ルアー(LURE)とは、魚釣りに使う「餌の代わりになる何か」である。主に疑似餌と訳される。
もともとの意味は鷹狩に使う鷹を練習させる時に使う偽の獲物だそうな。
現在でもlureという英単語には、釣りのルアー以外にも「おとり」「誘惑するもの」「魅惑・魅力」などの意味がある。
広義にはフライや毛ばり。日本の漁具である餌木なども含む。一般的にはキャスティングリールを使用する釣りで使用するプラグ、ワーム、スプーン、ラバージグ、ワイヤーベイトなどを言う。
川や池などではイワナ、ヤマメ、ニジマス、ブラックバス、ナマズ、ライギョなどがターゲットとなる。
海ではシーバス(スズキ)、サワラ、ブリ、ヒラメ、マグロ、シイラなどの大型魚から、カサゴ、メバル、アジなどの中~小型魚も狙える。
また、上記は本命として狙われることの多い魚種の例であり、それ以外の魚も場合によってはルアーで釣れることがある。可能性だけで言えばルアーでもかなり多くの魚種が狙える。変わり種では鮎の友釣りに使うルアーなんて物もある。
ルアーの起源ははっきりしない。新石器時代の遺跡から骨でつくられたそれらしい遺物も発掘されているらしい。
最初に一般化したキャスティングルアーはイギリスで造られた「ファントムミノー」という金属に布とゴムを巻きつけた、現在で言うメタルジグに近いものであった。それが「スプーン」になり、更に「スピナー」となる。
1890年ごろ、アメリカはミシガン州に住んでいたジェームズ・ヘドンが木切れに喰い付くバスを見てトップウォータープラグを開発。そこからプラグの歴史が始まったと言われている。そこからクランクベイトが出来、バイブレーションが出来て今や壮絶な種類のプラグが開発され売られている。
日本では古来よりイカ釣りの餌木や弓角などが使用されていたが、それはあくまで漁具であった。1970年代にブラックバス釣りがブームになり、トップウォータープラグやハンドメイドミノーを製造するメーカーが現れたが、本格的にルアーフィッシングが産業になるのは80年代にブラックバス釣りが爆発的ブームを呼んでからの事である。
近年ではその存在は強大なものとなっており、釣具店で餌釣りコーナーと同等以上のスペースを取っている場合も多く、ルアー専門店も数多く存在している。フライコーナーがないだって?そりゃ可哀想に。
手軽さやかっこよさ故か、特に若年層に人気が高い。
ルアーで釣る場合は、ほとんどの場合リール付きの竿を用いる。リールはスピニングリール、ベイトキャスティングリールのどちらも用いられる場合があり、用途によって使い分けられている。初心者は圧倒的に使いやすく、別の釣りにも用いやすいスピニングリールがオススメ。
また、ベイトリールの入門用や、ベイトロッドで軽いルアーも用いる際などにはクローズドフェイスリール(スピンキャストリール)も用いられる。現在の日本ではマイナーなリールだが、海外では結構人気があり、国内でも少数ながら愛好家がいる。
のべ竿を使用することはまずないが、例えば細山長司がアラスカでキングサーモンを釣った際、餌の使用が禁じられていたためのべ竿でルアーを用いたことがあったりと、全く例がないわけではない。もっとも、細山氏はどんな大物が相手でものべ竿しか使わない変態神サムライであるが故の選択であり、真似する必要はない。
湖畔でキャンプをしていて、誤ってスプーンを水の中に落としたら、それにマスが喰らいついたのを見て開発されたという俗説がある。そこから名前がスプーンになった。ちなみに釣りを知らない人と管釣り行く時に「スプーンくらい買ってきてね」といったら、マジで食器のスプーンを買ってこられたことがあるので注意。
ヒラヒラとしたフォールと、同じくヒラヒラとしたスイミングで主に狙う。
金属板を湾曲させただけの単純な構造のものが多いが、素材が貝だったり石だったりする場合もある。
狙う魚によって違うが大体1g~30g程度。多種多様な色のものがあるが、これは魚の状態によって魚が反応する色が違うからである。
