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柴犬 「華」 逝く 2015/NOV/25 断腸の思い

唯一、無条件で私を愛してくれていた「華」が逝きました。
享年16歳4ヶ月でした


最近の華
彼女は自由が好きで、小さな頃から庭だけでは飽き足らず隙あらば脱走を繰り返す子でした。
去年、三半規管系の病気を発症し、まっすぐ歩く事が困難になっており
最近は目も耳も不自由でしたのでまさか脱走するとは・・・
ただ、体力だけはあって散歩に行ってもちゃんとリードでコントロールしないと
あちこちにぶつかったり、溝に転落する危険がある昨今でした。


経緯
11月25日早朝の短い散歩後、私が庭のゲートを閉め忘れた隙に脱走し行方不明に・・
午後、気づいて直ぐに捜索を開始したのですが全く見当たらず・・
近所の公園、溝、やぶ、U字溝、池などを家族総出で陽が落ちるまで、陽が落ちても探し回りましたが
発見できません。
25日中には警察に届け、26日朝には保険所にも届けましたが手がかり無し。

結局、近くの池で26日の11時ごろに溺死しているのを次女が発見しました。
その池は散歩の道沿いにあり、いつも彼女が落ちかけてはリードで抑える必要のある場所でした。
脱走後に何度も、何度も、何度も、見に行ったのですが、私には見つけてあげることができませんでした。
最後は「華」らしい死に方でしたと言いたいのですが、彼女の死の責任はゲートを閉め忘れた私にあります。
余生を全うさせてあげられなかった後悔で胸が締め付けられる思いです。


私の心の中の鬼

私の心のなかには中には鬼がいました。
目も耳も不自由でまっすぐ歩けなくなった華、下の始末もだいぶゆるくなって失敗も何度かありました。
早く死んでくれればと、全く思わなかったかといえば嘘になります。


華の感性
番犬も、私の散歩の相手も出来なくなって、ひょっとしたら申し訳なく思っていたのかもしれません。
私の鬼を察して華は自死したのではないか・・・
死の1週間ぐらい前から夜寝る前に玄関のたたきでさみしそうにうなだれている姿を何度も見ました。
そして玄関を開けるたびに脱出しようとしてました。
それが不憫でなりません。



金属環
これは最後に華がしていたハーネスの金属の環です。
歩数計につけてこれからも私と一緒に歩き続けてほしいと考えてこのようにしました。
いつも一緒でしたから・・・・      

最後に
楽しくて面白いブログを!と思っていつも記事をアップしていました、華の死をアップするかどうか迷いましたが
「登山と犬とサッカー」がお題目ですのできちんとお知らせしようと・・・

華の死は私に色々な事を考えさせてくれました。
仮に私が生きていても、社会や家族になんらの貢献も出来なくなったら
華と同じようにとっとといなくなりたい、飯喰って糞たれているだけの人生はつまらないでしょうし
誰かの役にたつ!その気概を持って今後の人生を歩いていければ・・・

コメント

No title

華ちゃん とても残念です
心よりご冥福をお祈り致します

No title

madonnaさん、ありがとうございます。
天寿を全うさせてあげられなかったという悔いは残ると思います。
申し訳ない思いでいっぱいです。
ペットロスという言葉がありますがたぶんそれかな・・・

No title

ほりさん、ありがとうございます。
きっと天国で自由を満喫していると思います。

No title

山賊さん、ありがとうございます。
華は冬山に何度も一緒に登った仲間です。プロファイルの写真は真冬の蛇峠山に行った時の写真です。
懐かしいです。

No title

華ちゃんのご冥福をお祈りいたします
やりきれないでしょうね、今は。
「誰かの役にたつ」という気持ち、大切だと思います

No title

おじPさん、ありがとうございます。
このブログを書いている最中にも思い出して涙が出てきました。
時薬(ときぐすり)と言いますが少し時が過ぎれば・・・

No title

華ちゃんに初めて会った頃私を警戒し何度か噛みつかれました。一緒に山に登っている時も、帰りの車中で自分から絶対に私の膝の上に来なかった華ちゃんでしたが、あるとき私の膝の上にきて寝てしまった時の感激を昨日のことのように思い出されます。私が思うには最近の華ちゃんは、いよいよダメだと覚悟を決めて自分の終わり方を探していたのではないでしょうか。そして自分で終焉できたことを天国で大ちゃんに感謝していると思います。
合掌。

No title

華ちゃんは、本当に大切な家族でしたね。
だいちゃんが、今、どんなに悲しく辛い思いをしているか想像すると、何と言っていいかわかりません。
今は、華ちゃんのことを思ってあげてください。悲しんでください。そして、少しずつ心の痛みが消えて、良い思い出で満たされる日がくるよう祈っています。

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e13*27さん、ありがとうございます。
家族以外でわずかになついたのはe13*27さんでしたので思いで深いものがあります。

