国際映画社 単語

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コクサイエイガシャ

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国際映画社って知ってるかい!
むかしアニメ業界でイキに
暴れまわってたっていうぜ
いまも 作画は あれほうだい
ボヤボヤしてると アニオタからバッサリだ
どっちも! どっちも!
どっちも! どっちも!

国際映画社とは、元アニメ制作会社である。現在は版権と根室市にある展望台の管理をしている。

アニメ東映動画(現:東映アニメーション)を経由して韓国動画を外注していたため、替え歌に歌われているように作画が悪かったものの、BGM、挿入歌、そして東映サンライズなどの大手の会社とはひと味違うストーリー人気つなぎ止めていた。

最盛期にはタツノコプロダクションや日本アニメーションぐ売り上げを出していたものの、1984年に最大のスポンサーであったタカトクイス倒産、上の二社に企業体力で劣る国際映画社は経営危機に陥り、1985年の「ふたり」を最後にアニメ制作から撤退、現在に至る。

作品リスト

くじらのホセフィーナからふたごのモンチッチまでは葦プロ(現:プロダクション リード)との共同製作で、それらの版権は現在プロダクション リードが管理している模様。

ぶっちゃけこの作品リストウィキペディアからのコピペをいじったものである。

作風

全作品に「製作」としてクレジットされている田重三はかつて日活日本アニメーションと渡り歩いてきた経歴があり、初期の作品群は日本アニメーションが強い。また、日本アニメーションが「の若物語」を製作するよりもく「若四姉妹」をアニメーション化しており、またこの作品がテレビアニメで放送された初の「若物語」となった。

くじらのホセフィーナ」から「ふたごのモンチッチ」までは葦プロと共同製作であり、当時葦プロを中心に活動していた脚本家山本優もこの時期に参加している。その後、「めちゃっこドタコン」からは東映動画(現:東映アニメーション)が演出を含め実制作を担当、これは「銀河烈風バクシンガー」の時期まで続く。詳しくは資料が少ないこともあり不明であるが、「めちゃっこドタコン」には制作担当として木登喜氏が、「ハニーハニーのすてきな冒険」には演出として氏が参加しており、何らかの形で東映動画が関わっていたことは間違いない。

1981年にはJ9シリーズ第一作「銀河旋風ブライガー」が放映開始。この作品から国際映画社でも作画を行うようになったが、もともとドラマ重視で余りロボットを出さない方針だったことと、同社の予算ではメカを複雑に動かすことが不可能であった事から、ロボアニメでありながら物語におけるロボット重は非常に小さかった。ロボバトル自体あまり積極的に描く気はなかったようで、ノルマとばかりに差し込まれる各話の戦闘シーンでは、敵を一方的に片付けてあっという間に終了となるのが恒例であった。しかし結果的にタカトクイスおもちゃが売れたため、販促アニメとしては成功を収めている。更に山本正之作曲によるBGM、挿入歌が人気を博し、キャラクター面でも多くの同人誌が作られるほど人気が高かったため、最終的にブライガーは国際映画社を代表するアニメとなった。その後シリーズは「銀河烈風バクシンガー」「銀河疾風サスライガー」と続き、同社は最盛期を迎える事になる。なおブライガーでは、J9紅一点エンジェルお町」のベッドシーンTVアニメでのベッドシーンはこれが初である)が挿入されるなど、他の会社がやらないような前衛的な演出でも話題を呼んでいた。

J9シリーズとは別に「魔伝説クロバンチ」「亜作戦スラングル」「超攻速ガルビオン」と言ったロボットアニメ制作された。これらの作品は今までと違い、放送局からの資金援助を受けているのが特徴で、「アクロバンチ」は日本テレビから、「スラングル」「ガルビオン」はテレビ朝日から資金援助を受けている。そのため、J9シリーズべるとロボットの活躍時間が多く取られているが、路線変更の対になる(そしてテレビ局も版権を持つことになるため、ニコニコ動画で放送局の申請により削除されやすくなる)など一長一短あった。このなかでも「スラングル」に関しては途中からメンバー変更、オープニングミュージック変更などの路線変更を受けているが、国際映画社作品としては最長の53話を放映し、路線変更が一定の効果をもたらしている。

ロボットアニメと同時にフジテレビ土曜18時半の時間帯では女の子向けのアニメ制作しており、そのなかでも吾妻ひでお原作の「おちゃめ神物語コロコロポロン」「ななこSOS」を放映したことは有名。しかし原作べると「お色気」はかなり押さえられており、かなり女の子向けに修正されての放送であった。

事態が急変するのは1984年タカトクイス倒産であり、国際映画社は当時放映していた「ガルビオン」の打ち切りを余儀なくされ、急に資金繰りが悪化。1985年には不渡り手形を出し、実制作から撤退して現在に至る。

全体の作としては、オープニングと変形・合体シーンにはお金を掛け優れた人材を呼んでいるが、本編作画が非常に悪く「商業アニメとして放送できる最低限の準」とまでいわれていた。そしてロボットアニメに関しては、何らかの小説テレビシリーズからモチーフを借りていることが特徴である。また、山本優の脚本による独特の台詞回しや、山本正之によるBGMも国際映画社のアニメを語る上でかかせない要素となっている。

お銀河旋ブライガー超攻速ガルビオンのOPは、OPの作画本編作画との落差があまりにも大きいため、「OP詐欺」としてしまれて(?)いる。

また、JASRACの作品データベース検索サービスexitによると、国際映画社のOP・EDミュージックサントラは全て「映画音楽株式会社」という会社から出版されており、国際映画社(正式名称:株式会社国際映画社)との類似性から、この2つの会社は何らかの資本関係にあった、もしくは(株)国際映画社が子会社として映画音楽(株)を作っていた可性が高い。なお、映画音楽(株)(株)国際映画社関連以外の音楽商品については一切出版しておらず、(株)国際映画社と同様が多い会社である。しかし、何はともあれ国際映画社がアニメにおける音楽に非常に力を入れていたことは、この出版専門の子会社の存在、そして山本正之、久石新田一郎などの作曲の起用などから見ても明らかである。

削除状況

制作会社がほとんど活動していないこともあり、他の会社のアニメべて削除されることは少ない。そのため、銀河旋風ブライガーのような神作画OPや、亜作戦スラングルの強オープニングミュージックなど、国際映画社のアクの強い作品群を現代に伝えている。

……と思ったら放送局の申請でスラングルとガルビオン削除されていた。なぜか、バルディオス以上に壮絶なことで有名なガルビオン打ち切り最終回だけは残っているのだが。続いてJ9本編すべても放送局の申請で削除(ただしOPやMAD生存)。こちらはクレジットはされていないものの放映権などを持っていたためと思われる。なお、どの作品もオープニングの曲や映像検索すれば視聴出来るが、その後はしっかりとJ9シリーズなりスラングルなりのDVDを購入・レンタルし、権利元に何らかのお金を払うことをオススメする。

また、「コロコロポロン」「ななこSOS」に関しても、フジテレビが権利を持っているため、今後の動向に注意が必要である。

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