基本的に肉食魚であればこれで何でも釣れる。ブラックバス釣りでは一般的でないが、春先などには非常に良く釣れる。一番使用されるのは管理釣り場のマス釣りで、そういう場合は色や重さ、素材別に何十個ものスプーンを使い分ける場合がある。渓流でも使われないわけではないが、流れが速く水深のない瀬では使いにくいため、堰堤まわりなどの淵がメイン。
針と、針の周囲を回転する金属板によって構成されるルアー。スプーンの進化系のような扱いで、スプーンよりもアピールが欲しい場合などに使用。
これもマス釣りなどで使用される。渓流でのヤマメ釣りなどでも定番。ただ、形状的に針がむき出しで、根掛りを起こし易いからか最近はあまり使われないようだ。余談だが、小型のブラックバスがバカスカ釣れることが多いらしく、スピナーでバスを釣ると他のバサーから白い目で見られることもあるそうな。
一般的に木やプラスチックで製造されているルアーをプラグという。非常に多くの種類がある。
細長い形状のトップウォーター(水に浮く)ルアー。ロッドアクションで左右に首を振らせるドッグウォークというテクニックで使用する。水面近くを逃げ回る小魚を模しているのである。
浮き方や比重によっていろんな動きをするし、人によってアクションの付け方も違うので魚に飽きられ難いルアーである。主にブラックバス、シーバス釣りで使用する。マス用の小さなものもある。
浮きっぱなしのためかコイが食らいついてくる場合があり、コイをルアーで狙う際には候補に挙がりやすい。まあ、コイをルアーで釣る人は多くないが。
口を開けた魚みたいな形状をしているルアーは大体ポッパーである。水面上に浮いているこいつを強めに引っ張ると「ポコン」と音を立てる。この音をポップ音と呼ぶ。この音で魚を誘うのである。この音の質、ロッドアクションで引き出せる動きによって多数の種類がある。
ブラックバス釣りで通常使用する他、ナマズに対してポッパーの音は特効であるとされる。海でも大型のポッパーを青物やシイラなどに用いる。最近チニングと称してクロダイに対し使用する場合もある。
水面上で変な音を立てるルアーをノイジーという。とにかくやかましい音を立て、その音に興味を持ってしまったり怒って向かってきた魚を釣るルアー。そんなんで釣れるのかとルアー釣りをした事が無い人は驚くが、実は場合によっては偏向的に釣れることがあるルアーである。
鉄板がぶつかる音を立てるルアーや、大きなラトル音を立てるルアー。「ポコポコ」と不思議な音を立てるルアーなどこれも多様。ビール缶だったり蝉だったりと概ね「ナメとんのか!」と言いたくなる様な外観をしているのも特徴。
ブラックバス釣りで主に使用するが、夜釣りのナマズ狙いにも定番。
文字通りカエル。ピニールがゴムで出来たカエル状のルアー。それに針が一本か二本、上向きについているのが特徴。形状的に非常に根掛りし難いルアーであり。他のルアーでは根掛り必至な場面で登場。基本的には水に浮くのでトップウォーターに分類される。
びっしり水面をハスやヒシモが覆っている場面で、その上をあたかもカエルが歩いているかのようにアクションさせる。さすると、水草の下から魚が「どばしゃ~ん!」と爆発するように喰ってくる。非常にエキサイティングである。この興奮がたまらないと、ルアーはフロッグしかやらないというフロッグ紳士がたまに存在する。
ブラックバス、ライギョ、ナマズで使用。使う時には魚を水草から豪快に引き出せる強いロッドとリール、太い糸が必須。
小魚を模した、細長いルアーをミノーという。一般的にルアーといえばこれが思い浮かぶと思う。
まぁ「小魚食ってるなら、魚っぽいルアーが最強なんじゃね?」とは誰でも思うだろう。
形状、素材、大きさに膨大な種類があり、釣魚によって使い分ける。
大まかにはフローティング(浮く)、サスペンド(水中で静止)、シンキング(沈む)の3種類があり、これも魚の活性によって使い分ける。
リップ(ルアーの下顎に付いている透明な部品)が長いダイビングミノー(ロングビルミノー)というタイプも存在する。逆に、リップがないものの本体の形状でミノーの動きを生み出すリップレスミノーという種類もある。
ただリールを巻くだけではあんまり動かないものが多いので、ただ巻きに合わせてジャーク(ルアーをロッドで引き、急発進と急停止を繰り返させる)、トゥイッチ(ロッドを小刻みに動かして水中で首を振らせる)、ステイ(止める)を組み合わせて魚を誘う。想像力を駆使して魚を誘うので、独特の面白さがある。
