ブロッコリー(英:Broccoli)とは、アブラナ目アブラナ科アブラナ属の野菜。つぼみは食用に利用される。
ニコニコ大百科:植物 ブロッコリー |
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分類? | (クロンキスト) フウチョウソウ目アブラナ科アブラナ属 (APG) アブラナ目アブラナ科アブラナ属 |
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学名? | Brassica oleracea var. italica Brassica→キャベツのラテン語古名 oleracea→畑に栽培する italica→イタリアの |
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アブラナ科 Brassicaceae? | ||
このテンプレートについて |
生物学的にはキャベツと同じ種に含まれているが、変種のレベルで異なっている。
ミドリハナヤサイやメハナヤサイの和名もあるが、決して一般的ではない。「ブロッコリー」は、イタリア語の「芽(新芽)」という単語の複数形。
若い緑色のつぼみと太い花茎を食用にする。つぼみは密に無数に生じて全体として球形になるが、その様子はアフロヘアーに喩えられることもある。つぼみなので、当然収穫しないでおくと花が咲く。花はキャベツやアブラナの花とよく似ている。
低温下に置かれたブロッコリーはアントシアニンによって赤紫色を帯びることがあり、色が悪いといわれて商品価値が下がるが、これは通常のものより甘くなっており、色も茹でれば元に戻る。また、常温で放置するとエチレンによって黄色くなってしまうが、こちらは元に戻らない。
ビタミンCを初めとして、豊富なビタミン・ミネラルを含んでいる。主にブロッコリーに含まれているスルフォラファンはがん予防の効果や抗酸化作用などが注目されている。
アクが強いので、普通は加熱調理が必要である。日本では茹でてマヨネーズをつけて食べるのが主である。お弁当の具として定番だが、夏は水分をよく取らないと傷みやすいので注意。茹でると甘味が出るが、茹ですぎると崩れやすくなってしまう。
洋風料理としてはシチューやグラタンの具にし、和風料理では天ぷら・酢の物・すき焼きなどに用いる。茎の皮を剥いてから調理することもある。スプラウト(ブロッコリースプラウト)を食用にすることもある。
栽培の歴史は長く、世界中で様々な品種が作出されてきた。世界的には中国の生産量が最大で、インドがそれに続く。日本には明治初期に持ちこまれたが初めは普及せず、緑黄色野菜の注目と食の洋風化によって1965年頃から急速に普及した。普及はカリフラワーよりも遅かったが、現在はカリフラワーを圧倒している。
埼玉県(特に深谷市)・愛知県・北海道の順に生産量が多く、市町村別では愛知県田原市の生産が日本一。アメリカからの輸入量が多い。
カリフラワーはブロッコリーを改良して作られたものなので、両者はよく似ている。実際に、かつてはカリフラワーと生物学的に全く同種とされていたほどである。性質の違いとしては、一般的にブロッコリーの方がよく伸びる傾向にあるが、その境界は曖昧である。
日光に当てずに育てたのがカリフラワーだと勘違いされているケースがある。多分アスパラガスと印象がかぶっているのだろう。
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最終更新:2024/12/23(月) 09:00
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