長文なので、最後まで読む時間のない方はスルー願います。 日本語の文章といっても実にいろいろですが、「お花畑」的偽善や 「お花畑」軽薄がふんだんに入ったものは非常に訳しにくいです。 英米にだって偽善はあります。 日本の「お花畑」が「泥くさい偽善」としたら、英米の「偽善」は 「スマートな偽善」です(笑) なので、両者の橋渡しをしないといけないプロの翻訳家の方々は 大変な思いをしておられるのではないか?と常々思ってます。 ネットで以下の文章とその英訳をみつけました: 「『丸丸寿司』は、伝統の味を守りながらも、新しい素材や料理にも日々、創造・探求し続けています。真心込めた職人の味をぜひ、ご堪能ください。」 "'Completely sushi' keeps creating and searching for a material and a dish new though it defends the taste of the tradition every day. Please give the taste of the workman who includes sincerity to me skilled by all means." こういうのを「訳してくれ」という要望は知恵袋でもかなり多いです。 欧米生活の経験がある日本人だと、即座に「英訳しない方がいい!」 と判断するでしょう(笑) 日本人が大好きな「伝統」、「守る」、「真心」がここにあります。 それが訳せないと言ってるのではありません。 しかし、誰が英訳しても、どこか変になるのは間違いありません。 (特に、元が変な場合、翻訳では改善できません。 翻訳者が嘘つきである場合を除いては…) 依頼者の偽善に対して、偽善で応えるのが翻訳者であるとも言えます。 翻訳者は偽善者です(笑) 「丸々寿司」が"Completely sushi"になる理由は不明ですが、 細かいことはさておき、 ①「伝統の味を守り」を"defends the taste of the tradition"は、 どんなもんかな?と思います。 ②それから「守りながらも」の「も」を"though"とするのも、 ややぞうっとする感じ、なきにしもあらずではないでしょうか? 本当にプロなのか?と思いますよね。 ③ "creating and searching"も"creativity and researches"と名詞扱い にすれば、もっとスマートになるのでは?とも考えられます。 最後の"every day"はどこにぶら下がってるのかわからない始末です。 "creativity and researches (for new materials) based on tradition" みたいにすれば①の問題もクリアされそうに思うのですが… ④ 最後の文の"give the taste"が「ご堪能」に当たるのでしょうか? "Enjoy to your heart's content"あたりが即座に浮かびますが… "the workman"はこんな場合は普通、chefとかmasterと表現され ないでしょうか? どんなミスでここにgiveが来るのかは不明です。 ⑤ "includes sincerity to me skilled"は何を言ってるのかさっぱり わかりません。 ("me"は打ち間違いでしょう。 "by all means"が「ぜひ」なんでしょうが、これもどこにぶら下がって るのかわからない使い方です。) もし"Enjoy"で始めるなら"Enjoy sushi meticulously prepared/crafted by the first-class master"ぐらいにすればいいのでは?と思うのですが。 日本人好みではないですが、artistもいいかもしれません。 (日本では「アーティスト」は別の人種を指すのに取っておかないと いけないからでしょう。) ここで「真心」は?となるのかもしれませんが、 こんなところで使う「真心」は大体臭い真心です(笑) Sincerityとかloveを持って来ても、with all his heart and soulと しても、英米人は「またかよ、日本流だな」と思うだけでは ないでしょうか? (うちの近くに、Sincérité「サンセリテ」という名前の コインランドリーチェーンがあります! 私は目障りだと思いますが、そこの人たちはシャレてると思ってる のでしょうね。) 質問: ①〜⑤のポイントを中心に、あるいは、全体や他の細部に関して、 識者の方から何らかのコメントをいただければ、大変嬉しいです!

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お付き合いくださり、ありがとうございます。 さすがですね! 「母国語話者にしか分からないメス」はその通りですが、 とっても怖いです。 なので、いつも謙虚でないといけないと思うのですが、 「怖いもの知らず」は大勢いるように見えます(笑) 「丸丸寿司」はまだマシな方で、もっとすごいのがいくらでも ありますよね。 「ワインを作るのにブドウを栽培しない」もその通りですよね! イエス様みたいに水からワインはできません(笑) 「真心」や「愛情」関連も、"with passion"は非常によく見ます。 感覚がまるで違うんですよね! そのあたりを考慮に入れないと、なんだこれ?になりますよね。 「見向きもされない」場合、恥をかかない分、かえって 助かったりします(笑) でも、こんな具体例の分析も面白いですよね!