イワナからカジキまで、様々な魚が対象になりうる。
1970年代にアメリカでフレッド・ヤングという人が開発したルアー。アメリカのバスフィッシングトーナメントにこれを持ち込んだ選手が優勝。その時、釣ったルアーを秘密にするためにインタビューで「釣ったルアー? リールを巻くだけの奴さ」と惚けたのがクランク(巻く)ベイトという名の由来。ミノーよりも寸詰まりのボディにリップを備え、プルプルお尻を振りながら泳ぐキュートなルアーである。
これも素材は色々。リップの長さによって潜行深度が違う。まったく潜らないものもある。潜行深度が浅い物をシャローランナー、深い物をディープダイバーと呼んだりする。
色々な使い方があるが、倒木や岩場に投げて障害物を交わさせながら巻いてきて、その障害物の中の魚を誘う釣り方(カバークランキング)、水の底のゴツゴツ当てながら巻くやり方(ボトムノック)などがある。根掛りし難いし中層をただ巻いているだけでも釣れる事があるので、投げるものに困ったらとりあえずクランクという人も多い。
概ねバス釣り独特のルアーであると言えるが、マスやナマズも釣れる。
フナみたいな形をしたルアー。エッチな道具ではない。重くて良く飛ぶが水に入れると沈んでしまう。これをぶん投げて、着底しないようにが~っと巻くと、ブルブル震えながら泳ぐ。それを魚がガツンと喰ってくる。そういうルアー。まぁ、浮く奴もあるし、底に当てて使う使い方もあるが。
ラトルと呼ばれる小さな金属球が内蔵されて、ジャラジャラ音がするものも多いが、当然音がしない奴もある。
とにかく緩急をつけて巻くだけなので、初心者に「とりあえずこれ投げて、が~って巻いていれば良いから」と竿ごと渡すのに最適。しかし、根掛り殉職も多いので渡しておいて「どうしてくれるんだ!」と怒らないように。魚が広い範囲に散らばっており、根掛りにくい障害物(水草とか)がある場所に向いている。
また、全金属製のメタルバイブと呼ばれる種類もある。ヒラヒラとしたフォールがバスに強くアピールするルアーで、形状こそバイブレーションだが使い方はメタルジグに近いとも言える。
さらに、シーバスの定番としてメタルバイブにスプーンを組み合わせたような、スピンテールジグと呼ばれるルアーも人気が高い。
肉食魚なら何でも釣れる。特に小さなバイブレーションはどこにでも一つは持って行くと良い。
全長20cm以上くらいのルアーをビッグベイトと呼ぶ。海でGTでも釣る場合にはその限りではない。あくまでバス釣り、シーバス釣りでの話である。ソフト素材のものもあるが一応ここで解説する。
とにかく大きなルアーなので「本当にこんなので釣れるのかよ!」と思うのも当たり前だが、状況によっては物凄く釣れるルアーである。ブラックバスは活性が高すぎると「とりあえず一番目立つものに突撃!」というおばかさんになってしまうらしく、ルアーに向かってこなくなってしまう。そこででかい奴の登場である。とにかくその時喰っている餌よりも目立つルアーでバスの視線を強制的に向けさせるのである。
あと、ブラックバスは「捕食」ではなく「攻撃」の意味でルアーに喰い付くこともあるので、バスが警戒している場面で逆にビッグベイトが効く事もある。この場合はむしろノイジーに近い。
針金を使った「く」の字をしたルアー。アメリカ兵が安全ピンを利用して作ったのが最初といわれている。
くの字の先にくるくる回るブレード、反対側にピロピロスカートに隠された針が付いているという奇怪な姿をしたルアー。なげるとくの字状態のまま立って泳いでくる。その泳ぎ姿の関係上、根掛りしにくいという特徴があり、物凄いカバーの中にも投げ込める。
素人目にはどう考えても釣れそうに無いように見えるのだが、プロアングラーに「一つだけルアーを選ぶとしたら?」と尋ねれば10人中9人が選ぶというほど、実はよく釣れるルアーである。カバーに突撃、中層ただ巻き、リフトアンドフォール、スローロールと多彩な使い方が出来るのがその理由。バス釣り初心者にも強くおすすめできるルアーだ。
