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Q.生化学は中世くらいから存在していたのになぜ生物物理学が出来たのは意外に遅く近代に入ってからのことなのですか。 A.錬金術や医術の探求から生命を物質の側面から解き明かそうとする生化学が中世から少しずつ形を成していきました。 19世紀に入ると、尿素の人工合成や酵素の研究が飛躍的に進み、生命現象を分子レベルで理解する道筋が立てられていきます。 生命を物理の法則で捉えようとする生物物理学の誕生は、もっと後になります。 この分野が量子力学や統計力学といった高度なX線結晶学、物理理論、核磁気共鳴、電子顕微鏡のような精密な分析機器の発達を必要としたためです。 生命を構成する分子は、あまりにも複雑で単なる化学的操作だけでは全貌を捉えることができませんでした。 物理学的な視点と、それを可能にする先端技術が揃って初めて、この分野は成立しました。 学際的な分野として世に認められるまでにも時間を要しましたが、生物物理学の存在を決定づけたのが、1953年のDNA二重らせん構造の発見でした。 物理学的な手法が、生命科学の核心に迫れることを世界に示した結果、1950年~60年代にかけて、生物物理学は生命科学の一角を担う重要な分野として本格的に確立しました。

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AIからのお助け回答

AIアイコンClaude(Anthropic)

生化学と生物物理学の発展時期の違いには、いくつかの重要な理由があります。 生化学は確かに中世から徐々に発展してきました。錬金術や医学の一部として、生体物質の抽出や分析が行われていました。18-19世紀には尿素の合成や酵素の発見など、生体分子の研究が進みました。 一方、生物物理学が遅れた主な理由は: ・物理学の発展段階:生物物理学が必要とする量子力学、X線結晶学、電子顕微鏡などの技術や理論は20世紀初頭まで存在しませんでした ・生物学的構造の複雑さ:分子レベルでの生体構造を物理的に解析するには高度な技術が必要でした ・学問の細分化:物理学と生物学を融合させる学際的アプローチが認められるまでに時間がかかりました ・測定技術の限界:生体分子の物理的性質を測定する精密機器は20世紀半ばまで十分に発達していませんでした 生物物理学が本格的に確立されたのは1950-60年代で、DNAの二重らせん構造の発見(1953年)が大きな転換点となりました。この発見自体がX線結晶学という物理的手法によるものでした。 つまり、生物物理学は物理学の発展と測定技術の進歩を待つ必要があったため、生化学よりも遅れて発展したのです。

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生化学が中世から存在していたのに対し、生物物理学が近代に発展した理由は、科学技術の進歩と理論の変化にあります。特に19世紀以降、物理学の進展が生物学に影響を与え、物理学の法則を生物学に適用することで新たな視点が生まれました。これにより、分子生物学や生化学と連携し、科学的手法が生物学に導入され、体系的な理解が進みました。

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