ThanksImg質問者からのお礼コメント

ありがとうございました! またよろしくお願いします。

お礼日時:10/9 12:22

その他の回答(1件)

1. 日本語特有表現と翻訳の試練 日本語には「伝統」「守る」「真心」といった言葉がふんだんに出てきます。翻訳者にとって、これは一種の心理戦です。「この ‘真心’、どう英語で表現すれば怪しまれずに伝わるのか…」と悩んでいるうちに、いつの間にかコーヒーを3杯も飲んでしまうのが日常です(笑)。特に「お花畑」的な軽薄さや偽善が混じる文章は、英語では直訳すると読者に「またかよ、日本人…」と思わせるリスクがあります。 2. 「伝統の味を守りながらも」の英語化 原文の “defends the taste of the tradition though” は、翻訳者泣かせの典型です。英語では硬すぎて、料理の温かみや職人の愛情が台無しになります。ここは “honors traditional flavors while exploring new ingredients and dishes”とすると、直訳感ゼロで読みやすくなります。翻訳業界では「どうしても直訳したい依頼者」と戦いながら、このような意訳で味付けするのが日常茶飯事です(笑)。 3. 創造・探求は動詞で見せる 「創造・探求」を名詞化すると堅苦しい文章になりますが、料理文脈では動詞中心が生き生きします。“creating and experimenting with new ingredients and dishes”という表現は、読者に「この店は毎日冒険している!」と伝わります。翻訳あるあるですが、依頼者は「名詞にしてほしい」と言いがちですが、ここで逆らわないと、文章がまるで法律文書のようになります(笑)。 4. 真心込めた職人の味をどう表現するか “真心”の英語直訳は大抵臭いです。翻訳者はここで頭を抱えつつも、行為で示す表現を模索します。例えば “meticulously crafted with all the chef’s heart and skill”は、英語圏でも自然に受け入れられます。また、“the workman” は絶対ダメ。「どこの建設現場の人ですか?」となります(笑)。こうして、翻訳者は文化ギャップという泥沼の中で、職人かシェフかアーティストかを瞬時に判断するのです。 5. 最終形の例 上記を踏まえると、自然でかつユーモラスに解釈した英訳は以下のようになります。 > "At Marumaru Sushi, we honor traditional flavors while continuously creating and experimenting with new ingredients and dishes. Please enjoy the sushi, meticulously crafted with all the chef’s heart and skill." ここでポイントは、「直訳しない勇気」と「文化的センス」。翻訳者は依頼者に怒られる覚悟をしつつ、文章を滑らかにするのが常です(笑)。 6. 翻訳業界あるある * 依頼者: 「真心を直訳してほしい」 * 翻訳者: 「はい、でも英語話者は鼻で笑います」 * 依頼者: 「every day はどこに置く?」 * 翻訳者: 「この文章はすでに哲学書ですか?」 こんなやり取りが日常茶飯事です。結局、翻訳は単なる言葉の置き換えではなく、文化とニュアンスの橋渡し。少しユーモアを交えて、依頼者に「これは英語圏でも通じますよ」と伝えるのがプロの腕の見せどころです(笑)。 7. 総合的コメント 日本語の美しい表現を英語に移すとき、直訳ではなく意訳・文脈・文化感覚を考慮することが肝心です。翻訳者は常に依頼者と文化の間で「偽善的調整」を迫られる芸術家でもあります。文法・語順・語感を整えつつ、読者が違和感なく楽しめる文章にする――これが翻訳業界の日常であり、最大の醍醐味でもあります。

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お付き合いいただき、ありがとうございます! マンキ先生に感化され、 「和文英訳の直訳サイト」を作りたい!と思ったのですが、 上手く行きそうにないですね(笑) 「うちの革財布はひとつひとつ手作りで、年季の入った職人技と 愛情に溢れてます。」 こんなのを英訳する場合、何をどうするか?の前に、 英語でもこんなこと普通に言うか? こんな訳し方したら誤解を招いたり、笑われないか? 言いたいことが伝わるか?そもそも、言いたいことは何? 等の疑問が出て来ます。 若い人が書いた「詩」とか「歌詞」はもっとそうです(笑) 「ポチ、ポチ、お前は何がポチのか?」なんて、 "Spotty, Spotty, what did you spot out? Spotty, Spotty, please, stop running about" としたら、とんでもないお叱りを受けました(笑)

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