概ねバス釣りにしか使わないが、ナマズやライギョ、小型のものはマスにも効く。
なお、フックにソフトルアーを装着してトレーラーとして使うことも多い。これがあるとないとで釣果に驚異的な差が生じることもあるので、見極めが大切。
スピナーベイトのブレードの代わりに水車みたいなものがついており、巻くとこれが水面上に出てシャラシャラと音と水しぶきを立てる。いわゆるトップウォータールアーであり、トップの中では根掛りし難いルアーであるので、水草が軽く水面上にあったり、葦がパラパラ生えている場面で使う。当然、何もしないとほとんど金属なのであっさり沈んでいく。
しかし実は沈めて使う方法もあり、意外に高いアピール力を誇る。普通に巻くと水面まで容易に浮き上がるよう設計されているので、低速で巻くと中層を狙うことができる。
基本的には投げて巻くだけだが、カバーに絡めた方が釣れる。まあ、実は難しいルアーで「バズでは釣った事が無いんだよなぁ」というアングラーは結構多いのである。ただし、メガバス社長の伊東由樹は「サルでも釣れる」と語っており、スピナーベイトに近い立ち位置と評する人もいるようだ。
ブラックバス以外ではナマズ釣りにも使える。スピナーベイトと同様トレーラーにできる。
概ね、ぷよぷよしたルアーはソフトルアーと呼ばれる。別名をワーム。
ミミズみたいな虫みたいな、女の子が見たら悲鳴を上げそうな奴らがこれ。そもそもがミミズとかを模したものだから仕方が無い。塩ビ素材が多かったが、最近では環境に配慮して、水の中で跡形も無くなってしまう「生分解素材」で出来たものも多い。匂いや味がついた物も多い。
物凄く多彩な種類があり、ぶっちゃけ、ここには書き切れない。大きさも10cm以上のものから2mm以下のマイクロワームまであり、使用法は以下に書いた以外にも思いのままに何でも出来る。そのフリーダムなところがワームの大きな魅力である。
対象魚種は肉食魚ならなんでもだが、管理釣り場では使用禁止である事がほとんど。河口湖や芦ノ湖でも禁止されている。
針にそのままワームをセットするだけ。基本的には水に沈むタイプのワームで使用し、ワームがゆっくり沈降してゆくのを利用したり、ちょっとの動きで動くのを利用した微妙なアクションを利用して魚を誘う。魚がやる気のない時に向く。
テキサスシンカーという三角錐状の錘をワームの前にセットする。形状的に根掛りを起こしにくいので、カバーにぶち込んで使う。葦やハスの多いエリアで重宝する。
ワームの下に錘を下げたタイプの仕掛け。糸の長さや錘の重さによっても違うが、概ねワームをあんまり移動させずに、わずかに竿先を震わせてピクピクしている様を演出する。良く釣れて「常に吉が出る」のでツネキチリグとも呼ばれる。人が多く魚が警戒しているような場所では筆頭候補となりやすく、底より少し上の位置で、ひたすらちょこちょこと動かし続けることで、スレたバスをキレさせて口を使わせる、長い根気勝負の釣りだ。
竿先からワームまでの糸のどこかに錘を付けた仕掛け。餌釣りの時にガン玉を打つのと似た形になる。錘が重い場合はキャロライナリグと呼ばれる。浮くワームを使用し、錘を水底に付けたり離したりしながら、その先のワームをふわふわと泳がせて誘う。
ジグヘッドという錘のついた針にワームをセットして使用。ワームを中層で泳がせるような際に使用。
主としてストレートワームの中央付近に、ワームに対して垂直にフックを刺した特異な形状のリグ。通常ノーシンカーでマスバリを用いるが、ジグヘッドを使ったジグヘッドワッキーと呼ばれるスタイルもある。フォールを主力としてテンカラのように「誘う」ことでスレたバスにも良いリグだが、根掛かりしやすい。
ネコとは猫のことではなく、「根こそぎ釣るリグ」(村上晴彦談)のことだにゃ。一見するとワッキーリグと似ているものの、ネコリグはワームに対して並行する方向でフックを刺し、さらにワームの先端に専用のシンカーを埋め込んだリグなんだにゃ。それゆえに潜行速度が速く、ワッキーとは違って根掛かりに強いのにゃ。こちらもふわふわゆらゆらとした「誘い」を重視して使うと良いにゃ。
錘のついた針にラバーのピロピロがたくさん付いている。針には根掛り防止のガードも付いていて、根掛りし難いような構造になっている。
