漢字が苦手な生徒の思考が分からない。塾講師をしていますが、小6の生徒で漢字が苦手な生徒がいます。今まで数多くの『漢字が苦手な生徒』を見てきましたが大体のパターンが ①記憶力が悪く暗記が苦手 ②字が汚く書字のバランスが悪い ③不器用(肩・肘の使い方) ④雰囲気で覚えている ⑤反復や字を書くことを嫌がる 上の5つのどれかが多かったのですが、この生徒は違いました。字は識別できるほどにはキレイに書けていて記憶力も悪いわけではありません。 どのような間違え方をするのかというと、例えば『チームが(とくてん)する』の『得点』を『特天』と書いたり、『(かんらんしゃ)に乗る』の『観覧車』を『感乱者』と書いたりします。 おそらくですが小学校3年生までの漢字を組み合わせて独自に熟語を作り出しているようなイメージです。小3以降の漢字がすっかり消えていて、意味の紐付けもなく音が同じならその漢字だ、と決め打ちしているようです。 (小3以降の漢字を覚えていないのかな?…)と思って小4・小5・小6の漢字を一緒に半年やり続けていますが、改善される気配が一向にありません。これは何が原因なのでしょうか。