるSOULに対しても攻撃を仕掛けてくるので、自ターンでも息つく暇がない。
「ぶんせき」によるサンズのステータスはHP攻守共に1で、説明文に最弱のモンスターと表示されるほど。つまり攻撃を当てれば終わりであるが、サンズはこちらの攻撃を全て回避するため、サンズのステータスやこちらが装備でどんなに攻撃力を上げても全く意味が無い。戦闘前には「ほんもののナイフ(攻撃力99上昇)」と「ロケット(防御力99上昇)」が手に入るが、彼との戦闘ではほとんど意味を成さない。
攻撃時に左目が光る事もある。この数々の攻撃手段と戦いからはサンズのなんとしてでも殺戮を繰り広げる主人公を止めるという決意が見て取れる。戦いを終わらせるにはサンズの攻撃を一定まで耐え続けなければならない。最後の攻撃を耐えた直後に重力操作でがむしゃらに攻撃してくるが、これで死ぬことは無い。
その後、サンズはスペシャルアタックを繰り出す。彼は何もせず、プレイヤーにターンが回ってくる事も無い。一生そのまま閉じ込められることになる。当然これはサンズ自身にも言える事であり、自分の未来を諦めた彼らしいスペシャルアタックである。
――が、疲れ果てて眠ってしまうサンズの隙を付き、枠を無理やり押して「たたかう」コマンドに向かい攻撃することで、サンズとの戦いに決着をつける事ができる。直後の演出がとても後味悪いうえに、サンズ死亡後にEXPが99999とカンストレベルで手に入り、LVが最大値の20に上昇する。これは主人公が完全にソウルレスと化した証であり、Charaが体を乗っ取る舞台が整った事にもなる。
2019年9月5日のNintendo Directでは、大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのMiiファイターコスチューム第3弾として、射撃タイプ「サンズのぼうし+ふく」の追加が発表された。原作者のトビー・フォックス氏自らアレンジした「MEGALOVANIA」もついて、税込81円。紹介映像はこちら
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掲示板
468 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 14:25:56 ID: Q5UviCKQR/
個人的にこいつのテーマソングはMEGALOVANIAというよりは264 BPM Super Gore Nest Beta
469 ななしのよっしん
2024/09/14(土) 14:48:21 ID: voQ9X1kYp3
主人公のカルマに応じてダメージが増幅されるってことは
仮にPルートで戦ったとしたら正真正銘1ダメージしか与えられない最弱キャラになるのかな
470 ななしのよっしん
2024/11/21(木) 12:13:47 ID: wX1mWrNIIR
>>467
セーブ能力を得たことと
それに対して憎悪を向けることへの解答になってないぞ
Nルートでガチ切れするタイミングはパピルスを殺されることで一貫しているが
パピルスが生存してるか犬が地下世界をまとめる場合比較的温厚な態度を見せる
まあ、いっちゃなんだがサンズ自体はダークヒーローでも正義の味方でもないから、アンダインみたいに正義感から主人公を殺す真似はしないし
世界が破壊されるギリギリになってから動くことを考えると
ぶっちゃけ、主人公のことはどうでもいいと考えてるのでは?
むしろ、セーブ・ロードがあるから真に最悪な状況にならない限りどうせ世界は再生されるし放置しても問題ないと思ってる節はある
ただ、それとは別に弟を殺されることへの怒りや地下世界秩序を乱されることへの怒りはあるって感じだ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 23:00
最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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