ショートカットとは (ショートカットとは) [単語記事]

ショートカット（shortcut）とは、次の事柄を表す。

この記事では、それぞれについて簡単に説明する。

概要

時間的な短縮（高速化・効率化）と、物理的に短いことを示すものが多い。

前者は時間の有効活用（→タイムパフォーマンス）としての要素を含むこともある。

short cut, shortcut - 英語で近道のこと。これが基本の意味。英語のshort cutは、道路に限らず「普通より早い方法」を表すこともある。

日本では俗に動詞化して、近道をする行為を「ショートカットする」と言ったりする。また、実際の道路だけでなく、コンピューターゲームなどにもよく使われ、特にタイムや順位を競うレースゲームでよく見られる。コース上にあらかじめショートカット用の抜け道が用意されている場合も多い。

RTAやTASさんなど、開発元が本来想定していない壁抜けなどで強引に突破する手もある。ニコニコ動画ではケツワープなどが有名か。

ショートカットキー、つまりコンピュータの操作を少ないキー操作で簡略化したもの。キーボードショートカットや、単にショートカットとも呼ばれる。ワンタッチで機能するなど知っているか否かでは雲泥の差があるため、知らない方は覚えておくと非常に役立つ。

ソフトリンク、つまりコンピュータのファイルなどへのリンクのこと。Microsoft Windowsでは基本的に「ショートカット」と呼ばれるが、OSによっては呼び方が違うこともある。

ファイルを右クリックすると「ショートカットを作成する」と出てくるのがそれだが、あくまで「ファイル位置」としての近道を作成するのでファイル構造の異なる他のＰＣ等に移動すると動作しない、本物のファイル自体をコピーしないと意味がないので注意。

短い髪型のこと。これは和製英語で、英語では short hair （ショートヘア）と呼ぶ。

…詳しくは「ショートヘア」を参照。

治水用語で、湾曲が大きい河川に設ける短縮水路（捷水路）のこと。
※初見殺しな漢字だが捷水路は「しょうすいろ」と読む。

河川が湾曲している長さぶんを近道する＝その分の高度差（河床勾配）があるため、洪水などがショートカットした分の水流や水圧といった負担が捷水路の構造物自体や下流に押し寄せるといった欠点がある。