そのままか、ワームやポーク(豚の皮を使ったルアー?みたいなもの)をセットして、葦際やハスの隙間に放り込んで使用。泳がせて使うこともあれば、底を跳ねさせて使うこともある。
主にブラックバスに使用。最近ではスモラバと呼ばれる、かなり小型のラバージグが人気。
糸の周りに毛や、羽を巻いたルアー。概ね羽虫を模しており、大きさも大体虫サイズ(小魚やネズミを模したような例外もある)。浮くものと沈むものがある。
フライタックルと呼ばれる独特な竿とリール、ラインを使う。フライそのものにはほとんど重量がないので、投げる際はフライラインの重さで徐々に繰り出しながら飛ばす。その性質上リールは片軸受けの糸巻きとなっており、実際に巻き上げに使うことはほとんどない。水辺で何度も何度も前後に竿を振っている人がいたら、フライをやっていると思って間違い無い。
日本ではテンカラ釣りという伝統的な毛鉤釣りがあり、のべ竿を使用する。フライフィッシングが流れに任せたナチュラルドリフトを主軸とするのに対し、テンカラ釣りは「誘い」を主軸にした釣りである。そのため、用いられる毛鉤もハックルの動きが出るように作られている。実際にやってみるとわかるが、テンカラはまさに日本向けの釣り方で、流れが速く川幅が狭く木々が覆いかぶさりがちな日本の渓流ではフライタックルを振るスペースも必要もない場合が多く、流れに引っ張られないようにするメンディングの手間が掛かる。逆に欧米の広大な河川ではノベ竿では届かない。同じ毛鉤とはいえ、その土地独自の発展を遂げた結果の差と言えるだろう。
肉食魚ならなんでも釣れるが、概ねヤマメ、イワナ、マスに使用。ブラックバスも大変良く釣れるが、邪道扱いされる事もある。下流域ではハヤ類、ブルーギルなども狙えるが、特にコイは大型ドライフライによく反応し、手軽なビッグゲームが楽しめることから意外と人気が高い。
数は少ないが、海で青物などを狙うフライフィッシャーもいる。その他、アユ釣りやハヤ釣りの方法としても毛鉤釣りが存在する。
ちなみに毛鉤は自作が盛んで、フライフィッシャーのほとんどはフライタイイング(フライを自作すること)の経験があると言っても過言ではないだろう。工夫次第で様々なものを形作ることができ、材料もいろいろなものが使える。渓流釣りが禁漁期となる10月~2月の間のフライフィッシャーの嗜みであるが、中には釣りをそっちのけで年がら年中タイイングに熱中している人もいるとかいないとか。
イカやタコを釣るルアーで、元は日本に昔からある漁具である。
肉食性であるタコやイカは意外にもルアーへの反応が良いことに加え、刺身では最高級とされるアオリイカが防波堤など近場でも狙えるとあって、近年爆発的に種類が充実している。
木製の胴体に鮮やかな網状の布を巻き、すり鉢状にいくつも並んだ針(カンナ)が付くなど
完全にイカとタコを釣るために特化した形状をしているため、魚が釣れるのは非常に稀。
平たく加工した金属に針が付いているルアー。概ねただの延べ棒に色と目が付いただけの見た目をしている。そのまま巻くのではなく、しゃくってヒラヒラとフォールさせるアクションを繰り返して釣るルアー。
重い上に空気抵抗の少ない形状なので、ぶっちぎりの飛距離と沈降速度を誇る。
ほぼ100%海での使用だが、広く深い湖などではごくごく稀にブラックバスでも用いる。
主に海で船から真下にたらし、上下にしゃくって使用するオフショアジギングと、陸から遠投してしゃくりつつ引いてくるショアジギングがある。ブリ、サワラ、マグロなどの大物とのパワーファイトが望める一方で、より手頃なタックルでシーバス、ヒラメ、マダイ、キジハタなどを狙うライトジギング、ライトショアジギングも人気がある。大きさを選べばメバルやカサゴなどの小型の根魚も釣れる。
ジギングは基本的に重い竿を使って重いメタルジグを延々としゃくり続けるため、非常に体力を使う釣りである。筋肉痛には要注意。
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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