若しおっしゃるとおりなら私もいつかそのようになったら華と同じように消え去りたいです。

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眠り猫さん、ありがとうございます。
良い思い出ばかりですのでなおさら辛いですね。
時間が早く過ぎてくれればいいと思っています。
ペットロスなんてだいちゃんには、にあいませんし・・・・

No title

この記事を今日の昼休みに読みました。
会社で泣きました。


我が家にいた 「ぽっち」 も
やっとの思いで流動食を食べて
やっとの思いで排泄させてあげていました。
互いの側に 居てくれるだけで、居ていられるだけで 幸せでした。


犬も楽しいことが大好き。
動物は自殺しませんから。


華ちゃんのご冥福をお祈りいたします。

No title

としちゃん。。さん、ありがとうございます。
としちゃんさんと「ぽっち」の記事は真剣に読ませていただいていました。
私もいつか来る日だと覚悟はしていたつもりでしたがまさか自分のミスで突然の別れになるとは思いませんでした。

>互いの側に 居てくれるだけで・・・
全く同じ考えです。
番犬でなくても、散歩の相手が出来なくても、少しでも長く一緒にいたかったです。

No title

このたびは、心よりお悔やみ申し上げます。

とても辛い出来事があったのですね。
こちらまで悲しい気持ちになってしまいます。
実は私にも似たようなことが過去にありまして、もう20年くらい昔の事ですが、飼っていた老齢になる犬を母が散歩に連れ出した際、ちょっと目を離した隙に川に落ちて流されてしまって、救い出すことが出来ずにそのまま行方不明となってしまったことがあります。
その犬は口の周りに白髪が目立つ当時14歳程度のおばあちゃん犬でして、脚も弱っていた為に泳ぐことも出来ず、母の見ている前で流されたのです。
母はかなりショックだったようです。

こういう事があると、あの時ああしてあげればよかったとか、そのような後悔の念ばかりが沸き上がってきました。
立ち直るのに時間が必要でしたね・・・

華ちゃんのご冥福をお祈りしますと同時に、だいちゃんが早く元気になられますように・・・

No title

みにゃんさん、ありがとうございます。
天寿を全うしてくれれば少しは救われたのですが私のミスでしたので・・

ただ私は現実主義者ですのでこのことに拘泥しては前に進めない事も理屈では判っているつもりです。
なるべくいつものペースで過ごすようにしています。 なるべく・・

No title

遅ればせながら、華ちゃんのご冥福をお祈りいたします。
ちょっと・・もうビックリです。

No title

ゆうゆうさん、ありがとうございます。
近場の低山には積雪時によく一緒に登りましたのでそれが懐かしいです。
少しでも長くと思っていたのですが私のミスで・・・
それでも前を向くしかないので

No title

生きとし生けるものいつか命絶えます。犬も人も・・・。華ちゃんは逝きましたけど、だいちゃんさんの記憶にい生きてますよね。私もたった一人でいいんでその人・物の記憶に残りたいですね。ご冥福をお祈りいたします。

No title

ジャンさん、ありがとうございます。
そうですね私の記憶の中にずーっと生きています。
でもせつないですね・・

No title

先日、かわいがっていた猫を亡くし、ふとこの記事をまた読みたくなりました。

今、この時のだいちゃんの悲痛な気持ちが改めてよくわかります。
自分はまだまだこの苦しみから抜け出せないでいますが、だいちゃんは癒えましたか?
時と共に悲しみが薄れゆくのはわかってますが、それまでが辛い!

No title

みにゃんさんへ
私との違いは年齢でしょうか、年をとると色んな経験をしています。
私は既に父を送りましたし、辛い別れも、挫折もそれなりに経験してきました。
だからと言って「華」を逝かせた悲しみに慣れているかというとそういう訳ではありません。
SMAPではありませんが「前を向いて進む」しかないと思っています。
今でも朝起きると階段の下で尻尾をふる「華」がいない事にため息がでます。
時が過ぎるという「薬」が効くのを待つしかないです。 ガンバレ!

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プロフィール

だいちゃんと銀次郎

Author:だいちゃんと銀次郎
飼い犬の「華」 の散歩係がこうじて
ただ歩くだけでは面白くなくなり
35年前に登った屋久島(宮之浦岳)に登る
ことを決意!2006年5月宮之浦岳に再登頂を果たした。
その後、勢いがついて簡単な冬山にも挑戦しています。
GPSやカシミール-3D,Google-Earthを使い
ほんの少しの失敗談を加味して登山記録をupしています。
写真は全くのど素人、山野草の名前はほぼわかりません。

サッカーは学生時代にやってました
日本リーグ時代からのファンで
2006年W/Cドイツ大会、2012年のロンドンオリンピック
にも応援に行きました。
もうあと1回ワールドカップに行きたいです。

先代の柴犬「華」は2015年11月に逝きましたが
2代目「銀次郎」を新しい散歩係として頑張っています。
2014年末に右ひざ半月板を損傷しそのリハビリの経験も・・